ADHDタイプの子が新学期に癇癪を起しやすい理由
新学期が始まったら、家で癇癪が増えた。
そんなお子さんはいませんか?
園では頑張っているように見えても、家では爆発してしまうことがあります。
特にADHD(注意欠陥多動性障害)グレーゾーンの子どもたちは、環境の変化に敏感で脳のキャパシティーも小さめです。

新しいことが一気に押し寄せる新学期は、癇癪の引き金になりやすい時期です。
まずは、こうした特性を理解することが第一歩です。
その背景には、こんな3つの理由があります。
①何がおこるのかわからない不安と緊張
新しい教室、先生、友達。
新学期はすべてが未知の世界。
見通しが立たない状況は、ADHDグレーゾーンの子に強いストレスとなり、 心身が緊張状態になりやすくなります。
②みんなと同じようにやらなきゃと頑張り過ぎてしまう
集団の中で周囲に合わせようと一生懸命頑張っても、思うように体が動かなかったり、ルールがうまく理解できなかったり。
できないことが重なり自信を失い、悔しさが溜まっていきます。
③「ちゃんとして!」「早くして!」が追いつめる
園では目一杯頑張って帰ってきた子に、さらに「早くして」「ちゃんとして!」が 重なると、もうキャパオーバー。
「わかってくれない!」という気持ちが癇癪として爆発してしまいます。
ADHDグレーゾーンの子どもたちは、人の何倍も頑張っているけれど、 それが見えにくいことがあります。
まずはその特性を理解していくことが第一歩です。
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新学期に癇癪が悪化した息子の対応に悩んでいた過去の私
年中に進級してはじめての参観日。
お友達が楽しそうに歌っている中、 息子は一人別室で工作をしていました。
給食参観では、食べ終わるなりすぐに席を立って、本を読み始める姿に、私は愕然。
周りのお友達と息子を比べずにはいられませんでした。
「なんで歌うたわないの?」
「ちゃんと座ってて!まだお友達ご飯食べてるよ!」
私は強い口調で責めるような言葉を何度も息子にかけていました。
幼稚園では集団行動が出来ず、家では癇癪がどんどん増えていく状態。
どうしていいかわからず、結局「怒って止める」方法で何とかしようとしていたのです。
「年中さんなんだから」
「もうお兄ちゃんなんだから」
そんな言葉で、私は知らず知らずのうちに息子にたくさんのことを求めていました。
服を自分で着ること、片付けること、本当は「今はできない」ことも「頑張っているけれど間に合わない」こともあったのに、私は完璧を求め過ぎていたのです。
「私がちゃんとやって」と言えば言うほど、息子は「できない自分」を感じて、癇癪という形で苦しさを表すようになっていきました。
さらに、家ではおねしょも再発。
夜間のおむつも卒業していたはずなのに、おねしょの頻度が増えていきました。

「これは、体が出しているSОSかもしれない」と気づいたとき、息子は言葉でうまく気持ちを伝えられない分、癇癪やおねしょという形でストレスを表していたのだとわかりました。
「このままでは、小学生になれないかもしれない。」
「集団生活についていけないかもしれない。」
不安ばかりが募っていったその時に、私は発達科学コミュニケーションに出会いました。
声かけを変えるというシンプルな方法でしたが、息子にはとても効果的だったのです。
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新学期の癇癪を乗り切るためのママの関わり2選
発達科学コミュニケーションを学んで、私が始めたことは「指示を減らすこと」と、「肯定の声かけを増やすこと」という2つのシンプルなことでした。
指示を減らす
「早くして!」
「着替えて!」
「片付けて!」
という命令の言葉は、 新学期や園での頑張りでキャパオーバーの子どもにとってひとつ一つが 大きなプレッシャーになります。
まずは〇〇しなさい!を減らすことから始めて、自立よりも先に 「安心と信頼の土台」を作っていきましょう。
手を貸したり、フォローすることを「甘やかし」ではなく、「今は必要な支援」と捉えることが大切です。
指示を減らすことで、気持ちが安定し、癇癪が落ち着くだけでなく、 自分から動ける場面が増えていきます。
無理にやらせようとしないことが、結果的に「自分でやろう」という気持ちへ繋がります。
実況中継で肯定の声かけ
もう一つ私が意識したことは「実況中継」という肯定の声かけです。

具体的な声かけ例
・「お、着替え始めたね」
・「今、靴下履こうとしてるんだね」
・「テレビみてるんだね」
・「ご飯食べてるね」
このように、子どもがやっていることをそのまま言葉にして伝えるだけのシンプルな方法です。
今できていることを言葉にすることで、子ども自身が「出来ている自分」に気づき自信がつきます。
自信がつくことで新しいことにも「やってみよう」と挑戦する気持ちが生まれます。
私自身も「できないこと」ばかりに目を向けていましたが、「こんなにできていることがあったんだ」と息子の頑張りに気づけるようになりました。
この2つを約1か月続けるだけで、癇癪は減り、 幼稚園でも楽しく過ごせるようになっていきました。
癇癪なしで新学期がむかえられた息子の成長
あれほど、毎日のようにあった癇癪は気づけばぐんと減り、 夜のおねしょもいつのまにか落ち着いていきました。
歌うことは今でもあまり得意ではないようですが、発表会で歌ったり、 普段の園生活でも息子なりに頑張って取り組んでいます。
そして、迎えた年長の春。
新しいクラス、新しい環境でも大きな癇癪を起すことなく、 穏やかに幼稚園生活を送れるようになりました。
もちろん、今でもバタバタする朝やスムーズにいかない日もあります。
大切なことは、子どもを変えることよりも、まずは親の見方を変えることでした。
「ちゃんとさせなきゃ」よりも「今できていることをみつけよう」と思えた時、親子の関係は少しずつ、でも、確実に変わっていきます。
もしあなたもお子さんの新学期の癇癪で悩んでいたら、 まずは指示を減らして安心の土台作りから始めましょう。
小さなことからでも大丈夫です。
できない部分ではなく、今できていることに目を向けて「できているね」「してるね」 と声をかけてみてください。
それが親子の安心の第一歩になります。
執筆者:大下せいこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)


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