失敗が怖いASDタイプの子の癇癪を落ち着かせる!安心を取り戻す声かけ

失敗すると「できない!」と怒るASDタイプの子どもの対応に手を焼いていませんか?実は強い不安や完璧主義が関係しています。この記事では、思い通りにいかないと癇癪になる理由と、安心して落ち着けるようになる声かけのポイントをご紹介します。

ASDキッズが上手にできないと癇癪になる理由

子どもが、上手にできない瞬間に
「できない!!」と癇癪を起こす

そんな経験はありませんか?

わが家の息子(小2)もそうでした。

・靴ひもが結べない
・チャックが固くて上がらない
・普段ならできることがうまくいかない

そんな「小さな失敗」で怒りが爆発します。

「貸して、お母さんがやるよ」と言っても、

「やらないで!この靴が悪い!」
「お母さんのせいでできなかった!」
と30分以上荒れることもありました。

本当は、
「できると思っていたのにできなかった」悔しさ
「自分はダメだ」と感じる怖さ
「お母さんに見られている」恥ずかしさ

そんな気持ちが一気にあふれていたのだと思います。

ASD(自閉症スペクトラム)タイプの子には

・完璧主義になりやすい
・ 0か100かで考えやすい
・予想外の出来事が強いストレスになる

という傾向があります。 だからこそ
「できた=安心」 「失敗=自分はダメ」 と極端に感じやすく、

失敗のショックが癇癪という形で出てしまうのです。

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不安や完璧主義を放置するとどうなる?

些細なことで怒り出す息子に、私も最初は

「なんでそんなことで怒るの?」
「できないなら“やって”って言えばいいのに」

と感じていました。

私が何か言うとと余計に酷くなる息子にイライラし、

「そんなことで怒らないでよ!」
「勝手にすれば?」

突き放してしまうこともありました。

ですが、不安や完璧主義を放置すると、

・失敗がどんどん怖くなる
・挑戦しなくなる
・癇癪が増える
・自信がなくなる

という悪循環に入ってしまいます。

その結果、確実にできることしかやらなくなったり、些細なことでもすぐ癇癪を起こすようになってしまいます。

癇癪は“わがまま”ではなく、「失敗が怖い」というSOSなのです。

ASDタイプの子の癇癪で、やってしまいがちな対応があります。

・すぐ正論で説明する
・「そんなことで怒らない」と否定する
・すぐ手伝ってしまう
・突き放す

すべて私がやってしまっていた対応でした。

ですが、怒りの最中は「感情の脳」が優位になっています。その状態では理屈や正論は届きません。

まずは安心を取り戻すことが先でした。

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ASDキッズの癇癪を減らす声かけ4ステップ

私が変えたのは、「できた時だけ褒める」ことをやめたことです。

やり始め・途中を肯定する

「宿題やってるね」
「2問できたね」

何かをやり始めた時、やっている最中に声をかけていきました

結果ではなく、やろうとしたこと(挑戦したこと)ややる過程を認める声かけをしました。

これにより、失敗への恐怖がやわらぎます。

失敗した時は“挑戦”を認める

「靴ひも結ぼうとしたんだね」
「難しかったね」

失敗してしまった時は“できなかったこと”ではなく “やろうとしたこと”を肯定します。

失敗した直後は、不安で感情の脳が優位になっているので、アドバイスはまだ言いません。

癇癪中は待つ

何も言わず、落ち着くまで待ちます

息子の場合、これが一番効果的でした。

落ち着いてから選択肢を渡す

子どもが落ち着いてから声をかけると、子どもにきちんと伝わる場合が多くなります。

この時、「こうやった方がいいんじゃない?」というアドバイスよりも

「お母さんがやろうか?」
「自分でやってみる?」

のように本人に選んでもらう声かけは、
子どもが次の行動へ切り替えやすくなる
のでお勧めです。

失敗しても大丈夫と思えるようになった変化

我が家では当初、癇癪中は落ち着くまで待ってから声をかけることしかしていませんでしたが、それでも2週間ほどで変化が見られました。

いきなり癇癪がなくなるわけではありません。

それでも、「あれ?今日は少し短かったかも」「今までより早く切り替えれた

そんな小さな変化から始まりました。

そこから普段もできた時以外の声かけや挑戦を認める声かけを増やし、対応を続けていきました。

すると
もう一度やってみようとする

「手伝って」と言える

自分の気持ちを言葉にする

そんな姿が増えていきました。

癇癪は子どもからの「SOS」です。そして同時に「自分を立て直す力」を育てるチャンスかもしれません。

「失敗しても大丈夫」この感覚は、“できた”からではなく、挑戦を認めてもらえた”経験の積み重ねで育ちます。

今日うまくいかなくても大丈夫。まずは一つ、挑戦を認める声かけから始めてみてくださいね。

執筆者:吉澤ゆうこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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