お悩み相談:子どもが親の財布からお金を盗ってガチャをしていました

おはようございます。

今日は
過去にご相談いただいたことですが
お子さんが
親の財布からお金を盗んでいた時の
対応についてお伝えします。

小学生のお子さんの部屋から、
見慣れないキーホルダーが出てきました。



「お小遣いあげてないのに
これどうしたの?」

問い詰めるとガチャをしたくて
お母さんの財布から
取ったことを白状しました。

ママはショックで
胸が締めつけられるようだったそうです。

「まさかうちの子が…」



「このまま大きくなったら、
犯罪につながるのでは」



そんな不安でいっぱいになった
と話してくれました。

 

けれど、冷静に話を聞いていくと、

そこには“発達特性ゆえの背景”が
見えてきました。

息子さんは「ほしい」という気持ちが
とても強く、

その感情を自分で止めるのが
難しいタイプ。



頭の中で「ダメだ」と分かっていても、

衝動が抑えきれず、
行動が先に出てしまうことがあります。

さらに、「お金を取ったらどうなるか」を

先のこととして見通しが立てられず
想像する力が弱いため、

見つかったらどうなるとか

ママが悲しむという
結果を思い浮かべにくいのです。

こうした行動に対しては、
もちろん叱ることが大切です。



ただし、
ママがカッとなって怒鳴ったり
感情のままに叱るやり方だと、



お子さんの心には
「ママが怖かった」
という印象しか残りません。

それでは「なぜいけないのか」
という本当の意味が伝わらないのです。

そのため、こんなふうに伝えることを
お伝えしました。



「ガチャがしたかったんだね。
いつも“ガチャはしない“って
いってるから
ほしかった気持ちはわかるよ。



でもね、お母さんの財布から
お金を勝手に使うのは“盗む”ことで犯罪なんだよ。



ママは悲しかったよ。
これからどうすればよかったと思う?

このように、

①冷静に感情を落ち着けて伝える

②理由と影響を言葉で説明する

③どうすればよかったかを一緒に考える

この3ステップを意識するだけで、
叱り方が“伝わる叱り方”に変わります。

この時、対策としてお伝えしたのは
お子さんの問題行動の前にあった
原因を排除すること。

そもそも財布をお子さんの
手の届くところに置かない
というママの予防策です。

そして、普段から
頭ごなしに叱ったりしないで
「なんでも相談できるように」
親子のコミュニケーションを整え
親子の関係性を作っておくことが大切です。

ママが頭を冷やして
冷静に叱ることを実践すると
自分から”もうしない”と
反省文を書いてくれたそうです。

悪いことをした、とわかって
次の行動を考えられました。
これもお子さんの成長ですね。

お子さんの行動に対し
「反省しているんだね。信じているからね」と
一言言葉でお母さんに伝わっていることを伝えてあげるだけでも
お子さんはほっとして
次はやめよう、と考えられるようになります。

ママも「叱る=怒鳴る」ではなく、

「伝わるように叱る」ことで、

親子の関係が前より
穏やかになったと話してくれました。



発達特性のある子どもは
「悪気がある」わけではなく、



衝動性や想像力の未熟さ”が
行動につながることがあります。

大切なのは
次の良い行動に改善するよう
伝わるように伝えること。

発達特性があるお子さんへ
どのように叱ったらいいかは
色々な叱り方があります。

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講座にご興味があれば
個別相談にお申し込みくださいね。

では!

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