テスト前、副教科まで手が回らない中学生
中学生活が始まり、定期テストのある生活がスタートしましたね。
中間テストが終わり、主要5教科の勉強方法は分かってきたかもしれませんが、学期末テストには副教科のテストも含まれてくる学校も多いと思います。
5教科でいっぱいいっぱい。副教科は後回し、もしくはやらなくていいや…と思っている子もいるのではないでしょうか?
我が家には、発達凸凹っ子、中学生がおります。
先の見通しを立てるのが苦手で、たくさんやることがあると、優先順位はつけるのですが、臨機応変に対応できません。
主要5教科は、これとこれをやってと、計画は立てるのですが、副教科への意識が低いため、教科書やファイルは学校に置きっぱなしの状態。
テスト前の週末なのに、持って帰ってくるのを忘れた!と学校に取りにいく、友達にプリントを写メしてもらって送ってもらうこともあり、テストを受ける前から心配事が絶えませんでした。
このまま子どもに任せて大丈夫なのか?私ができることはないのか?悩んでました。
副教科に多くの時間は使うことはできないのが現状です。このまま何もしないで諦めてほしくないとモヤモヤしてました。
なんで副教科も勉強しないといけないの?
住んでいる地域によって異なるかもしれませんが、副教科も主要5科目(国語・数学・英語・理科・社会)同様、高校受験に大事な内申の評価に入るところが多いです。
副教科(体育・美術・音楽・技術家庭科)と授業中にある実技も評価対象ですが、定期テスト中に行われる筆記試験も評価対象になります。
評価の割合は教科によっても異なりますが、体育などは、運動が苦手な子でも筆記試験が良ければ良い評価をしてくれる場合もあります。
中学3年生になって、受験を意識し出した時に、もっと副教科も頑張っておけば良かったと後悔しないためにも、諦めずに取り組んだ方がいいのです。
副教科では、実生活に関連した知識も学べます。今の時代に大事な知識がたくさん詰まっています。
興味関心のあることを見つけて子どもの得意を見つけられます。得意な分野から勉強へのやる気に繋げることができます。
副教科は、親子で楽しみながら乗り切ろう!
副教科は、実生活に関連した内容が多いため、ママも勉強しやすい教科です。
最初から自分でスケジュールを組んで進められない中学生には、スモールステップでテスト対策しましょう。
ここで、我が家で行ったことをご紹介しますね。
ママの興味関心でやる気アップ
家族を巻き込み、リビングで一緒にやろうと誘ってみましょう。
親子で副教科のテスト範囲を確認します。そこで、ママが、「こんなことやっているんだ!ママ知らないことたくさんあるわぁ〜。すごい勉強になるね!」など興味を示します。
息子はママも知らないことを勉強していると感じるので、子どもの方が優位にたった気持ちになり、やる気がアップします。
会話しながら一緒に勉強
プリントなどの教材を使い、短い時間で区切って、知識をインプットしましょう。
「これこの間ニュースでやっていたね」
「この音楽家って、何時代の人?こんなに前に生きていた人なんだね」
など、関連づける会話を通じて、より記憶の定着をはかりましょう。
身体を動かしながらアウトプット
体育などは、身体を動かしながら知識をアウトプットしましょう。
息子のテスト範囲に、ラジオ体操の順番と体操の名前を覚えるというのがありました。体操は知っていても、名前まで覚えていません。
身体を動かしながら、ママが体操の名前を声に出してあげたりクイズ形式で、「これはなんていう名前でしょうか?」と楽しんで勉強ができます。
「ヒント、最初の文字は、”あ”で始まります」
「正解!いい調子だね!」
正解したときは、たっぷり褒めましょう。褒められると、子どもの自信にも繋がります。
ママが分からないことは、子どもに教えてもらったり、ノリノリで進められます。
テストで結果がついてくると、子どもは自分で考えて勉強するようになりました。
授業で配られているプリントの書き込みを最初からオレンジペンで書いてくるようになったのです。オレンジペンで書いてあると、マーカーを引く作業が減り、赤シートで見えなくなり時間短縮になります。
「次は、もう自分でやるから大丈夫」という声が聞こえてきそうです。
副教科のテストは捨てさせないで、親子で楽しんで勉強をする。ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:池田 さちえ
(New Mammyアンバサダー★★)
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