完璧主義でこだわりが強い子どもはなぜ思い通りにならないとすぐに癇癪が起こるの!?
些細なことで、すぐに怒りだす!
思い通りにならないとすぐに癇癪!
そんな完璧主義・こだわりが強い子の感情の波に振り回されていませんか?
ルールや予定に強くこだわりがある特性のお子さんは、想定外の出来事を「混乱」として受け取りやすくなります。
完璧主義でこだわりが強い子がすぐに癇癪が起こる原因の1つは思った通りにやりたいという思いが強いこと。
2つ目は、先の見通しを立てるのが苦手なため、新しいやり方や手段をすぐに思い付かないこと。
その結果、イライラしたり、不安を感じたりして、 怒りに繋がりやすい傾向があります。
さらに、「うまくできない!」「怒られる!」といった経験を積み重ねている場合は、 ネガティブな記憶が多いために、 新しい状況に対応したり前向きな気持ちを持つことが難しくなります。
つまり、完璧主義でこだわりが強く感情のコントロールが苦手な原因が発達特性によるものであった場合、お子さんが自分自身で感情や行動を変えるのは難しいのです。
だからこそ、ママのちょっとしたサポートが必要なんです!
イライラ限界!完璧主義でなぜこだわりが強いのか理解できなかったあの頃。
発達科学コミュニケーションを学ぶ前は、娘のこだわりが強く何が嫌なのか、なんでそこまで完璧主義なのか理解できずにイライラしていました。
「大丈夫だよ」「これくらい気にしなくていいよ」など娘の気持ちを受け止めずにただ口出しをしていると、娘の口からはネガティブな言葉が増えて、さらにこだわりが強くなりうまくできないことを怒ったり、泣いたりするようになりました。
その時に私が声かけの工夫を意識して対応していくと
娘が小さな失敗にも「まあいいか!」「こうすればいい!」と言えるようになりました。
今日は私がやった声かけの工夫をお教えしますね!
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失敗しても立ち直れる!強いこだわりと完璧主義をやわらげる工夫とは?
では、どのような声かけや関わり方でこだわりが緩んでいくのでしょうか?
私がやった声かけの工夫を順番に解説していきますね。
寄り添わない共感をしよう!
感情を受け止めることで脳が安心し、次の行動に移りやすくなります。
よく、共感しよう!と言われることが多いですが、強いこだわりと完璧主義があるお子さんは、共感すればするほど、ネガティブ嗜好が強くなってしまいがち!
ポイントは「寄り添わない共感」を徹底しましょう。
【やり方】
①例えば 「早く泣きやんでほしいな〜」という
ママの気持ちは一旦横に置いておく。
②次にいいとも、悪いとも言わない中立な立場で
子どもの感情を受け止めていく。
「そっか、そっか、嫌だったよね」 ただ、子どもの気持ちを聞いて受け止める。
すると脳が分かってくれたと認識し安心します。
そしてじゃあ、どうしようかと柔軟な思考がはたらいて、こだわりが緩み始め次の行動に移りやすくなっていくのです。
ママ自身の完璧主義を手放そう!
子どもの失敗は「大丈夫」と言っても子どもにとっては大丈夫ではありません。
なぜなら、失敗しても違うやり方で乗り越える経験を知らないからです。
特性があるお子さんは自然に身につくことはとても難しいこと。
まずはママの完璧主義な思考を変えてママの失敗をたくさん見せていきましょう。
どうやってピンチを楽しく乗り越えていくかをママが手本となり、一緒に体験していくことで、完璧主義の思考が緩んでいくことにつながります。
例えば
「ママ、忘れ物しちゃったー」
「けど今日はなくてもどうにかなるか!」
ママのピンチでママがどんな考えで、どんなことをしたかを見せながら
・違うやり方がある!
・工夫ができる!
・失敗しても大丈夫!
とママを通して自分で思えるようになっていきます。
強いこだわりと完璧主義を乗り越えられる声かけの工夫を使いながら、親子で「小さなチャレンジ」を積み重ねていきましょう。
完璧主義で強いこだわりが緩んだ子どもの変化
娘は以前、完璧主義でこだわりが強く、少しの失敗で落ち込んで泣くこともありました。
けれど今は「絶対やらない」と言っていた英語にも挑戦し、小さな失敗も「まあいいか」「こうすればいい」と受け止められるように。
成功体験を重ねて「次はできるかも!」と前向きに工夫しながら挑戦できるようになりました。
声かけの工夫で関わりながらできたことを一緒に喜び合えば、子どもの心はグンと軽くなり、挑戦する力が自然と伸びていきます。
親子で変化の波を上手に乗り越えましょう!
執筆者:笠井みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


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