学期末に登校渋りが加速した子どもが、登校できるようになったママの対応

学期末に登校渋りが加速した子どもが、登校できるようになったママの対応
学期末の急な登校渋りや、元気がない子どもの様子に悩んでいるママはいませんか。 登校渋りは、大人が考える以上の子どものSOSであることもあります。 学校にストレスを感じながらも、エネルギーを取り戻して登校できた、子どもへの対応をお伝えします。
 
 

1.急に登校渋りが加速していませんか。

 
 
新学期から毎日学校へ行けていたのに、学期末になって急に登校渋りが増えている…ということはありませんか。
 
 
長期休み明けに登校渋りが起こることはよくあるケースですが、ずっと順調に登校してきたのに、学期末が近づいてきたところでエネルギー切れを起こし、学校へ行けなくなることがあります。
 
 
実は、私の娘も1学期の後半にまったく同じようにエネルギー切れを起こしました。
 
 
毎日友達と学校へ行っていたのに、長期休みが目前の数週間、朝になると登校渋りが急に増え、行けない日が多発したのです。
 
 
親としては、
 
「ここまで登校できてたのに」
「もう少しなんだから頑張ってほしい!」
 
といった落胆を感じてしまうと思います。
 
 
冬休みまであともう少しという時期になりました。
 
 
ここまで毎日頑張ってきたお子さんにとって、この時期は心と体のエネルギーが切れやすい、いわば“がんばりの限界ライン”です。
 
 
急に登校が難しくなった娘が、「頑張って行く!」と決めて登校できるようになったママの声掛けや向き合い方をご紹介します。
 
 
「うちも今、ちょうどしんどい時期かも…」と感じているママのヒントになるはずです。
 
 
女の子が玄関前に座って落ち込んでいる様子
 
 

2.学校へ行くことを促すような声掛けをしてしまいました

 
 
登校渋りを経験したことがある小5の娘は、「5年生はちゃんと学校へ行く!」と気持ちを改め、新学期から毎朝お友達と登校していました。
 
 
一時の登校渋りがなんだったのか不思議になるくらい、毎朝元気に家を出ていました
 
 
それが、一学期も後半に差し掛かってきた頃、少しずつ雲行きが怪しくなっていきました。
 
 
学校には行けていたのですが、朝の支度が遅くなったり、お腹が痛いと言い出して、だんだんとお友達との約束の時間に出られなくなり、学校まで送って行く日が増えていきました。
 
 
7月に入ると、登校渋りが加速
 
なかなか着替えなかったり、朝ごはんを食べなかったり、どんどん支度が遅くなっていきました。
 
 
家を出る時間になると「学校行く」と言うのですが、靴を履こうとしなかったり、玄関まで行くのに立ち止まってしまったり、後ずさりをするようになりました。
 
 
渋る行動を繰り返しながらも、最初のうちは送って行けば登校できていたのですが、次第に欠席する日も多くなっていきました
 
 
学校へ行きたくない大きな理由もはっきりしなかったので、
 
「ここまで頑張って登校できたんだから、あと数日なんだから頑張ろうよ」
「あと〇〇日行ったら、もう夏休みだよ」
 
と、学校へ行くことを促す声掛けをしてしまいました。
 
 
しかし今思えば、子どもにとっては、とても苦しい声掛けだったかもしれません。
 
 
様子がおかしい女の子
 
 

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3.脳が大きなストレスを感じることで防衛機能が働いてしまい、学校へ行けなくなってしまいました。

 
 
「なぜ学校へ行きたくないの?」
子どもに聞いても、明確な答えが返ってくるわけではなかったので、とてもモヤモヤしました。
 
 
学校へ行けたり、行けなかったりを繰り返している間、担任の先生と頻繁に連絡を取り合う中で、一つ原因となっている理由に辿り着き、娘の脳の中で起こっていることがわかりました。
 
