「自己流」の「やり方が違った」に気づかれたHさん
3連休の初日にお子さんの癇癪が起こって、もうクッタクタ…というママさんへ、癇癪を起こさせずに行動を引き出すヒントをお教えします!
ご紹介するのは、発達科学コミュニケーションのアンガーマネジメント講座の2回目のレクチャーでお教えしている行動を引き出す声かけです!
先日ちょうど、2回目のレクチャーを終えたばかりのHさんからこんなメールが届きました!
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いざ 指示出しのワークをやってみると、今までの自己流の指示出しの良くなかった点が次々と見えてきますね。
例えば、 離れた場所から声をかけていた、
毎回優しい同じトーンではなかった、
予告のタイミングが本人にあってなかったなどなど。
自分ではやっていたつもりだったのに、やり方が違っていた事が、今はよくよくわかります。
(Hさん小1男子のママ)
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Hさんがおっしゃってくださっているように、発達科学コミュニケーションのアンガーマネジメントでお教えしている声かけの中には今までやっていた!というテクニックもたくさんあると思います。
テクニックは知っていても、やり方が違っていた!!というものが私自身も実はたくさんあります。
子どもの受け取り方が大きく変わる発コミュの声かけテクニック!
ここで1つお教えしますので、早速やってみてください!
そのテクニックは『カウントアップ!』です。
ちょっと急いで終わらせたい! パパッとやらせたい!というときに、よくやりがちなのは
幼児さんだと 「10数える間に終わらせてね!」
思春期だと 「あと10分で終わらせてね!」 というような
「カウントダウン」の声かけ。
この声かけが悪いわけではないのですが、ヨーイどん!!という感じで焦る気持ちを引き起こして行動を加速させていく方法なので、実は慣れてくると脅しみたいになってしまい、子どもが乗ってこなくなります。
なぜなら親の都合で無理やり急がされている!!という気持ちになって、なんで聞かなきゃいけないの!!と子どもが反発したくなってしまうからです。
という理由から、行動を早めたいときは、「カウントダウン」ではなく、『カウントアップ』がおすすめです!
子どもの「楽しい!」気持ちで行動を引き出す『カウントアップ』
具体的なやり方は、最初に「何分でこのお部屋片付けられるかな?」と『子どもに予想してもらう』質問をします。
子ども:10分!!
ママ:いいね〜! じゃあ本当に10分でできるか一緒にやってみようか!
というように。
次に「じゃあ、ブロックとプラレール 〇〇くんはどっち片付ける?」と『子どもに選んでもらう』質問をします。
子ども:プラレール
ママ:いいね〜! じゃあママはブロック担当ね!さて〜 本当に10分でできるか、11分になるか
それとも12分になるか 協力してがんばりましょう!
いくよ〜!スタート! というようにしていくと、
10・9・8・7 と迫ってくる切迫観念がなくなるので、思いっきりのびのびと、逆に急いで片付けられるようになります。
そして最後に「本当に10分でできたね〜」とか「あ〜!残念!!!今日は11分だった〜!」と盛り上がるのも楽しいですし、楽しんでやることで、次回はもっと早くやるぞ!の意欲を芽生えさせるきっかけにもなります。
ここで大切なポイントが2つあります。
時間を本人に予想させること
育てにくいお子さんには、時計は読めるけれど、時間の感覚が育っていない子が、ものすごく多いです。
時間がないのにいつもマイペースでのんびり動くのでイライラします! というママさんはぜひやってみてください!
まずは「一緒に」からはじめる!
これは片付けという行動にいい感情を結びつけて記憶させるためです!
大変だった!よりも楽ちんだった!楽しかった!という、いい感情を記憶させていくためです。
慣れてきたら、徐々に ママは「ご飯の準備10分でしてくるから〜」と言いながら、おもちゃの片付けはお子さんに任せていきましょう!
やり始めなければいつまで経っても脳は育ちません!
ぜひゆっくり時間が取れるこの連休のどこかで試してみてください!
3連休のどこかでママがゆっくり好きなことができる時間をちょっとでもいいので作りましょうね!
執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーショントマスタートレーナー)
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