▼この記事で解説している動画はこちら▼
新学期は癇癪がひどくなる…毎年くり返していませんか?
新学期になると「ママと離れたくない…」「園に行きたくない…」と不安が強くなって、朝からなかなか動けない。
園では頑張れていたのに、家に帰った途端に「イヤ!!」「ママやって!!」と癇癪が爆発してしまう。
何度声をかけても落ち着かず、ママもイライラしてしまう。
こんな悩み、新学期が近づくたびに抱えていませんか?
先日、年長の女の子のママTさんからメールで相談を受けました。
「4月から年長になる娘のことで相談があります。毎年、新しい学年になると、おうちでの癇癪がとてもひどくなります。今までできていたことも、できなくなってしまって…。園では大丈夫なのに、家では癇癪が爆発してしまい、もう手に負えなくなります。新学期のこの状態から、親子で卒業したいです。」
Tさん、ご相談ありがとうございます。
こうなってしまうお子さんは、脳の“見通しを立てる力”がまだ育っていないことが多いんです。
特に、ママから見て、
- ちょっと繊細な傾向を持ってそう
- 新しい環境が苦手だなと思う
- 癇癪が週に何度もある
そんなお子さんは、脳の使い方に特性があると思って、早く対応してあげましょう。
まずは、おうち癇癪=問題行動ではなく、脳がいっぱいいっぱいのサインとして、今すぐ関わり方を変えていきましょう!
ここを知らずに関わってしまうと、新学期のたびに同じことを繰り返してしまう可能性があります。
怒らない脳を育てる!
\幼児期からの/アンガーマネジメント
▼▼無料メール講座の登録はこちらから▼▼
新学期の癇癪が増える理由は性格ではなく脳の不安
新学期に癇癪がひどくなる理由は、“脳の仕組み”が原因です。
新学期になると不安で動けなくなる子は、脳の中で
新しい環境=こわい
いつもと違う=どうしていいかわからない
と変換しています。
脳は「先が見えないこと」や「どうなるかわからないこと」に対してとても強い不安を感じるんです。
特に、繊細な気質や自閉症スペクトラム傾向のあるお子さんは
- 環境の変化にとても敏感
- 先の見通しが立たないと不安になる
- 自分の疲れや感情に気づきにくい
- うまく言葉にできない
という特徴があります。
だから外ではがんばれていても、おうちに帰った瞬間に不安があふれて癇癪として出てしまうんです。
これは、わがままでもなく、困らせたいわけでもなく「どうしていいかわからない」という脳のサイン。
そしてこのタイプのお子さんほど、「ちょっと人見知りが強いかな」「だけどそのうち慣れるよね」と園でも家でも見過ごされてしまうことが多いんです。
この状態をそのままにしてしまうと、新学期のたびに繰り返してしまいますので、まだ幼児さんだから…小学校低学年だから…といって、放っておくことはお勧めしません。
新学期の癇癧をくり返す前に関わりを変える理由
新学期でも朝から癇癪ゼロで“いってらっしゃい”で始まる毎日を、取り戻したくないですか?
「ママと離れたくない…」と泣いていた子が安心して一歩踏み出せるようになり、バスにもスムーズに乗れて、教室でも落ち着いて過ごせる。
そしておうちに帰ってきたあとも癇癪ではなく「今日ね、こんなことがあったよ」ってお話ししてくれる時間に変わる。
ママも怒ることや自己嫌悪で苦しくなる夜がなくなって「今日もワタシよくがんばった」って心から思える毎日になる。
そんな新学期を過ごせたら、すごく嬉しくないですか?
春休みのたった2週間の関わり方を変えるだけで、その後が大きく変わります。
新学期、見えない疲れで爆発!
\イライラを手放すヒント満載/
環境変化を乗り切るための本
↓↓↓

新学期の癇癪は春休みで変わる3つの関わり方
ここからは、新学期になると癇癪が増えてしまうお子さんの“脳のストレス状態”をやわらげる関わり方をお伝えします。
見通しを立てて話してあげましょう
環境の変化が苦手なお子さんは「どうなるか分からないこと」が一番不安です。
だからこそ新学期が始まる前に“先に体験させてあげる”ことがとても大切です。
例えば新しい教室では、
- どこにタオルをかけるのか
- カバンはどこに置くのか
- お道具箱はどこか
- トイレや手洗いの場所
- 靴箱の位置
- どんな1日の流れになるのか
こういったことを事前に見せる・話すだけで脳の不安はグッと減ります。
私の生徒さんである、年中さんのKくんママは、4月になる前に園にお願いして、「ここが新しいクラスだよ」「ここにカバン置くんだって」と何度か一緒に確認しました。
新学期当日、それまでは泣いて登園していたKくんが、自分からスッと教室に入れるようになったんです。
帰宅後の楽しみを先に作っておく
繊細で新学期の癇癪が強くなるタイプのお子さんは「楽しみ」がちゃんと見えないとがんばれません。
そして実は、帰ってからおやつを用意してもそこまでたどり着く前に癇癪になることが多いんです。
だからこそポイントは出発前に未来を見せること。
「帰ってきたらこれ食べようね」と言葉だけではなく可愛いお皿におやつを準備して見せてから出発する。
これがポイントです。
私の生徒さんである、年中さんのSちゃんママは朝の時点でお気に入りのお皿におやつをセットして「帰ったらこれ食べようね!」と見せてから送り出すことにしました。
すると今まで帰宅後すぐ癇癪が起きていたSちゃんが、帰る時から「今日はあのおやつ食べるんだよね」と癇癪にならずに帰宅できる日が増えていきました。
新しい環境の変化で癇癪が増えるタイプの子は声かけよりも、帰宅後の楽しみを先に作っておく方が効きます。
ジェスチャーで安心を届ける
繊細で不安が強いタイプのお子さんは“言葉よりも視覚”で安心する力が強いです。
だからこそ
- できてるよのグーサイン
- 指で〇をつくってオッケーサイン
- 両腕で大きく〇を作るオッケーサイン
といった目で見てわかるサインをたくさん使うことが効果的です。
これは園の先生にも共有して、日中も同じように関わってもらえると「ちゃんとできてる」という安心が積み重なり、脳のストレスがグッと減っていきます。
私の生徒さんである年長さんKちゃんママは、新学期の朝は不安で必ず固まっていましたKちゃんに対して、先生とママで「グーサイン」を決めて「できてるよ」の合図を送り続けました。
すると少しずつ表情が緩んで、自分から動ける場面がどんどん増えていったんです。
なぜならば、子どもは言葉の中身よりも先に非言語情報を処理するから。
いいね!の声かけの前にジェスチャーを使ってみてくださいね。
新学期の癇癪は変えられる親子の毎日が変わる関わり方
新学期の癇癪は、わがままでも性格でもなく、「どうしていいかわからない」という脳からのサインです。
だからこそ大切なのは、 無理にやめさせることではなく、
- 見通しを立てて話す
- 帰宅後の楽しみを先に作っておく
- ジェスチャーで安心を届ける
このような関わりで、脳が安心できる状態をつくってあげること。
これは、ママの関わり方で作ることができます。
癇癪が落ち着いたあとから子どもの発達は一気に加速していきます。
だからこそ“ママの余裕”と“子どもの発達”この2つを同時に叶えていきましょう。
\親子で”怒らない脳”を育てる/
関連動画はこちらから
↓↓↓
執筆者:桜井ともこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)




