不登校、メディア漬け、生活荒れ放題の繊細さんと発達凸凹くんにも「メモトレ」って使えるの?
わが家には小学5年生の、繊細さんの姉と自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーンの弟の双子がいます。
二人とも不登校。
二人は不登校になってから、YouTubeとテレビ漬け。
朝から寝るまで一人に1台ずつあるタブレットでYouTube。
テレビは1台しかないのでテレビの取り合いで二人はケンカ。
勉強はしない、運動もしない。
発達凸凹の息子にいたっては、食事もYouTubeを見ながらで、お風呂、歯磨き、寝る時間もメディアに支配されて進まない。
息子は頻繁な癇癪とパニック、娘は夜寝つきが悪くなり、精神的に不安定で時々荒れ狂う。
New Mammyアカデミーでは、子どもの自立を促すツール「メモトレ」を実践しています。
「朝メモ」、「夜メモ」があり、それぞれ、朝、学校に出発するまでの段取り、夜、寝るまでの段取りを書いておきます。それをよいタイミングで子どもに渡すものです。
▼「メモトレ」についてはコチラ
脳の発達がグンと加速する!発達凸凹中学生が「考えて行動するルート」を作るマル秘ツール大公開!
このメモトレは基礎講座のレクチャーですでに習っていました。
しかし、「メモトレは学校に行っている子が使うんじゃないの?生活のぐちゃぐちゃのこの子たちに使えるの?」と思い、「メモトレ」に挑戦することができずにいました。
メディア漬けの子どもに親のイライラと怒号が止まらない!殺伐とした家庭の雰囲気を何とかして!
メディア漬けの子どもの姿に私はいつもイライラしていました。
お父さんもキレて怒号が飛ぶことがしばしば。
すると息子は癇癪。お父さんはますます怒る。二人はどんどんヒートアップ。
お父さんが息子に手が出てしまうこともあり、家庭のムードは最悪…。
そんなある夜お父さんが1日中メディア漬けの子ども達に大爆発!
「19時になったらメディアは終了!〇〇ちゃんから(息子の児童精神の先生)寝る3時間前にはやめるように言われてるんだ!19時にやめれないならWi‐Fiをやめる!」
「そんなことやめてよ!」泣き叫んで癇癪を起こす息子。
「虐待だ!勝手だ!」とくってかかる娘。
お父さんの一方的な禁止に強い反抗、反発を示す双子。
お父さんの「19時にやめれないならWi‐Fiをやめる!」という脅し文句に、本当にWi-Fiをやめて、YouTubeが見れない状況になったら、双子はどうなるのか…?
親子の対立でさらに家庭内が荒れるのでは…という危機感を感じました。
もっと穏やかに夜にメディアをやめる方法はないだろうか?と考えました。
「そうだ、夜メモ!!」がママを動かすひらめきに
「そうだ!夜メモが使えるかも!」とひらめきました。
夜中に、夜メモの例を参考に、夕食から寝るまでのスケジュールを作りました。
息子のお薬の時間、お風呂の時間、自由時間を入れました。
息子は、テレビのHDDに「番組の消去と保存」をしなくてはならないこだわりがあります。
私にとっては不可解な行動で、私のイライラの種の一つです。
ここはあえて、夜メモを受け入れてもらうために、子どもがこだわっていることもスケジュール組み込みました。
その作業を19時にして、メディア終了。
19時からは「家族の時間」にしました。
翌朝、家族に「夜メモ」を渡してみました。
「パパもママも19時にメディアをやめるから、19時からは家族の時間にしよう。トランプやUNOをしたら?」とご褒美を提案しました。
息子には「〇〇くんの『番組の消去と保存』の時間も入れたよ。」と伝えました。
強い抵抗にあうかと思ったら、子どもたちは「夜メモ」をあっさり受け入れて、むしろ私が驚きました。
夜メモが親子でメディアをやめる決断と家族の時間を創る
息子は「夜メモ」を見ながら、「19時までは何を見ようかな?15分前になったらテレビにしようかな?」と自分で考えて決めようとします。
その夜は、家族全員が19時にメディア終了!
子ども達と用意していたトランプでおおいに盛り上がって遊びました。
久しぶりに寝るまでメディアなし。
子ども達とトランプでコミュニケーションもとれました。
夜の家族時間ができてから、息子の素直さが増し、娘の寝つきの悪さやメンタルの不安定さも軽減。
不登校後、荒れ放題の子どもたちに、白けたムード、キレ気味だったお父さんも穏やかになりました。
「みんなと一緒に話す時間ができて嬉しい」と言うようになりました。
私の笑顔、褒めるタイミングも増えました。
その後も19時頃になると子どもたちは自分でメディアをやめるようになりました。
私も何より家族との会話、コミュニケーションの時間が増えたことが嬉しいです。
夜メモが子どもの考える力を伸ばし、子どもを信じるスイッチに
メモトレは、親の考えを押し付けるものではないとわかりました。
子どもの考えるチカラと行動を引き出すスイッチ。
なぜ、スイッチが入ったのか? メディアの代わりとなる家族と楽しむ時間を作ったこと、息子のこだわりの作業もスケジュールに組み込んだこと、だと思います。
「夜メモ」のスケジュールで実際に動いてみると、調整した方がいいところも出てきます。
現在子どもたちは、自分が動きやすいように、誰に指示されなくても自分で考えてスケジュールを修正しています。
息子はあんなに入らなかったお風呂の時間を変えて、一人でサッサと入るようになりました。
娘は自由時間に工作や漢字ドリルに取り組むようになりました。
私は19時より遅れても、「たぶんやめるだろうな」と子どもを信じられるようになりました。
メモトレは、ママが子どもを信じられるスイッチにもなるのです。
執筆者:川上陽子
(New Mammyアンバサダー★)
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