発達でこぼこ小学生が「眠れない」とキレる!暴れる!
発達でこぼこ小学生が、夜眠れずに癇癪を起しキレて暴れることはありませんか?
家族も安眠が保つことができません。
我が家には、小学6年生の自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーンの息子がいます。
息子は小学4年生の冬から不登校になりました。
不登校後、息子は次第に思い通りにいかないと癇癪からキレるまでの着火が早くなり、暴力的な子になりました。
それとともに夜眠れなくなりました。
まず、寝付くことができません。
寝付いてもちょっとした刺激で目を覚ましてしまいます。
眠れないとイライラして癇癪を起してキレて暴れ、鼓膜が破れるほどの奇声を上げて騒ぎます。
家族の安眠も保てず限界でした。
発達でこぼこ小学生は「眠れない」睡眠障害が起きやすい?
発達でこぼこの子どもは、睡眠障害が起こりやすいと言われてます。
眠れないと、記憶の脳や感情の脳に影響します。
発達でこぼこの原因となる脳の発達の遅れは、記憶の脳と感情の脳におこるため、発達障害の子どもには睡眠トラブルが多いです。
ネガティブな記憶を残しやすい脳の特徴から、寝ているときに嫌な記憶がフラッシュバックして、夜中に起きてしまうこともあります。
また、発達でこぼこの子は、睡眠導入をサポートし安心感の元になるセロトニンが体内に少ないことや、感覚過敏から生活音やライトの明るさなど睡眠中に様々な刺激を感じ取ることが睡眠障害の原因と言われています。
睡眠サポートで小学生の「眠れない」を解決して脳を育てよう!
脳は代謝を繰り返すことで育ち、脳を育てる第一歩は睡眠です。
また、眠れないことは、感情の脳にも影響するため怒りっぽくなります。
睡眠を導入するセロトニンは、安心感の元になる物質なので、セロトニンが少ないことで不安が強くなったり、パニックや癇癪につながりやすくなります。
そのため、眠れないお子さんには睡眠をサポートしてあげることが必要です。
「眠れない」が解決!ネガティブな記憶をため込まない睡眠サポート
発達でこぼこの子の睡眠サポートでは、ネガティブな記憶を残さないようにしましょう。
寝る前に今日の楽しかったことや嬉しかったことを振り返りながら、眠るようにします。
息子は、1日中YouTubeを見ているので、不安感が強く眠れない場合は、今日楽しかったYouTube番組を教えてもらいます。
1日を振り返り、日常の当たり前の「できた!」を伝えたり、今日の楽しかったこと、嬉しかったことBest3を発表するのもよいでしょう。
ママ自身の楽しかったこと、できたことも伝えてみましょう。
ささいなこと、小さなことでもいいのです。
ポジティブな気分で1日を締めくくります!
この時期の息子は、不安感が強く一人では眠れなかったので、安心感が得られるようにパパと交代しながらできるだけ添い寝をしました。
それと合わせて、寝るときの環境を整えましょう。
寝室のライトは青白いものより、オレンジ色のライトの方が刺激が少ないので、電球の変更で眠れることもあります。
我が家の息子は暑いとすぐに目を覚ましていました。
部屋の室温調整をしたり、息子にだけ扇風機が当たるようにしたり、うちわを用意したり、アイスノンを使ったりしました。
睡眠薬を使うことも一つの方法です。
子どもに睡眠薬を使うことは抵抗があるかもしれません。
我が家では、児童精神の先生から睡眠薬と合わせて不安を軽くするお薬も処方してもらい内服しました。
しかし、お薬はあくまでも対症療法ですので、ネガティブな記憶を残さない睡眠サポートを中心に対応しましょう。
我が家の息子はこれらの睡眠サポートでよく眠れるようになり、癇癪からキレて暴力をふるうことが激減しました。
小学生のお子さんが夜眠れずに、夜中に癇癪を起したり暴れてたりして困っているお母さん、ネガティブな記憶を残さない睡眠サポートを中心に、脳が育つ睡眠を確保してあげませんか?
お子さんの睡眠リズムが整うことで、夜中に癇癪を起してキレる、暴力をふるうことがなくなりますよ。
執筆者:川上陽子
(New Mammyアンバサダー★)
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