ADHDタイプの子どもの癇癪を減らし自信を育てるカギは〇〇!

毎日些細なことで癇癪を起すお子さんに困っていませんか?それは、「わざと」ではなく「難しい」というADHDタイプの脳の特性が関係しているかもしれません。自信を育てる関わり方で癇癪を減らしていきましょう。

ADHDタイプの子どもが癇癪を起こしやすい脳の特性とは

「お着替えしようね」
「テレビおしまいだよ」

そんな何気ない声かけで、毎日のように癇癪が爆発。

どんなに優しく言っても「スイッチ」が入ったら止まらない。

そんな日々に困っていませんか?

ADHD(注意欠陥・多動性障害)タイプの子どもは、「わざと」癇癪を起こしているのではありません。

「難しい」という脳の特性が深く関係しています。

1、切り替えが苦手

今していることをやめて、次の行動に移ることがとても苦手です。


楽しいテレビを急に消す→パニック   
積み木に夢中→「片付けて」で爆発

頭の中がすぐシフトできず、拒否反応のように癇癪が起こります。

2、感情のコントロールが未発達

感情のブレーキがかかりにくく、イヤ!という気持ちを全力で表現してしまいます。

自分でも「なぜ怒っているか」わからないことも多く、一度スイッチが入ると自分で落ち着くのが難しいのです。

3、指示が多すぎて混乱する

「早くして!」「靴下履いて、帽子かぶって、靴履いて!」 大人には簡単なことでも、情報が一気に押し寄せて、頭の中がごちゃごちゃに。

結果、癇癪につながります。

これらは「わがまま」でも「甘え」でも決してありません。

脳の特性からくる「難しさ」が原因だと知ることで、ママ自身の気持ちも少しラクになります。

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癇癪に真正面からぶつかって失敗した怒りと指示だらけの毎日

癇癪を起こすたびに、私はこんな言葉を投げていました。

・「なんでそんなことで怒るの?」
・「ママ忙しいから早く着替えて!」
・「テレビもう終わりって何回も言ったよね?}
・「言うこと聞かないなら〇〇禁止にするからね」

とにかく、正論でぶつかり、怒って、何とか子どもを動かそうとしていました。

なぜならば、心の中では、ずっと焦っていたからです。

・そろそろ一人で出来るようになって欲しい
・自立してもらわないと、この先どうなるの?と心配。
・毎日この調子では、こっちが限界。

その思いから「一人でやってごらん」「はい、次はこれ、その次はあれ!」と 指示をどんどんだして、早く全部やらせようとしていました。

でも、実はそんな関わり方が、子どもをもっと追いつめていたことに あとから気づきました。

当時の私は、癇癪が起きるたびに自分のイライラをぶつけるしかなく、 息子の癇癪はひどくなるばかりでした。

そこで発達科学コミュニケーションで学んだ声かけに変えてみると、息子の癇癪は少しづつ減っていきました。

「指示と叱責」ではなく「安心をつくる声かけ」が、親子をラクにしてくれる。

そのことを今実感しています。

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癇癪を減らす自信を育てる声かけ〇〇の実践方法

実は「ありがとう」がADHDタイプの子どもの癇癪をを抑えるためにはかぎなんです。

なぜなら、ADHDタイプの子どもは自信が育たなければ癇癪はなくならないからです!

では、なぜ「ありがとう」がカギ!なのか。

「ありがとう」という言葉は、ADHDタイプのお子さんの心を満たす最強の言葉です。

誰かの役に立てたという感覚が自信に繋がり、自己効力感を高めます。

すると、またやろうという気持ちが芽生え、よい行動が増えるので、結果的に癇癪の予防にも繋がります。

そのため、私が最初にとりいれたのは「ありがとう」と伝えることです。

行動だけでなく、気持ちや頑張りにも「ありがとう」を伝えることが大切です。

ではここから、実際の声かけ例を紹介します。

・お手伝いしてくれた時
「片付けしてくれてありがとう!ママ助かったよ」

・ルールを守った時
「手を洗ったんだね、約束を守ってくれてありがとう」

・自分でできた時
「靴一人で履けたね。出かける準備してくれてありがとう」

・気持ちを伝えた時
「そっか、そっか!そう思ったんだね!気持ちを教えてくれてありがとう」

・作品を見せてくれた時
「素敵な絵だね!この絵ママ好きだな。見せてくれてありがとう」

・予想外のいい行動をした時
「わぁー片付けしてくれたの?ありがとう。ママ嬉しい」

こんなふうに、ほんの小さな「できた」を見つけて、「ありがとう」と伝えてみましょう。

それが、癇癪をなくす第一歩です。

癇癪が減り、自信と笑顔が増えた親子の変化

以前の私は、怒って、叱って、指示して…毎日そんな関わり方ばかりでした。

でもある日、子どもがしてくれたほんの些細なことに、ふと「ありがとう」と声をかけてみたんです。

最初は大きな変化はありませんでしたが、少しずつ変化が現れました。

「だって、いつもママが僕のためにしてくれるからだよ」

その一言にハッとしました。

これまで私は「こういう時は“ありがとう”って言うんだよ」と教えることはあっても、自分が子どもに「ありがとう」を伝えることは少なかったのだと気づきました。

「ありがとう」を意識するようになってから、癇癪の回数が少しずつ減り、私自身の心にも余裕が生まれてきました。

完璧じゃなくても、できることはある。

「ありがとう」の一言が、親子の空気をふわっとやわらかくしてくれるのです。

癇癪ばかりだった日々も、気づけば少しずつ穏やかな時間に変わり始めました。

もしお子さんの癇癪で悩んでいるなら、まず「ありがとう」と伝えることから始めてみませんか?

執筆者:大下せいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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