先日、娘の小学校の懇談会に行ってきました。
先生がこの二学期終わりの振り返りで新学期から毎月何をしてきたのか
スライドを見せてくださいました。
そのスライドで学校生活の実態を見て、先生からのお話を聞いて衝撃を受けたんです!
私の気づきは、学校でこれまで子どもの成長のため担ってきた役割や教育がこの数年で大きく変化しているということ。
コロナ禍の影響で子どもの育ち方が根本的に変わっている、ということです。
四年生の子どもたちが一年生以来、今年久々に行われた運動会や音楽発表会などの行事や学校でのプール学習。
毎日会話もしないで、前を見て食べる給食。
遠足でさえ、一人一人シートを分けて敷いてソーシャルディスタンスをとって、前を向いて食べるお弁当。
久々に体育館で保護者観覧ができた音楽発表会のために行った歌の練習では全く声が出なかった子どもたちです。
何年も皆で歌ったり、大きな声を出すことなくなり初めは小さい声でしか歌えなかった、という話をお聞きしました。
練習を続けてだんだんと声が出るようにもなりたくさんの保護者が
体育館に入っている姿を見て
驚いた、びっくりした、ドキドキした
こんな感想が書かれている絵日記が張り出されていました。
無理もありません。人がたくさん集まっていること自体本当に久しぶりなのですから。
コロナ禍の状況は、子どもの発達に影響が大きいことを話を聞きながらヒシヒシ感じました。
子どもは言葉の内容より、人の表情や話し方を一番に受け取っています。
いつもマスクで笑っているのか、怒っているのか、先生や友達の表情がよくわからないことがあったでしょう。
発達特性がある子は集団での指示が通らないことが多いのですが
マスクの指示では、さらにわからないことが多かったことも想像できます。
そんな中、不安になってしまった子もいただろうし自分だけわからないことに傷ついている子もいただろうと思うんです。
先生方も様々な制限がある中、苦慮していらっしゃいます。
子どもたちも同様で、思い切り大きな声で歌ったり叫んだりが許されなかった制限がある中、人とのコミュニケーションがどうしても取りづらくなっていたコロナ禍です。
一方、コロナ禍でグッと進んだリモート授業で一人一台PCが与えられ、ICTを使いこなし活用して学びに生かしている姿もありました。
時代が変わっても変わらないのは子どもの吸収力だなあと感じました。
先生も試行錯誤で本当に頑張られていることを感じつつ学校に任せておけばいい、ということは、既にありません。
今まで学校の集団生活で培われていたコミュニケーション力はより個々の家庭の中で学ぶ比重が大きくなり、家庭力が問われていくことになるでしょう。
子どもの将来を考えたとき今まだ見えないけれどこれまでの常識では考えられないことが多く起こってきます。
私たち親はその状況に対応しながら進んでいかなくてはなりません。
国や自治体からの動きを待っているその間、子どもはどんどん成長してしまいます。
子どもの成長待ったなし!なんです。
コロナの影響で方法が変わってしまった学びの質を維持するにはどうしていったらいいのか。
人任せ、学校任せではなく親が学ぶこと、家庭力を上げて子どもの成長を促すことがより重要になる!と確信しました。
このピンチをチャンスに変えていくのはいつだって自分の頭で考え、自分が最良と思う方向に行動することです。
子どもに自信を授けて、行動できる大人にしていくことがピンチをチャンスにできるし、また幸せになるたった一つの方法だと信じています。