「今日は休ませて!」 学校を休む目安になる 子どものSOSとは?

 

学校に行く・行かないは
基本的には
子ども自身が決めること
とお伝えしました。

「今日は行ってみようかな」

「今日はちょっと無理かも」

自分の状態を感じて、
自分で考えて、
自分で決める。

この経験は、これから先、
子どもが自分の人生を
自分で選んでいくためにも

とても大切な力になります。

ところが!そんな私でも、

「お願いだから、
今日は休ませてあげて!」

と思うサインがあります。

それが、

頭痛
腹痛
吐き気
めまいなど、
体にSOSが出ているときです。

もちろん、
風邪などの体調不良なのか?
別の病気が隠れていないか?

必要に応じて
医療機関で確認することは大切です。

そのうえで、
学校がある日の朝になると
頭が痛くなる。

お腹が痛くなる。

学校がお休みの日には
症状が出ない。

そんなときは、

「本当に痛いの?」
「学校に行きたくないから
言っているだけじゃない?」
と疑うよりも

今、この子の脳と体には
それだけ大きな負荷が
かかっているんだ!
と捉えてほしいんです。

不安や緊張が強くなると、
脳では危険を察知する
扁桃体が反応し

自律神経やストレス反応にも
影響します。

すると、
お腹が痛い。

頭が痛い。

吐き気がする。

体が動かない。

というように

「行きたくない」ではなく
「行けない」が
体に現れることがあります。

そんなときに
心配だからこそ

「薬飲んだら行ける?」

「少し休んだら学校行こうか」

「1時間だけでも行ってみる?」

と声をかけたくなる
お母さんもいると思います。

もちろん、お母さんは
できれば学校に行ってほしい。
このまま休んで大丈夫かな。

そんな心配があるからこその
言葉ですよね。

私のそうだったので
とてもよくわかります。

だけど、
体にまでSOSが出ているときに
必要なのは

登校させることではなく
まず、脳の緊張やストレスを
和らげること!

「今日は休んでいいよ」

「痛いんだね」

「大丈夫。ママは味方だよ」

そんなふうに
もう頑張らなくていい
と脳が感じられることが
先なんです。

そして、朝はあんなに
お腹が痛いと言っていたのに、

学校を休むと決めた途端に
元気になった。

お昼にはゲームをしている。

笑っている。

ご飯も普通に食べている。

すると、

「やっぱり仮病だった?」

「こんなに元気なら
学校行けたじゃん!」

と思ってしまうことも
ありますよね。

だけど、ここで見てほしいのは
元気になったことではなく、
なぜ元気になれたのか?
です。

「今日は学校に行かなくていい」

と分かったことで、
張りつめていた緊張が
和らいだ可能性もあります。

つまり、午後から元気になったことは
朝の痛みが嘘だった
証拠ではありません。

むしろ、安心できたことで
脳と体が少し回復してきた、
という見方もできるんです。

だから、元気になった姿を見て

「じゃあ今から学校行こう!」

と再び登校へ引っ張らないこと。

もし、お子さん自身から
「やっぱり行ってみようかな」
と言ったのであれば、
その気持ちを応援してあげればいい。

大切なのは、
休ませることそのものでは
ありません。

体にSOSが出るほど
追い込まれているときに、
さらに頑張らせるのではなく

まずは安心して過ごせるように
してあげること。

 

この安心があるからこそ、
子どもはまた

「どうしようかな」

「やってみようかな」

と考える力を
取り戻していきます。

体にSOSが出ているときは
脳を休ませるサイン。

ここを、
ぜひ覚えておいてくださいね。

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