ASDグレーの不安が強い幼児さんの大大⁉チェンジ
自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーンの不安が強いAちゃん(年少さん)が 私の主宰する音楽教室のグループレッスンにやってくるようになりました。
このお子さんは、入会当初は集団でのレッスン部屋に入ることも難しいこともありました。
お部屋に入れても、隅っこで不安と緊張でいっぱいの状態でママから離れることができないのです。
話かけると泣いてしまうこともありました。
しかし!年長さんとなった今では、グループレッスンを笑顔いっぱいに楽しんでくれています。
毎回、にこにこ笑顔で教室にやってきて、みんなと一緒に合奏したり歌ったり♪
そしてなんと!
みんなの代表として前に出て発表することもできるようになったのです!
思いどおりにならないと
人のせいにして怒る子どもに
必要な対応がわかります!
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ASDグレーの幼児さんが「不安が強い」になる理由
ASDグレーゾーンの幼児さんは次のような脳の特性を持っています。
・コミュニケーションが苦手
・ネガティブな思考が残りやすい
・過度のこだわり
・感覚過敏
などなど…。
このような特性から 初めての体験や見通しの立たないこと、新しい環境や活動がストレスとなり強い不安を感じやすいのです。
また、人と目を合わせることや注目されることにも不安やストレスを感じやすいのです。
ですから、大勢の人から注目される発表はとても苦手と感じます。
音楽教室のグループレッスンなどの集団も苦手です。
音や光の刺激を受け取りやすい感覚過敏を持っている子は、教室内の特定の楽器の音や蛍光灯の光などを不快に感じて、集団生活がしんどくなることもあるのです。
そして、うまく対応できない自分に自信を失ってしまうこともあります。
怒らない脳を育てる
脳科学的アンガーマネジメント
でイライラがうまれなくなる方法がわかります
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「不安が強い」を「自信」にチェンジするポイント(教室編)
では、ASDグレーの不安が強いAちゃんさんが、どうして人前で堂々と発表できるまでになったのか?
2つのポイントを紹介します
①興味関心を示すこと
Aちゃんはディズニーのプリンセスが好きだったので、 水色のドレスはエルサだね~!かわいいね♪とさりげなく話題をふってみたり。
映画音楽を歌いながら、そっと近づいてみたり♪
ごほうびとして、がんばったからどうぞ♪とディズニーシールをプレゼントしました
➁選択させる
ここでのポイントは子どもが選ぶ選択肢はどちらを選んでもOKなものにすることです!
例えば…
「ピンクのボールと水色のボールどっちがいい?」
「1人でやる?お友達とやる?」
「自分でする?先生と一緒にする?」
自分で選んだ!ことは「尊重してもらった」と感じ、行動しやすくなります。
行動でできたことは「成功体験」となり、「自信」につながるのです。
「不安が強い」を「自信」にチェンジするポイント(おうち編)
家庭でもママは②選択させる方法を取り入れてくださっていました。
日々の生活の中で、ママが決めるのではなく、”選択させる”を意識します。
「朝、ご飯にする?パンにする?」
「赤い靴下、黄色い靴下、どっち履く?」
「ママが手伝う?自分でやる?」
自分で決めたことを行動できたことで自信を高めた子どもは、 特性や苦手なことを乗り越えて、自分を発揮できるようになります!
みんなの前での発表や集団が苦手でも、おうちで自分で選ぶ!という経験から自信をためて、外でも大活躍できる子に育ててあげましょう☆
執筆者:浅田みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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