ゲーム三昧で外に出ない…夏休みに引きこもる小学生への声かけのコツ

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夏休みになると、小学生の子どもが一日中家にこもってゲーム・YouTube三昧…。外に出たがらない様子に不安を感じる保護者は少なくありません。本記事では、親ができる具体的なアプローチの方法や環境づくりの工夫を紹介します。
 
 

1.夏休みに引きこもりがちな小学生…親ができる5つのサポート方法

 
 
✔️朝から晩までゲーム・YouTube三昧
✔️一歩も外に出ず、1日家でぐうたらしている
✔️友達とも遊ばない
✔️勉強もしない
 
夏休みに入ってから、そんなわが子の姿にモヤモヤしているママはいませんか?
 
 
自由な時間が増える夏休み。
 
しかし、自由なはずのこの時期に「家に引きこもってばかりの子」を見て、不安を感じる親御さんは少なくありません。
 
 
この記事では、なぜ小学生の子どもが夏休みに引きこもりがちになるのか、その背景と親ができる声かけや環境づくりの工夫についてご紹介します。
 
 
ゲーム
 
 

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2.夏休みに小学生の子どもが引きこもりになる理由

 
 
夏休みに外出を嫌がる子どもには、いくつかの理由が隠れている場合があります。
 
 
◆暑さや疲れを避けたい
 
特に近年の日本の夏は猛暑が続くため、「暑い」「だるい」「出たくない」と感じる子は多いもの。
 
 
大人でも外に出るのがしんどいのですから、子どもが避けたがるのも無理はありません。
 
 
ゲームやYouTubeが面白すぎる
 
夏休みは時間に余裕があり、親の目が届きにくい場面も増えます。
 
 
スマホやタブレットがあれば、何時間でも好きな動画やゲームに没頭できてしまう今の子どもたち。
 
 
夢中になればなるほど、「外に出るのが面倒」「他のことはやりたくない」という状態に陥りやすくなります
 
 
◆家の中が安心
 
発達の特性がある子や、繊細な気質の子どもは、外出先の騒がしさ、人の多さ、初対面の相手とのやりとりなどに疲れてしまうことも。
 
 
「家の中が一番安心」と感じてしまえば、外に出ることがどんどん億劫になります
 
 
朝からテレビ
 
 

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3.夏休み、毎日ゲーム三昧の子どもにイライラしていました。

 
 
そうは言っても、子どもが夏休みに引きこもっていると、親としては「このままで大丈夫?」という不安でいっぱいになりますよね。
 
 
実は、私自身にも同じ経験があります。
私の子どもも、夏休みは基本、家に引きこもりがちでした。
 
 
朝起きるとすぐタブレットを手に取り、お昼を食べるのも忘れるほどゲーム三昧の日々。
 
 
声をかけても、「今いいところだから」「あとちょっとだけ」と言われ、気づけば夕方になっている。
 
 
時間制限をすると、イライラして癇癪を起こすように…。
 
 
「こんな夏休みで本当にいいの?」「他のお友達はクラブ活動などで有意義な夏休みを過ごしているのに…。」と、私は心の中でずっとモヤモヤしていました。
 
 
また、休みの間に外との関わりが減り、生活リズムも崩れてしまった状態で新学期を迎えられるのかというのも心配でした。
 
 
「2学期が始まって、学校に行くのを嫌がったらどうしよう?」
 
 
そんな不安ばかりが頭をよぎり、「今のうちに何とかしないと!」と焦る気持ちばかりが募っていきました。
 
 
でも、焦るあまりに「なんで外に出ないの!」「そんな生活じゃダメ!」と強く叱ってしまい子どもの心はますます閉じていったのです。
 
 
イライラお母さん
 
 

4.引きこもりがちな子どもへのNG対応とは?

 
 
親としては、「せっかくの夏休みなんだから外で遊んでほしい」「もっと友達と遊んだ方がいい」と思うものです。
 
 
しかし、その思いが強くなりすぎてしまうと、つい次のような言葉をかけてしまいがちです。
 
 
「いつまでゲームしてるの!いい加減外に行きなさい!」
→頭ごなしの指示は、子どもにとってプレッシャーになります。命令口調では反発心を招くだけで、逆効果になりがちです。
 
 
「ほかの子は毎日外で遊んでるのに」
→他の子どもと比べられると、自尊心が傷つき、「どうせ自分はダメなんだ」と思ってしまいます。
 
 
「このままだと、将来が不安…」
→つい、独り言で言ってしまいそうなこの言葉。子どもの未来を案じる気持ちは理解できますが、ネガティブな予測は不安を増やすだけです。
 
 
大切なのは「外に出さなきゃ」と親が焦る気持ちを一度保留し、今の子どもの状態を冷静に見つめ直すことです。
 
 
観察
 
 

5.夏休みの引きこもりを防ぐために親ができること

 
 
では、どうすれば子どもが自分から外に出てみようという気持ちになれるのでしょうか。
 
 
無理強いせず、自然な形で「外の世界」に目を向けられる工夫を紹介します。
 
 

①小さな外出からスタート

 
「外で1時間遊ぼう!」ではなく、「ポストにハガキを出しに行く」「スーパーでおやつを選ばせる」といった、目的のある短時間の外出から試してみてみましょう。
 
 

②子どもが興味を持つことで誘う

 
虫取り、電車観察、好きなキャラクターのイベントなど、「子ども自身がやりたいこと」に親が付き合う形がよいでしょう。
 
 

③やることリストでゲーム以外の選択肢を用意

 
「ゲームは1日〇時間」のような制限だけでなく、工作、料理、読書(漫画本でもOK!)など、家の中でできる楽しいことを一緒に考えてみましょう
 
 
紙に書いたり、ポスターにしたりして表示するといいですよ!
 
 

④ワクワク予定をカレンダーに書く

 
夏休み中、子どもが楽しみな外出予定を少しずつ入れていきましょう
 
 
「〇日は家族旅行、△日はプール」と親子で決めてカレンダーに書きこむ見通しが立って安心感も生まれます
 
 

⑤それでも外に出たがらないときは…

 
どんなに工夫しても、子どもが「やっぱり出たくない」と言うこともあります。
 
 
感覚過敏やこだわりが強い子、発達に課題のある子は、外出へのハードルがより高くなることがあります
 
 
そんな時は「今は心の充電期間」と割り切って、家庭の中でできる体験を充実させるのも一つの方法です。
 
 
また、大切なのは、その子にとっての「安心」を一緒に見つけていくことです。
 
 
「引きこもり=問題行動」と一括りにせず、子どもが安心して活動できる形を少しずつ広げていきましょう
 
 
最近では、オンラインでのイベントやワークショップの開催も多く企画されていますので、家の中で参加できるイベントを見つけるのもいいですね。
 
 
また、家の中で親子で楽しめることもたくさんあります。
 
・一緒にゲームをして楽しむ
・一緒に料理をする
・一緒にYouTubeをみながら会話する
・一緒に工作をする
・一緒にゴロゴロする日を楽しむ
 
子どもの安心と意欲のバランスを見ながら、小さなチャレンジを後押しできる環境を整えていきましょう。
 
 
親子で料理
 
 
 
 
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