不安が強くて何度も同じ質問をする子への対応とは?

登校しぶりキッズは不安が強い子が多いです。そのために何度も同じ質問を繰り返してきたりして、お母さんも疲れてしまうこともあるかもしれません。何が不安なのか、なぜ、不安になってしまうのかを解説していきますね!

 

 

何度も同じことを質問してくる理由は?

登校しぶりキッズの子ども達の中には、何度も同じ質問をしてくる子がいます。

 

例えば

✅出かける時、目的地に着くまでに何度も何度も「いつ着くの?」と質問してくる

✅「どこへ行くの?」と何度も質問してくる

✅「今、何時?」と数分おきに質問してくる

✅「次の授業は何をするの?」

 

忙しい時に、何度も同じ質問をされると、お母さんたちもイライラしてしまいますよね。

 

私が特別支援学級に勤務している時、2年生のYくんは何度も何度も同じ質問をしてくるお子さんがいました。

 

Yくんが質問を繰り返す理由には2つあります。

●不安が強いため。

●見通しを持つのが苦手

 

質問には、どう対応すればいいの?

不安が強い子は、何度も同じ質問をくりかすことで、お母さんや、先生から同じ答えが返ってくることで安心を得たいといった理由があるのです。

 

ですから、「何度も同じことを聞かないで!」などとバッサリ切り捨ててしまうと、余計に不安を煽ってしまうことになります。

 

可能な限り、「〇〇だよ」とアイコンタクトをとって面倒くさがらずに答えてあげてくださいね。

 

「あなたの考えていることはあっているよ!」そんな風に伝えてあげることで安心感を与えることもできますね。

 

 

見通しを持つのが苦手な子への対応は?

また、見通しを持つのが苦手なことで不安になってしまう子も多いですね。

 

見通しの大本は何かというと、想定力という力です。想定力がないために、予定が急に変更になることに心がついていかなかったり、不安になってしまいます。

 

この想定力はおうちの会話で育ててあげることができるのです。

 

また、予定の変更が想定される場合は

 

例えば、晴れだったら遠足に行くけれども、万が一、雨だったらお弁当を持っていって、いつもの授業を受けるんだよ!

 

といったように「AになるかもしれないしBになるかもしれないよ」想定されるケースを伝えてあげてくださいね。

 

言葉だけでは理解しにくいお子さんは、ホワイトボードに予定表を書くなどして予定表を見せながら
視覚的にサポートしてあげるとより、理解しやすいですね。

予定表.jpg

 

 

お母さんの一手間がお子さんの安心に繋がります。これを繰り返していくことで、子ども達が自分で
Aだったら〇〇、Bだったら□□という想定力を考えられるようになってきます。

 

お子様が元気に登校できますように♪

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