思春期に入り、親子での会話がほとんどなくなっていく、あるあるなこと
不機嫌そうな思春期の子どもに、どう話しかけたらいいかこまってしまうことはありませんか?
私の息子は自閉傾向の特性もあり、もともと口数が少なかったのですが、中学生になり、思春期に入ってからは、より会話が少なくなってきました。
いつも何かに対してイライラしている様子で、話しかけるなオーラが出ていました。
不機嫌そうな子どもに対して、どうやって話しかければよいか悩みますよね。
また、話しかけても返事がないと、ママも話しかけるのを諦めたり、言い返されることを恐れて、会話は必要最小限になっていったりします。
子どもが何を考えているのかわからないことに不安を感じたり、そんな関係も寂しいという気持ちにもなるかと思います。
なんとか会話が増えるように、子どもとの関係を改善したいですよね。
なぜ会話やコミュニケーションをとるのが難しくなるの?思春期の特徴とは?
思春期になると、子どもの体には成長ホルモンが多く分泌されることにより、感情をコントロールするのが難しくなります。
また、思春期のときによくある傾向として、人からの注意などのネガティブなことは、
実際に言われているよりも多めに受け止め、褒められることなどは、目減りして受け止めることが多いのです。
そして、多感な時期なので、他人と自分を比較することで自信をなくしたり、物事がうまくいかないときには 感情的になりがちなのです。
そんな思春期の子どもの様子がお母さんたちの目には、子どもがイライラしているようにうつるのです。
さらに、自閉傾向のある子は特に、言葉に対する理解や自分の思いを言葉にして伝えるのが苦手な特性があるので、ますます会話をするのが困難になります。
思春期だからこそ、大切にしたい!親子の会話
お母さんたちが、子どもが思春期だし、イライラしているから話しかけにくいからといって、そのまま会話をしないまま放置していると、どんどん子どもとの距離は広がっていくばかりです。
子どもが何を考えているかわからない!ということにならないためにも、親子でのコミュニケーションや会話は大切です。
会話がないと、子どもの様子がわからないばかりか、学校への提出物関係のこともわからず、学校との関係も悪くなってしまう可能性だってあります。
また、この先、もしも子どもからのSOSがあった時に、決して見逃さないためにも日ごろからの子どもとの会話は大切です!
始めてみませんか?笑顔と穏やかさで始める会話術
「会話する」と言っても、何を話せばいいの?話すことがない!というお母さんたちも大丈夫です。
気を付けることは声のかけ方なんです。声のかけ方には3つのポイントがあります。
まず1つ目は、お母さんが笑顔でいることが大切です。
子どもは、いくつになっても、思春期でも、お母さんの笑っている顔が大好きなんです。
お母さんが笑顔でいてくれるだけで安心するのです。
2つ目は、優しい声色です。
お母さんの表情が、いくら笑顔になっていても、怒ったような声色だと、子どもは、お母さんは怒っているんだな、と読み取ってしまいます。
思春期は特にネガティブに捉えがちなので、声色は優しく、柔らかくしましょう。
3つ目は、穏やかにゆっくりとした言い方です。
会話をするときには、ゆっくりと穏やかな言い方のほうが子どもの脳に届きます。
感情的になっている時は、どうしてもヒステリックになり早口になりがちですよね。
思春期の子どもとの会話は、この3つのポイントに気を付けて話すことで、お母さん自身が感情的にならずにすむので、疲れません。
そして、伝えたいことも伝わるので、子どもの行動にもつながります。
子どもに対して、笑顔と穏やかに話しかけることを意識して続けてみましょう。
そうしていくうちに、話しかけるときには、子どもと目が合うようになり、次第に返事もしてくれるようになりますよ。
こうしたやりとりが繰り返されることで自然と会話も増え、親子の間にあったギスギスした雰囲気もなくなってきます。
お母さんの、笑顔で穏やかな会話術で、思春期でも楽しく会話ができる関係にしていきませんか?
執筆者:夏目さちよ
(New Mammyアンバサダー★)
思春期の子どもとの接し方のポイントが盛りだくさんですよ!
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