朝だけ登校しぶりをして「学校行きたくない」と訴え学校に行けないことを軽く考えないでほしい理由とは

登校しぶりを朝だけするお子さんがいます。朝「学校行きたくない」と訴え、学校に欠席の連絡をすると昼間は元気に過ごせたりするので、仮病だったんじゃないかと疑ったり、大したことはないとお母さんは安心してしまうことがあるのですが、実はそれはNGなんです!この記事は朝になると学校に行けないと登校しぶりをする子の登校しぶりを悪化させないように対応をとって欲しい理由をお伝えします。
 
 

朝だけ登校しぶりをする小学生の対応に迷っていませんか?

 
 
登校しぶりをするお子さんの中には朝だけは登校しぶりをするけれど、休ませれば日中には元気になっている、という子がいます。
 
休む連絡をしたらケロッとして昼間はゲームばっかりしてるんだからいけるでしょ!と
お子さんにいいから行きなさい!と無理に学校に連れて行ってしまう。
 
 
あるいは、
「学校では元気に過ごしていますよ。大丈夫ですから、とにかく連れてきてください!」
と先生から言われることもあります。
 
 
親としては、朝だけ登校しぶりをしていても、学校に行けるのだから、と軽く考えそのまま放置したり、「仮病なんじゃないの?」と疑ったりすることもあります。
 

実はこの「朝だけの登校しぶり」は注意がいる子どものストレスサインなので、対応がいるんです。
昼間は元気だし、学校に行ければ安心、ではないんです。
 
 
その理由を次項でお伝えしますね!
 
 

朝になると学校に行けない小学生に注意が必要な理由とは?

 
 

言葉で伝えられない子は体に症状が出るから

 
 
子どもは自分の気持ちをうまく言えなかったり、
根底には「学校には行かねばならない」
という気持ちがあるため、朝になると学校に行けない自分を責めてしまい、
夜は平気でも、朝になるとドーンと気持ちが落ちてしまうことがあります。
 
 
また、自分の気持ちを上手に表現できない子どもはストレスが身体症状に出て、頭痛や腹痛を訴えたり、頻尿になったりもします。
朝に子どもが訴える身体症状は仮病などではなく、本当に頭痛や腹痛があったんです。
 
 
朝だけ登校しぶりをする状態を放置してしまうと、学校に行きたくない!と登校しぶりする子どものストレスは何ら軽減されていないままになり、このストレスが蓄積されていっぱいになってしまうとと学校にもっと行けないことがあります。
 
 

発達凸凹の特性が隠れている

 
 
登校しぶりをするのは、子どもが過す環境が子どもにあっていない、ということもあります。
 
 
通常の教室の環境でも子ども本人がとても受け取り方が敏感だったり、人とは違う見え方感じ方をしている場合があります。
 
 
感覚過敏という特性がある子がおり、すごく肌感覚に敏感だったり、光や音、匂い、味覚に敏感なことがあります。
 
 
こういったお子さんは受け取り方が通常と違うので、教室にいることそのものが辛いこともあるんです。
 
 
例えば音の感覚が敏感な感覚過敏の子どもの辛さは耳元で工事されているほどの音に聞こえることもあるようです。感覚過敏がなければ特になにも感じない教室のざわざわした音が、全く我慢ができないほどに感じるのです。
 
 
感覚というのは他の人にはわからないものですし、本人も生まれてからずっとその感覚なので自分は感覚が敏感だとは気がついていないのです。だからそれを言葉で表現することもできずに辛さだけはあるので、身体症状に出てしまうことがあります。
 
 
受け取り方が敏感で独特だと、先生がちょっと大きな声を出しただけできつく怒られたと感じるし、友達がただ面白くて笑っているのを、自分が笑われたとか馬鹿にされたと感じることもあります。
 
 
このまま周りに理解されず本人にとって合わない環境で無理し続けることはストレス以外の何者でもなく、周りがいち早く気がついて、本人にとって良い方向に環境を整える必要があります。
 
 
つまり、様子見を続けていつかいけるようになる、という対応をしていると、登校しぶりから悪化して不登校に進んでしまう危険があるんです。
ですから、初期のうちに子どものストレスを取り除く対応が必要になってきます。
 
 
 
 
じゃあ、どうしたらいいのか、というのを次項でお伝えしますね!
 
 

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朝学校いきたくない子のストレスを軽減する対応とは?

 
 
学校へ行くストレスなのだから、学校の問題を対応してもらわなくてはならない、家で軽減できない、と考えられがちですがそうではありません。
 
 
もちろん原因が明確に学校にあるのなら学校の対応も必要ですが、まずはおうちで対応していくことが必要です。
 
 
なぜなら、学校に原因があったとしても、すぐに対応はできないことが多いからなんです。
 
 
まずは、お母さんが学校に行かせることだけをゴールにするのではなく、子どものメンタルを悪くしないことを第一に軸を持って対応する必要があるんです。
 
 
まずお母さんにやってほしいことは子どもの気持ちに寄り添い理解することです。
 
 
お子さんが学校に行きたくない気持ちがあるのなら、まずはその気持ちを受け止めてあげてください。
 
 
すぐに「行ったほうがいいよ」とか「勉強遅れるよ」と言った不安な気持ちにさせる声かけではなく、「行きたくないんだね」と受け止め、何か話してくれるならひたすら聞くことです。
 
 
大人でも何か悩みがある時、私1人で悩んでいる、と感じるとすごく辛いですが、自分の悩みを話して共感してもらえると心が軽くなることがありますね。
 
 
子どもも同じで、自分の悩みを話して理解して共感してもらえたら悩みが軽くなるんです。

子どもが休みたいと言ったなら休ませてあげてもいいです。

 
 
休んだ時のおすすめ対応は一緒に楽しい活動をすることです。お母さんに気持ちを認めてもらえ寄り添ってもらえたらエネルギー充電ができます。
 
 
さまざまな活動を通して自信をつけたり、お母さんが子どもを本心を理解して、不安を軽減してあげたり、本人に気づきを与えてあげることもできます。
 
 
次項では登校しぶりを朝だけする娘と毎日しているエネルギー充電の方法をお伝えします。
 
 

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朝になると学校に行けない子どもが本心を話してくれる布団に入ってからの寝る前の会話

 
 
私の小学5年生の娘も登校しぶりをして朝から学校に行けないことがあります。
 
 
知的にゆっくりな子で支援級に在籍していますが、国数以外で受ける交流級での勉強が難しかったり、理解ができないこともあるので見通しが立たず不安になるんです。
 
 
私は娘と一緒に寝ていますが、毎日布団に入り部屋を暗くしてから、まず今日よかったことを3つ、お互いに話すことをしています。
 
 
ここで今日のよかったことを話しながら、気持ちが穏やかになると本音をポロっと言ってくれることが多いんです。
 
 
この日々の会話を通じて、毎日同じことが悩みなわけじゃなく、学校でいろいろなことを感じて、様々な気持ちのすれ違い思い込みがあったり、自分ができないことに自信をなくし辛くなっていることがわかります。
 
 
忙しいママは布団に入ったら早く寝て欲しいと思いがちですが、布団の中で安心して話をすることが子どものエネルギー充電の時間です。なので、この時間は大切な会話の時間と考えています。
 
 

 
 
勉強が遅れることや、休み癖がつくことが心配になるかもしれませんが、親の思いや親の気持ちではなく子どもの気持ちにフォーカスして対応を考えてみてくださいね。

 
 
 
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