小学生プレ思春期は発達の悩みごとが目立ち、子ども自身も劣等感を抱く時期
子どもの様子に時々、違和感を感じながらもどう対応したらいいのかわからず不安を抱えているママはいませんか?
発達の問題かもしれないと、周囲に相談しても
「男の子はこんなもんよ〜」
「うちも一緒よ〜」
という言葉に安心してみたり…
だけども、やっぱり同じ学年の周りのお友達に比べて幼く、不器用でできないことが多かったりするとママの中の不安の芽はムクムク成長してしまいます。
発表会や参観日、運動会などの学校行事の観覧を通して、子どもの様子から現実を目の当たりにすることで子どもに対する不安な気持ちは一気に膨らみますよね。
過去の私もそうでした。
わが子に対する不安が現実のものとなる学校行事の観覧の機会はできれば行きたくない、避けたいと思っていました。
嬉しそうに子どもの様子を見ている、他のお母さんを羨ましく感じていました。
これまでの子育ての中での違和感は、
「集団指示が入らない」
「話を聞いていない」
という集団生活の中での指摘と私自身が感じる育てにくさでした。
時間が経ったら、成長とともに解決するだろうと考えていましたが、解決するどころかその不安は日に日に増すばかりでした。
小学生プレ思春期の発達の悩みはママの不安のもと!
小学生の中学年と言われる、3年生ころには子ども自身もこの違和感を自覚し始めると言われています。
ですが、まだ子どもなのでそれをうまく表現できません。
子どもは言葉で表現できないかわりに、普段の振る舞いの中で行動に表れます。
例えば、急に宿題をやらなくなった、できることもやらない、お家での生活行動が習慣化しないなど、脳の発達に関係するよくない行動が目立つようになってきます。
小学校中学年になるころから、学校や家庭で「できていないこと」が目立ち始めたら、どうにかできるようにさせたいと思いますよね。
そこで、親が先回りをして、あれしなさいこれしなさい、こうした方がいいよ、と指示をするという「しつけ」の関わりが多くなっていきます。
このような関わり方になる理由の多くは
「このままで、この子は大丈夫だろうか?」
「どうしてできないんだろう…」
という親の焦りや不安からくるものです。
私も、小学生も中盤3年生だからお家での自分のことくらい自分でできなくては!この先困らないように、今できていないことをできるようにしなくては!
その一心で息子と関わっていました。
ですがその関わりでは息子の行動は何も変わらず、困りごとや私の不安は解消できませんでした。
子どもが自立するどころか、逆に反抗的な態度で、時には「聞こえていないのかな?」と感じるほど完全に無視をする様子もありました。
そんな子どもへの声かけは最終的には怒鳴り声となっていき、家庭の中はいつも険悪な雰囲気になるのは想像できますよね。
いくらしつけようとしても全くうまくいかず、どうしたらいい?と子育て迷子になり、夜な夜なネットで子育て情報を検索するようになりました。
そんな時に出会ったのが「発達科学コミュニケーション」の子育て方法でした。
小学生プレ思春期の発達を促すゴールデンタイムは、まさに今!
色々なノウハウを知って試してもこれといった効果はなく、時間が過ぎていくばかりと不安になるママも多いと思います。
「やってみよう」と行動を起こせず何事も消極的で、発する言葉がいつもネガティブなときは、励ましてもおだてても状況は変わらないことが多いのです。
成長と共に変わるだろうと期待したくなりますが、残念ながら期待どおりにいかない場合が多いでしょう。
小学校3年生ころのうまくいかない子育てに対しては、励ますのでもおだてるのでもなく、ただありのままに子どもの存在を認めることで解決していくことができます。
脳は得意なこと・好きなことから発達していき、できないことや苦手なことは後追いでできるようになっていくという発達の順序があります。
行動が起こせないこの時期に必要なのは、まるごと自分を認めてもらう安心感を与える声かけです。
具体的には「今できていることを認めること」です。
子どもは誰かに認めてもらうことで自分に自信をもつことができます。
自分に自信がつくと物事に向かう姿勢が積極的になっていきます。
子どもが身につけた自信は学校での生活やお友達との関わりにもよい影響となって広がり、自己効力感を育てることにつながっていきます。
はじめは戸惑いや、うまくいかない子育てに不安が多くても、お母さんが脳を発達させるコミュニケーションができるようになることで子どもの成長が加速します。
そして、成長を実感できるから子育てが楽しくなっていきます。
子育ての視点が「できないことができるようにというしつけ」から「自分の力で行動できるようになる関わりかた」にシフトチェンジすることが必要です。
日々のコミュニケーションから自信をつけ、行動したことから小さな成功体験をつむことでさらに自分に自信がつきます。
自信がついた子どもはやってみようという意欲が行動を引き起こして、自ら行動するようになっていきます。
行動した結果をお母さんのコミュニケーションで成功体験としてくことで、苦手だったりできないと思っていたことにもどんどん挑戦していけるようになっていきます。
このサイクルが回りはじめると自立が一気に進んでいきます。
小学生になった今、違和感を感じたり、子育てが不安だったり、子どもとの時間が楽しめないのであれば、気づいた今が子育てのシフトチェンジをするゴールデンタイムです!
肯定の声かけが小学生の発達の悩みの解決の突破口になる!
私の子育ての軸になったのは「発達科学コミュニケーション」です。
ここで学んだ子どもへの正しい肯定で自信が回復し、良好なコミュニケーションとなり行動が増えるからお悩みを解決する突破口になります!
なぜなら、ママが正しく子どもを肯定できると、子どもの自信はどんどん回復していくからです。
そして、子どもとママは良好なコミュニケーションが取れるようになっていきます。
素直に子どもが話を聞いてくれると、ママの言葉を受け取れるようになるので子どもの行動が増えたり、加速していきます。
小学生、とくにプレ思春期の子どもの肯定は、ありのままの様子を認める「笑顔の実況中継」と「感謝の言葉」です。
笑顔の実況中継は
「お!新しいゲームやってるね!何ていうゲーム?」
「ごはん、もりもり食べてるね〜」
など子どもがしている行動をそのまま笑顔で実況中継します。
これだけで子どもは
「認められた」
「これでいいんだ!」
と、自分に自信が持てることに繋がるのです。
そして感謝の言葉は
「生まれてきてくれて、ありがとう!」
「ごはん、残さず食べてくれてありがとう!」
など今できていることに感謝を伝えることです。
たったこれだけで、なにげない普段の毎日の日常生活の中での時間を子どもを発達させる時間にできます。
わが子の成長を日々感じられるから、自分の子育ての不安が自信に変わり、そして子育てを楽しめる環境に変えていけるのです。
「ママは子どもを心配をするのが当たり前」という常識を「ママは子どもの明るい未来をサポートする楽しさ」にできる方が100倍幸せですよね!
1人でも多く、子育てを心から楽しむ「幸せなママ」が増えることを願っています。
執筆者:一宮えり
(発達科学コミュニケーション トレーナー)
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