おはようございます!
今日は、なぜ学年が進むと
困りごとが大きくなるのか、
についてお話します。
小学4年生の男の子のママから、
こんなご相談がありました。
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学校に行きたくないと
行き渋りがひどいです。
無理に連れて行っても、
教室に入れずに飛び出してしまったり、
怖いと言ってひっくり返って泣き喚いて
癇癪を起こしてしまったり。
夏休み前まではがんばれていたのに、
9月以降は学校に行けない日が
増えてきました。
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このお子さんは、
保育園時代から登園しぶりが強く、
医師に相談したこともあったそうです。
ですが、
「グレーだから
就学時検診では言わなくていい」
と言われ、ずっと様子見を続けてきました。
実は、こういうケースは
決して珍しくありません。
私がこれまで100人以上の
ご家庭を見てきて、
特に小3~4年生で
困難が一気に大きくなるケースは
非常に多いです。
その理由は
・低学年のうちは学習内容も簡単
・先生や大人のサポートも十分
・友達関係もまだ単純
・周りの子どもたちも幼いので
特性があっても目立たない
だけど、3・4年生になると
・自分で考えて行動する力が必要
・複雑な友達関係への対応
・学習内容が抽象的になり
難しくなる
など、
子どもに求められることが
一気に増えます。
この時期、周りの子どもたちも
ぐーんと成長して
グレーゾーンの特性を持つお子さんと
差がつく場合があり
集団の中で悪目立ちしてしまうのです。
医師に小さい頃に様子見を
言われたからと言って
放置していて
良くなることはありません。
働くママは、
忙しさや手が回らないこともあって、
「医師が言ったのだから大丈夫」
と自分に言い聞かせるように
つい様子見を選びがちです。
一方で、ママも後で振り返れば
違和感を感じてきたと言います。
ママの違和感は
放置しないでください。
今まで対応しておらず
見過ごされてきた特性ならば
ママとのコミュニケーションを
脳の発達を促す言葉に
変えていければ
ここから伸びる方向に転じていきます!
脳の成長は何歳からでも間に合います。
まだ困りごとが軽いうちこそ
早めに対応していきましょう!