「今日、学校休みたい」
そう言われた時
「休ませたら、このまま
登校できなくなるんじゃないか」
そんな不安から、
「行くだけ行ってみたら?」
「今日は頑張ってみようよ」
と、つい背中を押したくなること
ありませんか?
今日は、以前はまさに
そんな不安を抱えていた
中学1年生の男の子のママ、
Mさんのお話をご紹介しますね。
Mさんのお子さんは、
・朝なかなか起きられない。
・時間を意識して動けない。
・学校に行きたい気持ちはあるのに
朝になると動けない。
そんな登校しぶりが
続いていました。
Mさんも最初は、
「とにかく学校に行かせなきゃ」
という思いが強く
朝から
「早くして!」
「もう時間だよ!」
「学校行くよ!」と
指示する声かけが
どんどん増えていました。
だけど、
学びを深める中で
Mさんの中にあった
「学校は絶対に行くもの」
という当たり前が
少しずつ変わっていきました。
そして、息子くんが
「今日は休みたい」
と言った時にも
無理に登校させるのではなく
「今日は休みたいんだね」と、
休むことに
Yesと言えるようになっていきました。
これ、簡単そうに見えて
実はとても難しいことです。
なぜならママの頭の中では、
休ませたら
もっと休むんじゃないか。
学校から
遠ざかるんじゃないか。
という不安が
いっぱいだから。
それでもMさんは、
自分の不安よりも
息子くんが今感じていることを
受け止めるようになっていきました。
すると、息子くんは
どうなったと思いますか?
休ませたからといって
ずっと休み続けたわけでは
ありませんでした。
むしろ、少しずつ
息子くんの行動が変わっていったんです。
ゲームの終了時間を守って
次の行動に切り替える。
「このゲームが終わったら
歯磨きして寝るよ!」
と自分から言って、
本当に行動する。
朝も、
起床時間より早く起きて
準備する。
そして、
勉強が大嫌いだった息子くんから
「勉強、頑張りたい」
という言葉まで
出るようになりました。
Mさんが変えたのは、
息子くんを
学校へ動かす方法ではありません。
まず、「休みたい」
という息子くんの気持ちを
否定せずに受け止め
られるようになったこと。
これも、
共感の大切な土台です。
▼2学期、数日登校したけど
「やっぱり行けない」子の再登校を叶える!
共感というと、
「怖いんだね」
「辛いんだね」と、
子どもの言った言葉を
繰り返すことだと思われがちです。
だけど、本当に大切なのは、
言葉だけではなく
「今、この子は
こう感じているんだ」
と受け止めた上で、
その子に合った関わりをすること。
Mさんの場合は、
「休みたい」という気持ちを
否定せずに受け止めたことで
「お母さんは、
自分の気持ちを
わかってくれている」
という安心が
少しずつ増えていきました。
その安心があるからこそ
自分で考えたり、
決めたり、
動いたりする力が
増えていったのです。
だから私は、共感は
ただ優しい言葉を
かければいいものではないと
考えています。
子どもに何て言うか?
だけではなく
その言葉がわが子に
どう届いているのか?
ここが大切です。
今回の漫画新小冊子
『脳に効く 正しい共感』では、
どんな共感が安心につながり、
どんな共感が
すれ違ってしまうのかを
漫画で見比べられるようにしました。
ママの言葉だけではなく、
その時の子どもの表情や
反応まで見えるので
自分の親子の会話に
置き換えやすくなっています。
もし、
「寄り添っているつもりだけど、
これで合っているのかな?」
と思うことがあるなら、
ぜひ漫画で
確かめてみてくださいね



