オンラインゲーム中の暴言や衝動的な行動を子どもが「自分で」止められるようになる、親のかかわり方

子どものオンラインゲームをしている様子を見て、暴言や言葉づかいの悪さにビックリすることはありませんか?ママが無理に制止しても、暴言は止められません。ゲーム中でも、子どもが自分自身で暴言を止めていく経験を積んでいきましょう!

暴言や衝動的な行動がつい出てしまうゲーム中の子ども

いつの時代も、ゲームとのかかわり方について、親子でバトルになるというのは聞く話ではありますが、この令和の時代、オンラインゲームをパソコンがなくとも、子どもが気軽にできるようになったというのは、大きな変化ではないでしょうか。

子どもたち同士の交流の場として定着しており、わが家の小6の息子も毎日のように友達とオンラインゲームをしています。

わが家では、ゲームはリビングでやることをルールとしているので、ゲーム中の様子を見ることができるのですが、ヒートアップしてくると、一緒にやっている友達に対し「おまえ!何やってんだよ!」ときつい口調になっていきます。

うまくいかないことがあると、座ってるソファをガンっと叩いたり、つけてるヘッドフォンを叩きつけたりもします。

そんな行為が長引くわけではないのですが、見ていて決して気分がいいものではありません。

もう少し穏やかにゲームしてほしいなぁ…と思って見ていました。

ゲームとなるとつい暴言が止められなくなる理由

ゲーム、とくにバトル系のオンラインゲームをしているときの脳は、ストッパーが効かない状態になっています。

注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんであれば、特性として衝動性が高い傾向があり、尚更、ストッパーが効きにくい状態になります。

思ったこと、感じたことをそのまま口に出してしまうので、相手を傷つけたり、トラブルになってしまうことも多くあります。

また、思春期の子どもの脳は「扁桃体」という感情をつかさどる部分が、活発に活動する時期でもあります。

ただでさえ活発に活動しているところに、ゲームで興奮状態になることで、余計にカッとなりやすいのです。

大人になるまでに自己コントロールができるようになりたい

ゲーム中とはいえ、やはり暴言を吐いたり、物を投げつけたりするのではなく、自分の行動を自己コントロールできるようにならないと、大人になってから困ってしまいます。

仕事でうまくいかないことが起きるたびに、暴言を吐いていたら、人間関係もうまくいかなくなっていきます。

脳機能的には、大体、小学校高学年くらいになってできるようになっていく部分なので、大人になる前に、自己コントロールを身につけさせたいですよね。

そのためには「自分で」コントロールできた!「自分で」切り替えることができた!という成功体験を、今のうちにたくさん積んでいきたいのです。

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ゲーム中の暴言を自分で止められるようになるには

ゲーム中の暴言を子どもが自分で止めていくために、3ステップで進んでいきます!

子どもに伝える

子どもがゲーム中に暴言を吐いたり、大声を出しているということを、本人が認識していない場合が多いと思うので、あくまで「ママの気持ち」として、

「ちょっと大きい声でビックリした」
「言葉が強くてちょっとこわいな」

などと伝えます。

話し合う

ママの思いを伝えた上で、暴言を言ったり、イラっとして物にあたりそうになったときに、どうしたら自分で止められるかな?と話し合っておきます。

「うるさい!」「静かに!」と親が子どもを抑えさせるのではなく、子どもが自分で止めていけるようになりたいのです。

指示を決める

わが家の場合、ゲーム中に話しかけられるのはイヤだということで、ホワイトボードで問題の行動を気づかせる作戦にしました。

子どもがヒートアップしてきたら、ホワイトボードで私の気持ちを伝えます。

「こわいよ~~~」
「(コントローラー)投げたらこわれるよ~」

最初はホワイトボードをちらっと見て、とくに反応をしていなかったのですが、次第に手で「ごめん!」のジェスチャーをするようになっていき、少しずつ大声を出すことも、苛立ちを露わにすることも減っていきました。

たまに「うおっ・・・静かにしまーす・・」と大声で何かを言おうとして、自分で気づいてやめることもできるようになりました。

自分で抑えることができたら、にこっと「いいね!」のサインを送っていきましょうね!

ママが上手に指示を送ることで、子どもは成功体験を積むことができ、自己コントロールの力を身につけることができます!

お子さんにぴったりの指示を見つけてくださいね^ ^

執筆者:津森あかね
(New Mammyアンバサダー★★)

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