 
それは、娘に対しての担任の先生の認識と、娘自身が感じている状態に大きなズレがあったことです。
 
 
担任の先生に学校の様子を聞くと、
 
「お友達と笑い合って楽しそうにやっていますよ」
「学期末の学年レクの準備も楽しそうに進めている様子が見られます」
 
という、あまり心配が無さそうな話を聞くことができました。
 
 
この時点では、学校では楽しそうなのになぜ行かれないのだろう?と疑問に思うばかりでした。
 
 
しかし、ある時、娘は 「学校楽しくない」 「学年レクつまんない。やりたくない。」と言い出しました。
 
 
学校では周りから楽しそうに見えている姿も、娘にとっては、真逆の状態にあったのです。
 
 
毎日の刺激の多い学校生活に加え、娘は周りの多くの出来事からの影響を敏感に受けていながら、本当は嫌なことも表面に現さずにふるまい、多くのストレスを感じていました。
 
 
そこで、娘の脳は防衛機能が働いてしまったのです。
 
 
脳は、ストレスが大きい状態になると、自分自身を守ろうとします。
 
 
これは、人間が狩りをして自然と隣り合わせで生きていた時代に身についた本能です。
 
 
危険を感じると、脳は行動をストップさせ、それ以上の危険やストレスを受けないようにしてしまいます。
 
 
登校渋りは、同じような現象と言えます。
 
 
子どもは、これまでも学校へ行くことに精一杯頑張って来ていたけれど、これ以上ストレスを感じたら、壊れてしまうようなSOSであることがあります。
 
 
大人から見るとあともう一歩だとしても、子どもにとっては、限界が来ている状態だったのです。
 
 
 ▶お家で荒れているケースについては、こちらを参考に👇 
 
 
こどものSOSが書かれた黒板
 
 

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4.子どもの心が元気になることを意識して、2つの対応を取り入れました

 
 
子どもの脳がストレスでいっぱいになって、学校へ行くというエネルギーが無くなってしまった状態を回復させるには、ストレスを取り除いて、心を元気にすることを一番最初にするべきことだと思いました。
 
 
とにかく、家をリラックスできる場所にできることを心掛けました。
 
特に気を付けた対応は2つです。
 
 

①学校へ行きたくないという気持ちを「受容する」

 
行きたくない理由がはっきりしない場合は、
 
「なぜ行けないの?」
「頑張って行こうよ?」
「あと数日頑張ればいいだけなんだよ。」
 
という声掛けをしてしまうことが多いと思います。
 
 
しかし、子どもはずっと頑張って学校へ通学していました。
 
 
冬休み前だから! あともうちょっと頑張ればいいんだから! といった時期は関係なく、その時の子どもにある気持ちは「行きたくない」ということ
 
 
「そうなんだ」「行きたくないんだね」 と、受け止めます。
 
 
子どもが自分自身の気持ちを否定されないという認識への安心を与えます。
 
 

②発コミュのテクニック「3S」

 
発コミュのテクニックに「3S(3つのSの対応)」があります。
「笑顔で(smile)」「ゆっくり(slow)」「優しく(sweet)」です。
 
 
子どもと明るい表情で会話することを心がけます。
 
ママとの楽しい会話の影響はとても大きいです。
 
 
「行きたくない」という本当の気持ちを受け入れてもらえる安心感と、楽しい会話を繰り返すと、子どもの気持ちも少しずつ元気になっていき、行動へのエネルギーが生まれます。
 
 
そして、時に休んでしまう日があってもOKだと思います。
 
 
「学校行く!」と言いながら、行きたくないモード全開のような行動をとるときは、 「今日は休もうか」「疲れてるね、充電しようか?」 と聞くと、素直に「うん」と返ってきます。
 
 
休ませてしまうことで、休み癖が不安にもなりますが、行きたくない行動がかなり表面化している時は、休ませてあげることが、回復するための一つの手段です。
 
 
そしてもう一つ。
 
ママも自分自身を「受容」することをしてみてください。
 
 
登校渋りの対応をしていると、ママも対応に疲れが溜まっていきますよね。
 
 
笑顔で話せない、優しくなれない…という気持ちになります。
 
 
「大変だよね」「自分たくさん頑張ってる!」と、自分を包んであげてください
 
 
ママも自分を受容することで、気持ちが少し軽くなりますよ。
 
 
笑顔で草をもっている女性
 
 

5.学校にストレスを感じながらも、エネルギーを取り戻して登校できました

 
 
学期末に登校渋りが急加速し、母子登校したり、遅れて行ったり、欠席するなどを2週間程繰り返しました。
 
 
その間、子どもへの対応を試みながら、
 
「終業式は学校行けないのかな…」
「少しでも登校渋りの様子があったら休ませて上げた方が良いのかな」
 
と悩みと不安を感じていました。
 
 
対応を続けた結果、娘が「頑張って学校へ行く!」と決めて、母子登校で遅れて行く日々でしたが、終業式まで登校することができました
 
 
嫌に感じることやストレスになってしまうことがありながら、気持ちを切り替えて登校するエネルギーに変えられました。
 
 
今、この時期に、急に登校渋りが加速しているとしたら、それは子どもの何かしらのSOSサインです!
 
 
子どもへ安心感を与えてあげることと、明るく優しい声掛けで、子どもの元気を取り戻してあげてください。
 
 
笑顔で抱き合っている親子
 
 
 
 
執筆者:野口 れいこ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
 
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