親野智可等先生のコラムから学ぶ!子どもを伸ばす『褒め育児』をはじめよう

漫画「ドラゴン桜」の指南役で有名な親野智可等先生。今回は幼稚園を経由して配布される「あんふぁん」の特集コラムの中で書かれている褒め育児について考えていきたいと思います。
 

【目次】

1.そもそも褒め育児って何?
2.褒め育児がもたらす効果とは?
3.褒め育児で伸びるのは子どもだけではない
4.発達凸凹から考える、褒め育児のヒント
5.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会

 

1.そもそも褒め育児って何?

 
 
日々子育てをしていると、叱ることばかりで褒めることって少なくないですか?
 
 
褒めて育児をすることの大切さは、重々承知しているはずなのに…
 
 
次こそは褒めてあげよう!と思った瞬間、子どもを見ると衝撃の光景が広がっている。褒めるときがなかなか無いんですよね。
 
 
しかし、親野先生はコラムの中で“無条件の褒め”が人としての土台をつくると語られています。
 
 
幼い子どもは自分のことがよく分からないから、他人の言葉で「自分」を認識するとも語られています。この時期にいかに沢山の褒めをすることが大切かがわかります。
 
 
「生まれてきてくれてありがとう」
「ママは○○が大好きだよ!」
「○○がいてくれてママは毎日幸せだよ!」
「そんなことできるの?上手だね。」
 
 
など、子どもの存在をそのまま受け入れ褒めるというのが無条件の褒めです。
 
 
大好きなママがそのままの自分を認めてくれたら子どもは嬉しいですよね。
 
 
この無条件の褒めを常にシャワーのように子どもに浴びせることが褒め育児なのです。
 
 
 
 

2.褒め育児がもたらす効果とは?

 
 
褒め言葉のシャワーを幼いうちから沢山浴びて育ってきた子どもは、自信がもてるようになります。
 
 
そして自信が持てるようになった子どもには自己肯定感が育ちます。
 
 
自己肯定感とは、自分はできる!頑張れる!と、自分自身を高く評価できる感情です。
 
 
この感情がないと自分は必要とされていないと感じ、生きる意欲すら失ってしまうこともあります。
 
 
子どもの人生はこれからが本番です。
 
 
幼児期にしっかり自己肯定感を育ててあげたいですね。
 
 
初めはなかなか褒めるところを探すのが難しいかもしれませんが、視点を変えれば子どもの褒めポイントはたくさんあります。
 
 
ぜひ今から褒めポイントを探して、子どもに伝えてみてくださいね。
 
 
 
 

3.褒め育児で伸びるのは子どもだけではない

 
 
親野先生は、褒め育児で伸びるのは子どもだけではないことをコラムの中で語られています。
 
 
褒め育児をする親も成長するのです!
 
 
子どもを叱ってばかりいるということは、子どものできないところ、つまりマイナスの部分ばかりに目が向いています。
 
 
しかし、子どもを褒めて育児できるということは、常に子どのできているところ、プラスの部分を探しているわけです。
 
 
プラスの部分を常に探すことを習慣づけることで、親の思考もプラス思考へと変化していきます。
 
 
他人のプラスを見つける目が培われると、子ども以外の人とのコミュニケーションにも役に立ちますね。
 
 
褒め育児は親子ともに成長します。
 
 
 
 

4.発達凸凹から考える、褒め育児のヒント

 
 
親野先生の褒め育児から、発達凸凹の子育てについてのヒントを考えてみたいと思います。
 
 
無条件での褒め育児は子どもの自信をつけ、自己肯定感が高まることがわかりました。
 
 
しかし、発達凸凹の子どもを持つ親の育児は一筋縄ではいきません。
 
 
褒めてあげたい!今ここにいるありのままの我が子を愛してあげたい!と思っていても、なかなかそのチャンスがやってはこないのが現状です。
 
 
そして、状況によっては困ったことばかり目の前で起こるので叱ることの方が多いのではないでしょうか?
 
 
発達凸凹の子どもは、家でも幼稚園でも褒められることが少ないのが事実です。
 
 
しかし、否定ばかり繰り返されていたら自信を失い、自己肯定感は育たないですよね。
 
 
一般的に発達凸凹の子どもは、ポジティブな感情よりもネガティブな感情の方が蓄積されやすいといわれています。
 
 
他の子どもに比べ、スムーズにできないこともたくさんあります。
 
 
親野先生はコラムの中で、「子どもができないときはやってあげよう」と語っていらっしゃいます。
 
 
できないことが多く、イライラして叱ってばかりいるより、手助けをした方がかえって自立につながるとも語られています。
 
 
これを知ったら少し気が楽になりませんか?
 
 
例えば、着替えがスムーズにできない場合は手助けし、最後ボタンを一つだけ自分で止めさせるようにする。
 
 
ボタンを自分で一つ止めることができたら、ここはもう褒めポイントですよね。
 
 
「ボタン止められたね!」「できたじゃん!」「がんばったね!」笑顔で褒め育児をしてあげてください。
 
 
褒め育児を繰り返すことにより、発達凸凹の子どもの自信を失わせることなく、自己肯定感を育てていってあげられるのです。
 
 
ぜひ様々な場面で参考にしてくださいね。
 
 
 
 

5.聞くだけで、発達凸凹キッズの子育て上手になる!親野智可等先生の講演会

 
 
このたび、パステル総研では、親野智可等先生をお招きして講演会を開催することになりました。
 
 
多数の著書を出されている親野先生ですが、実際の講演会で直接お会いして聞くお話しは、本やコラムとはまた違う気づきが得られるはずです。
 
 
残席がわずかとなっております。
 
 
ぜひこの機会にお誘いあわせの上、お越しいただければと思います。
 
 
「親の気持ちが楽になれば子どもが幸せになる親力講座」
 
▶︎日時
9月14日(土)13:30〜15:30
 
▶︎場所
アルカディア市ケ谷 私学会館
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2−25
https://www.arcadia-jp.org/access/
 
▶︎費用:無料
 
 
今回の講演会では、あの人気トレーナーや総研記事でお馴染みのあのリサーチャーも参加予定です。ぜひ、交流してみてくださいね。
 
 
ぜひワクワクを体感しにきてください!みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
 
 
▼▼お申し込みはこちらから▼▼
 
 
 
 
執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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