前回は、
真面目で優等生タイプの子が
学校に行けなくなる背景を
ご紹介しました。
学校が怖くて行けない。
学校のことを考えるだけで不安になる。
そんな強い不安を抱える子の中には、
考え方のクセが、
学校生活を送る上で負担に
なっている子もいます。
物事の捉え方が
偏ってしまうことを、
認知のゆがみ
と呼ぶことがあります。
今日は、
完璧主義
白黒思考
○○べき思考
という3つの思考のクセから、
お子さんの言葉や行動を
見ていきましょう!
▼学校が休む日が増えてきた子の
「休ませる?背中を押す?」がわかる!
① 完璧主義
「自分が納得できるまで、きちんと仕上げたい!」
✅ きれいに字が書けているのに、
何度も書き直す。
「もう十分きれいだよ」
と声をかけても、
「ここの線が違う!」
「もっときれいに書かないと!」
と、消しては書いてを繰り返す。
✅ 好きな絵を描いていても、
一本の線が思いどおりにならないと、
何度も描き直す。
楽しく始めたはずなのに、
「違う!こうじゃない!」
と、だんだんイライラしてしまう。
丁寧に取り組むことや、
良いものを作りたい気持ちは、
お子さんの大切な良さです。
けれども、
疲れていてもやめられない。
十分できていても満足できない。
そんな時は、
自分に求める基準の高さが、
本人を苦しくさせている
ことがあります。

② 白黒思考
「できたか、できなかったか。
0か100かで考える」
✅ 一つ間違えただけで、
「もう全部ダメ!」となる。
ほかの問題はできているのに、
「どうせ自分はできない!」
と、投げ出してしまう。
✅「遅刻するなら行かない!」
途中からなら登校できそうでも、
朝から行けなかったことで、
「今日はもうダメ」となってしまう。
ママには、
「できているところもあるよ」
「途中からでもいいんじゃない?」
と思えることが、
本人には、
「それでは、できたことにならない」
と感じられることがあります。

③ べき思考
「こうするべき」
「こうでなければいけない」
✅ 宿題ができていないと、
「学校に行かない!」
わからない問題が残っていても、
先生に相談するという方法より、
「宿題は、全部きちんと
終わらせてから学校に行くべき!」
という思いが強くなってしまう。
✅ 教室は不安だけど、
別室には行きたくない。
「学校では、みんなと同じように
教室で過ごすべき」
「自分だけ別室に行くのはダメ」
と思っていると、
別の過ごし方を提案されても、
受け入れにくいことがあります。
ルールを守ろうと頑張るあまり、
今の自分にできる方法より、
「こうするべき」が
優先されてしまうこともある
のです。

学校に行けなくなる前や、
今のお家での様子を振り返って、
重なるところはありましたか?
ただし、同じ言動でも、
先生への怖さや友達の視線など、
背景はさまざまです。
この例だけで決めつけず、
お子さんの思いを見ていきたいですね。
「一つ間違えただけなのに、
どうしてそんなに怒るの?」
その怒りの奥には、
「思いどおりにできないのがつらい」
「間違えた自分はダメ」
「ちゃんとしなければいけない」
そんな思いが
隠れているのかもしれません。
何をしたかだけでなく、
どんな思いでそうしているのか?
そこに目を向けることが、
わが子に合った関わり方を
考える手がかりになります。
今、
子どものタイプと声かけをまとめた
小冊子を準備しています。
「うちの子は、何がつらいのかな?」
「どんな声かけが合うのかな?」
そんな疑問を整理する
きっかけにしていただけたら嬉しいです。
ご案内を楽しみに
お待ちくださいね。
今日はここまで!



