4歳児に癇癪が多い理由と脳の仕組み
もう4歳なのに、毎日癇癪が落ち着くどころか、ますますエスカレート。 どう対処すればいいか分からない。叱ってもなだめても何も変わらなくて、対応に困っていませんか?
実は、4歳児に癇癪が多い理由は”脳の仕組み”が深く関係しています。 ママが子どもに怒ってばかりでは、なにも解決はしません。

なぜなら4歳は“自我の芽生え”と“言葉の発達”がぶつかる時期。
・自我の芽生え 
3歳頃から「自分でやりたい!」という自己主張が強まり、4歳ではさらに「自分の考えや気持ちを通したい!」という欲求が加速します。
「ぼくが決めたい」「わたしのやり方がいい」といった形で自分の存在や意思をはっきり示そうとするのが特徴です。
この「自我の芽生え」は健全な成長の証ですが、ママや周りから見ると”わがまま”や”反抗”のように見えることもあるかもしれません。
・言葉の発達
4歳になると語彙が一気に増え、文法的にも複雑な表現を使えるようになります。
しかし、語彙や表現力が急速に伸びる一方で、感情をうまく言葉に変換する力はまだ未熟です。
「怒った」「悲しい」といったシンプルな感情表現はできても、微妙なニュアンスや”なぜそう思ったのか”までは伝えきれないのです。
・ぶつかり合う理由
自我が強く出ると”自分の思いを通したい”でも言葉では伝わらなくて不満が溜まっていく。
その結果、癇癪(泣く・怒る・物にあたる)が爆発しやすくなります。
つまり、「自分の気持ちはあるのに、思い通りに伝えられない!」という葛藤が4歳の特徴です。
4歳の癇癪はただのわがままではなく、”気持ちの葛藤”だと認識してママが癇癪の原因を理解し、正しい関わり方を学べば解決していきます。
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「怒らない脳」を育てる声かけが4歳の癇癪に必要な理由
4歳の癇癪を落ち着けるには、癇癪が起きている時ではなくて、癇癪が起きていないときに「怒らない脳」を育てる声かけを積み重ねることがとても重要です。
なぜなら癇癪が起きている時は感情の脳が暴走しています。
この時に何かを言っても残念ながら脳には届きません。
反対に癇癪が起きていない状態だと安心して脳は新しい情報を受け取りやすくなります。
だからこそ、癇癪のときに「ダメでしょ!」と叱ると、子どもの脳は“攻撃された”と感じてしまい、怒りへ変わり癇癪と繋がっていくのです。
でも、大丈夫! 毎日の声掛けを怒らない声かけに変えていくだけで4歳の癇癪は減っていきます。

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癇癪が落ち着く!4歳に効く3つの声かけ
① 指示は“肯定の注目”でサンドイッチ!
例えば、早くご飯を食べて欲しいときに
「ごはんだよー、早く食べてー」と 指示しただけでは脳は攻撃されたと感じてしまい、反発して癇癪が起きやすくなります。
そこで、やってほしい関わり方は 例えば
「ブロック上手だね〜」 (肯定)      
 ↓ 
「そろそろご飯にしようか」 (指示出し)       
 ↓ 
「おっきなお口だったね!」(肯定)
この流れのように 指示出しの最初と最後に肯定のサンドイッチの声掛けをすることで脳がママの声を受け入れやすくなります。
② 言葉と言葉の“間”を大切に!
4歳になり自分で出来る事を増やして欲しい気持ちから「○○したら、○○してね」と次から次へと指示を出していませんか?
実は、2つや3つの指示出しを同時に言っても、4歳の子どもには理解はできていません。
なぜなら4歳の脳は処理スピードがゆっくりで、矢継ぎ早の声かけは脳の中で“情報渋滞”が起こってしまいます。
なので、一言いったら 1〜2秒の間を明けて伝えてみましょう。
言葉と言葉の間を空けるだけで脳の受け取りが変わります。
③ ジェスチャーで“できてるよ”を伝える!
子どもの脳に届ける方法は、声かけだけではありません。
なぜなら4歳は「できた!」を言葉より“見える安心”で受け取りやすいからです。
拍手やグッジョブ、オッケーを見せると、脳の防衛反応が起こりにくくなり、落ち着いて会話ができるようになります。 さらに癇癪なしで切り抜けられる場面が増えてきます!

ママの声かけで4歳の癇癪は減らせる
実際にこの癇癪が落ち着く3つの声掛けを実践したママから嬉しい変化の声が!
以前は「ラーメンが長い」とお椀を 投げつけていた4歳のT君、今では「ママ見て!」と嬉しそうに ご飯を食べる姿を見せてくれるようになったそうです。
4歳のMちゃんの ママは、毎日怒っていた癇癪が週に1回まで に激減しました。ただ間を開けただけで こんなに違うんだとママが感動しましたと報告がありました。
4歳のK君のママは、怒りのスイッチが入りそうだと感じる時は特に意識して ジェスチャーで「いいよ!」を 伝えるようにしたことで泣き極めくこと が減り、笑って癇癪なしで乗り切れる場面が増えましたと報告してくれました。

癇癪を減らすコツは「教える」「言い聞かせる」より「脳に届く声かけ」をまずは意識してみる事が大切です。
なぜなら脳が安心しているときにしか、子どもは学べないからです。
4歳の癇癪に悩む毎日も、「怒らない脳」を育てる声かけを習慣にすることで、ママの心がラクになり、子どもは自分から動ける子へと育っていきます。
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執筆者:桜井ともこ 
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)


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