先生が怖い、という理由で登校しぶりがあるお子さんはいませんか?先生のことが理由で小学校に行きたくないお子さんは決して少なくありません。そんな繊細キッズの心を強くするママの勇気づけ対応をご紹介します。
小学校に行きたくない理由は先生が原因?
小学校の先生が怖い、という理由で登校しぶりがあるお子さんはいませんか?
文部科学省がおこなった令和2年度不登校児童・生徒の実態調査で「最初に学校に行きづらいと感じ始めたきっかけ」(複数回答)を見ると
先生のこと:小学生30%
体の不調:小学生27%
生活リズムの乱れ:小学生26%
友達のこと:小学生25%
となっていて、決して少なくない理由の1つとなっています。実際に、私の元にも小学生のお母さん方からご相談で、たくさんお伺いします。
先生が怖いと感じる隠れた理由
うちの子、小学校でそんなに怒られるような子どもじゃないんだけどなんで?と思っているお母さんも多いかもしれません。
低学年のお子さんでHSC(繊細な気質)のお子さん、ASD (自閉スペクトラム症)傾向のお子さんですと、たとえ自分が怒られていなくても、先生が怖くて学校に行きたくないと思ってしまうことがあります。
これは、感覚過敏の一つである聴覚過敏が背景にあります。
感覚過敏とは、五感が過敏に反応してしまう状態のことをいいます。
聴覚、触覚、視覚、臭覚、味覚などの情報を外部から受け取り、それぞれの機能で脳が認識しますが、同じ情報でも、それをどのように感じるかは、人それぞれの脳の刺激の受け取り方で異なります。
聴覚過敏の場合、先生の怒った声がみんなが感じるよりも数倍も、数十倍も怖く感じられて、怖くて小学校に行きたくないとなってしまうのです。
お母さんの勇気づけで繊細キッズの心が強くなる!2つの対応
先生が怖くて小学校に行きたくないと、登校しぶりが長引いている場合、お家でも怒ったり、注意したりすることは逆効果です。お母さんの勇気づけで繊細キッズの心を強くしていきましょう!
お母さんの勇気づけの対応を2つご紹介します。
スキンシップ
勇気づけは声かけ以外でもできます。一番カンタンな方法はスキンシップ。普段より多めにしてあげてくださいね!
先生との連携
先生にも事実を伝えてみてください。30人前後の児童を見ながら学級を動かさなければならない先生は、とにかく忙しいです。先生は怒っている生徒さんは見えていても、周りの児童の様子まで気づいていないかもれません。
学校に行くのは通過点。その先、夢に挑戦する子になる子育てをすることが大事だと考えています。子育ても人生も諦めなければいつからだって変えられます!