発達障害の子どもへの理解がないパパが、「理解あるパパ」に変身する方法

ママが発達障害の子どもに「否定<肯定」を心がけて頑張っているのに、家族の子どもへの理解がない…特に理解のないパパの言葉で台無しになってしまうことってありませんか?大人になっても脳は成長します。子どもへの理解あるパパに変身してママの味方になってもらいましょう!

発達障害の子どもを否定して力づくで押さえつけるパパに困った…

発達障害の子どもに対してママが肯定の関わりを頑張っているのに、家族の子どもへの理解がなくて困ることってありませんか?

特にパパの言葉や行動に邪魔をされてしまうことってあるのではないかと思います。

我が家の息子は自閉症スペクトラム(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性があり、小学生の頃から不安が強く、ネガティブ思考からなかなか抜け出せません。

家の中が大好きで、可能な限り外に出ることは避けています。

中学生になった息子は、発達障害の特性に加え思春期ということもあり、イライラすることが多くありました。

そんなある時、癇癪を起こした息子に、私はその気持ちを受け止めて気持ちを聞き入れよう、
落ち着かせようとします。

ですが、なかなか癇癪がおさまらない息子に対し、特性ある子どもへの理解がないパパはなんとかしようと力づくで押さえつけてしまうのです。

今度は私がパパのその行動にキレてしまい、「何も勉強してないくせにそんなことするな!!」とパパを怒ってしまう。

悪循環ですよね。
家族の子どもへの理解がないと、こういった悪循環を招きます。

そしてパパに押さえつけられた息子には、恐怖しか残らず、「申し訳ありません申し訳ありません」と泣いて部屋で寝てしまうことに。

また、ある時には、ネガティブ発言を繰り返す息子に、またもや私は傾聴して気持ちを受け止めて切り替えさせようとしていました。

しかし、子どもへの理解のないパパは、最後に「○○なだけだろう!」と心無い言葉をかけ、せっかく落ち着いてきていた息子がまた「わーー!!」と泣き出して、逃げるように寝てしまいました。

そんな家族の理解がない日々が続き、私は困り果てていました。

家族の理解がないと、ママの肯定の関わりが台無しに!!

せっかくママが肯定の声かけを頑張っているのに、子どもへの理解のないパパが頭ごなしに決めつけて否定したり怒ったりしてしまっては、台無しです。

そして子どもはまた自己否定になってしまうという悪循環。

脳の特性として最後に言われた言葉が記憶に残りやすいので、せっかくママが肯定の対応を続けていても、最後に否定をされてしまうと、否定されたことしか子どもの記憶には残りません。

力づくで押さえつけるなんてもってのほか。

言葉よりも押さえつけられたことへの恐怖しか記憶に残りません。

発達障害特性のある子どもにとって、なぜ力づくで押さえつけられ、頭ごなしに否定され、怒られているのか理解ができません。

そんなことをされる自分は「ダメな人間なんだ」とますます自己否定をしてしまいます。

子どもへの理解あるパパになってママと一緒に発達障害の子どもを成長させる

自己否定の強い発達障害の子どもには一刻も早く自信を回復させてあげたいですよね!

中学生・高校生ともなると、長年積み重なった自己否定は一筋縄ではいきません。

全ての行動に対して積極的になれないのは、自分に自信がないから。

自分に自信を持ててくると、行動力もアップしていきます。

それなのに家族の理解がないままでは、特にパパが子どもへの理解がない状態では、いつまでたってもママの努力は水の泡…

パパを味方につけて、ママと一緒に子どもを成長させる側の人になってもらうと成長倍増ですよね!

発達障害特性を理解して同じ方向を向いて子どもを育てる

ではどうやったら家族の理解がない状態を理解がある状態にもっていけるのか。
そして一番の味方になってほしいパパが子どもへの理解のあるパパに変身してくれるのか。

まずは子どもへの肯定のコミュニケーションをママが続けていくこと。

そして子どもの変化をパパが実感していくことからです。

ママの肯定のコミュニケーションで子どもの変化が少しずつ出てきます。

同じようにパパにも肯定のコミュニケーションをしていきましょう!

大人へも肯定のコミュニケーションは効きますよ。

パパの否定発言には「そう思うかもしれないけど」と共感した上で、それは子どもにとってどうなのかを優しくゆっくりと話してあげましょう。

共感をすることも、相手の気持ちを肯定しているので、肯定のコミュニケーションになります。
そして言葉は厳しくではなく、優しくゆっくりと語りかけることも大事ですよ。

自分でも相手に気持ちを肯定してもらうと前向きな気持ちになりますよね。
優しくゆっくり話してくれた方が、同じ言葉でも受け入れ安くなります。

肯定のコミュニケーションを続けていくうちに、パパも子どもの変化に気づくようになっていきます。

そしてだんだんママの言葉に聞く耳を持ってきてくれますよ。

そうなってきたらチャンスです!

ママが子どもへの対応の経過をパパに話してあげましょう。

 今日こんなことがあってね~。
 こう言ったらこんな反応だったんだ!

時には、悩みの共有もしたりしますよ。

 こんな時にね、こう言ってみたんだけどダメだった…
 次はこんな風にしてみたらいいかな。

そしてうまくいった対応ももちろん共有していきましょう。

 こんな時にこうやってみたらノッてきてくれた!
 これに興味もってくれたから、こんなことができたんだよ。

具体的に子どもへのコミュニケーションの話を聞くうちに、パパも我が子の発達障害の特性をだんだん理解できるようになっていくんです。

家族の理解がないことに悩んでいた私。

子どもへの理解がなかったパパですが、今では、

私の愚痴にも「そうなんだ」と共感してくれ、
息子の癇癪にもパニックにも“スルーするスキル”を身につけ、
しっかりと子どもへの理解あるパパに成長してくれました!

子どもへの理解のないパパも、ママの言葉で、子どもの変化で、変身することができます。

パパを味方につけて同じ方向を向いて子どもを成長させていきましょう!

執筆者:橋本さえ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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