「寒いから学校に行きたくない」と言う子どもへの対応|登校拒否はわがまま?

登校拒否,寒い,学校行きたくない
「寒いから学校に行きたくない」と言うのは単なるわがままではなく、発達特性や感覚過敏が関わることも…。この記事では、登校拒否・登校しぶりに悩むママが子どもの気持ちを理解し、安心できる対応を学べます。
 
 

1.「寒いから学校に行きたくない…。」はただのわがまま?

 
 
「寒いから学校に行きたくない…」
 
朝、布団からなかなか出てこないお子さんに対して
 
「みんな寒いけど頑張って行っているんだから」
「わがまま言わないの!」
と無理やり布団から離して起こしているママはいませんか?
 
 
朝になると「寒いから学校に行きたくない」と言って布団から出られなくなる日が続き、登校拒否が増えた時期があります。
 
 
最初のうちは「みんな寒いけど頑張って行ってるんだよ」と言い聞かせ、時には引っ張り出したこともありました。
 
 
でも結果的に子どもは泣きながら抵抗し、体調不良を訴えることも増えてしまいました。
 
 
当時の私は 「怠けているのかもしれない」「学校に行きたくないと言えば休めると思っているのかも」と考え、無理にでも行かせようとしたのです。
 
 
今振り返ると、これは大きな間違いでした。
 
 
子どもの気持ちを理解しようとせず、「ただ行かせること」だけに必死になってしまったのです。
 
 
その結果、子どもはますます朝を嫌がり、私自身も「どうしてうちの子だけ…」と自分を責め、苦しい毎日を過ごしました。
 
 
多くのママは「寒いから学校行きたくない!」と言われた時、最初は「ただのわがまま」と思うのが正直なところだと思います。
 
 
しかし、発達に特性がある子どもや敏感な子にとって、「寒いから行きたくない」という言葉には、単なる気まぐれではなく深い理由が隠れていることが少なくありません。
 
 
この記事では「寒いから学校に行きたくない」に隠れている背景と具体的な対応方法について解説します。
 
 
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2.子どもが寒い時期に学校に行きたくなくなる理由

 
 
冬の朝、布団から出るのがつらいのは大人でも同じことです。
 
 
でも、子どもが強く「寒い」と訴えるとき、それをただの怠けやわがままと決めつけるのは危険です。
 
 
発達障害グレーゾーンの子どもには感覚が敏感な子が多く、冷たい空気や服の素材、廊下の冷えなどが大人の想像以上に苦痛として響いている場合があります。
 
 
また、「寒い」という言葉は本当の理由を隠すカモフラージュであることも多いのです。
 
 
実際には「授業についていけない」「友だちとの関係が不安」「休み時間が苦手」といった学校生活へのストレスを抱えていても、子どもはうまく言葉にできません
 
 
言いやすい理由として「寒い」と表現しているだけかもしれません。
 
 
さらに、発達の特性として「朝の切り替えの苦手さ」や「急がされることへのストレス」が関わっているケースもあります。
 
 
大人が思う以上に、朝のルーティンをこなすこと自体が大きな負担になっているのです。
 
 
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3.ママができる具体的な対応策

 
 
まず大切なのは「寒いんだね、つらいね」と気持ちを受け止めることです。
 
 
この一言で、子どもは「分かってもらえた」と感じて安心します。
 
 
決して「わがまま言わないで!」「みんな頑張ってるんだから!」と突き放さないことがポイントです。
 
 
また、学校に行くことをいきなりのゴールにせず、小さなステップを作ってあげましょう。
 
 
たとえば「今日は制服を着るだけ」「玄関まで行くだけ」でも十分です。
 
 
その小さな成功を積み重ねることで、子どもは自信を取り戻してきます。
 
 
朝に安心できるルーティンを取り入れるのも有効です。
 
 
少し時間に余裕を持って朝の時間を過ごし、温かい飲み物を一緒に飲む、好きな音楽を流す、軽くストレッチをするなど、心と体をゆっくり起こしてあげる習慣は、登校への準備になります。
 
 
さらに、学校と連携して負担を減らす工夫も必要でしょう。
 
 
母子登校や遅刻登校、短時間だけの参加など、柔軟な方法を相談してみてください。
 
 
「必ずみんなと同じに」と思いすぎないことが、長い目で見て子どもの安心につながります。
 
 
スモールステップ
 
 

4.登校拒否を長引かせないためのポイント

 
 
子どもが行けない日があっても、「うちの子はもうダメなんだ」と思わないでください。
 
 
登校拒否や不登校は、どの子にも起こりうることです。
 
 
「ま、そんな日もあるさ」 「学校に行きたくないと本音を言ってくれたことが重要」と学校に行けないことをポジティブに考えてみましょう。
 
 
また、このような状態にある時、学校に行けない子どもの心を守ることを最優先にしがちですが、忘れてはいけないのがママ自身の心を守ることです。
 
 
子どもが登校拒否をするようになったり、不登校になると、孤独を感じやすくなります。
 
 
信頼できる人に話す、同じ悩みを持つ親とつながる、自分の休息の時間を確保するなど、ママの心のケアも同時に必要です。
 
 
不安
 
 

5.【保存版チェックリスト】寒いから学校に行きたくない子どもへの対応ポイント

 
✔️「寒いんだね、つらいよね」とまず共感する
 
✔️学校に行くことをゴールにせず「服を着るだけ」「玄関まで行く」など小さなステップを設定する
 
✔️ 朝に安心のルーティンを取り入れる(温かい飲み物、音楽、ストレッチなど)
 
✔️学校と連携して、遅刻登校・保健室登校・短時間登校など柔軟に対応してもらう
 
✔️ 行けない日があっても責めずに「学校に行きたくないと本音を言ってくれたことが重要」と前向きに捉える
 
✔️ ママ自身の心を守る(信頼できる人に話す、自分の時間を作る)
 
 
「寒いから学校に行きたくない」という言葉には、子どもなりの理由があります。
 
 
感覚過敏や不安、朝の切り替えの難しさ…。
 
 
それを理解し、共感の一言をかけることで、子どもは安心して次の一歩を踏み出せるようになります。
 
 
まずは今日から、このチェックリストの中から一つだけ選んで実践してみてください。
 
 
「共感の声かけ」でも、「朝のルーティン作り」でも構いません。
 
 
小さな一歩が、子どもの未来とママの心を守る大きな力になりますよ。
 
 
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