「学校行きたくない」の対応法~新学期の登校しぶり、私はこうやって乗り越えました!~

登校
【新学期の登校しぶり】「学校行きたくない」と泣く子にどう対応する?私の体験から、親がやりがちなNG対応と、実際に効果があった声かけの事例を紹介しています。
 
 

1.新学期の登校しぶり、「学校行きたくない」と言い出したわが子に戸惑った私の気持ち

 
 
「もう新学期始まってるのに、毎朝『行きたくない』って言われる…」
 
 
そんなふうに、登校前の時間がしんどくなっていませんか?
 
 
ここ数日、「新学期が始まってからの登校しぶりに困ってます…」という声をたくさん聞いています。
 
 
私も、かつてまったく同じように悩んでいた一人です。
 
 
だからこそ今日は、新学期の登校しぶりを、私はどうやって乗り越えたのか?をお伝えしたいと思います。
 
 
男の子
 
 
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2.新学期の「学校行きたくない」にはNG!登校しぶりが悪化した声かけとは?

 
 
以前の私は、新年度が始まったこの時期になると「学校行きたくないって言われたらどうしよう…」「また朝になるとグズグズするのかなぁ…」と、とにかく不安でいっぱいでした。
 
 
息子はというと、始業式の前日からソワソワ…、いざ学校が始まっても毎晩ぐずぐず…
 
 
「明日、学校いやだなあ…」
「友だちといるの、なんか疲れる…」
「新しい先生、ちょっとこわい…」
 
 
このように不安を訴えてきてはイライラし、なかなか寝付くことができませんでした。
 
 
当時の私は、何としてでも学校に行ってほしいと思っていたので、こんな言葉を聞くたびに、胸がギュッとなって、不安になっている息子に
 
「そんなこと言わないの!」
「学校に行けば友達に会えるから!」
「まだ午前だけだし、すぐに終わるから大丈夫!!」
 
なんとか説得しよう!なんとか言い聞かせよう!!そんな思いで声をかけ、焦れば焦るほど親子で疲れていきました。
 
 
学校行かない
 
 

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3.「学校行きたくない」の裏にある子どもの脳のしくみとは?

 
 
実は、こうした『登校しぶり』には、脳のしくみが深く関わっているんです。
 
 
私たち人間の脳には、「扁桃体(へんとうたい)」という警報装置のような部分があります。
 
 
この扁桃体は「怖い」「不安」「イヤだ」と感じると、すぐにストレス反応を出して、『逃げるモード』にスイッチを入れてしまうんです。
 
 
つまり、新学期の「知らない先生」「新しいクラス」「まだ馴染めていない友だち」などが、子どもにとっては『脳が危険と判断する刺激』になっている可能性が高いんですね。
 
 
大人の目には「ちょっとしたこと」に見えても、 子どもの脳は「これはこわいぞ!避けよう!」とフル回転で逃げ道を探してる。
 
 
これが、あの「学校行きたくない」の正体だったんです。
 
 
脳
 
 

4.登校しぶりを乗り越える!「学校行きたくない」に効いた共感の声かけを

 
 
では、そんな不安な脳にどう対応したらいいのか?
 
 
私が子どもへの接し方を学び、声かけを変えただけで、息子の登校しぶりはあっという間になくなりました!
 
 
それは『共感の声かけ』です。
 
 
扁桃体が不安でいっぱいのとき、 一番必要なのは「安心」
 
 
親が「わかるよ」「そう思うよね」と言葉で受け止めることで、脳の中の『安心のスイッチ』がじわじわと働きはじめるんです
 
 
今日は、私が実際にどのように声かけをしているのかをあなたに教えます!
 
 
自分の期待・願い・想いをいったん脇に置いて(←これが結構大事です!)、とにかく子どもの思いに共感する!
 
 
具体的には
子「明日、学校行きたくない…」
母「そっか〜。そう思うくらい、ドキドキしてるんだね」
 
子「学校なんてなくなればいいのに!」
母「うん、そんなふうに思っちゃう日もあるよね」
 
子「先生、ちょっと怖いかも…」
母「そうなんだ。初めての先生って緊張するよね」
 
子「めんどくさい…」
母「めんどくさいのに、よく頑張っているよね」
 
 
こんな風に、まずはたっぷり聞く・聞く・聞く!
そして共感する!
 
 
実は、脳科学でも「感情のラベリング(名前づけ)」という方法が、不安をやわらげるのにとても効果的だとわかっています。
 
 
つまり、「緊張してるんだね」「こわいんだね」と言葉にしてあげるだけで、 脳は「あ、自分の気持ちをわかってくれる人がいる」と認識し、安心していくんです。
 
 
私が「どうにか説得しなきゃ」と思っていたときは、 息子の不安はどんどん大きくなっていきました。
 
 
でも、「共感」に切り替えたことで、あのグズグズや朝の大暴れが、ほんとうにピタッと減っていったんです
 
 
ほんの少し意識を変えるだけで、子どもの不安がスーッとなくなり、さらに一歩前に進むことができるようになりました。
 
 
②子どもが全部気持ちを吐き出したら、「じゃあこうしようか!」と子どもが「これならできそう」と思える小さなゴールを提案してあげる!
 
 
たとえば、
「今日はお教室まで行ってみようか」
「先生に“おはよう”だけ言って帰ってこようか」
「5分だけ中にいて、それから一緒に帰ろうか」
 
 
出来たらたくさん褒める!!!
 
 
たったこれだけ!
 
 
ポイント
 
 

5.新学期の登校しぶりはチャンス!信頼関係を深める親の関わり方

 
 
登校しぶりは、親にとっても大きな試練。
 
 
でも、視点を変えれば『信頼関係を育てる大事な時期』でもあります。
 
 
子どもは「安心基地」があるとわかるだけで、グッと強くなれるんです。
 
 
だからこそ、「なんで行きたくないの!?」じゃなくて、「そっか、不安なんだね」から始めてみてほしいです。
 
 
子育ては誰も教えてくれません。難しくて当たり前。
 
 
だけど脳のしくみを知ると、子どもの反応にも少し余裕を持てるようになります。
 
 
子育てって、つい「正解」を探したくなるけど… ちょっとした知識と、ちょっとした共感で、子どもの世界は本当に変わります。
 
 
だから、ひとりでもたくさんのママに、もっと楽な子育ての方法を知って欲しいと思っています!
 
 
今、登校しぶりに悩んでいるママへ。
 
 
大丈夫。焦らなくていい。 「安心」を届けることが、きっと一番の近道です。
 
 
登校
 
 
 
 
 
執筆者:いたがき ひまり
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー
 
 
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