子どものヘラヘラした態度や大声に悩み、周囲の言葉に傷ついていたママが、子どもの「できた」に目を向ける関わり方に出会い、少しずつ子育ての軸を取り戻していくまでの実体験を綴った受講生の声です。
1.周囲の言葉に揺れ、自信を失っていた子育ての日々
療育の先生から、
「今日の〇〇君はヘラヘラしてばかりいて、集中力がありませんでした。キーー!という大声が普段よりも多かったです。」
と言われることがよくありました。
そう言われる度に、自分自身の子育てを否定されているように感じてしまい、「こんなに頑張ってるのに、誰からも理解されない…」と落ち込んでばかり。
イライラした気持ちを子どもにぶつけては、自己嫌悪。
そんな毎日を繰り返していました。

2.家でも子どものヘラヘラした態度と大声に悩まされる日々
私の息子は、「ちゃんとしてほしい」と思う場面になると、なぜか笑いをこらえられなくなり、ヘラヘラと笑って私の顔色を伺うことがよくありました。
また、こだわりがとても強く、目の前の状況が自分の思った通りでなければ大声を出します。
私が声をかけても大声はおさまりませんでした。
耳栓をしなければ耐えられないほどの大声に、私は心も体も疲れ果て「私がこの子の母親だからうまくいかないのではないか」と、自分を責めてばかりいました。

3.子どもの「できた」に注目して、ハナマルをつけると決断
2カ月前から発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学び始め、毎日頑張って実践していました。
それでも、ある時から実践するのも億劫になってしまうほど疲れてしまい、色々なことが停滞していました。
そのような状態の中で、マスタートレーナーのいたがきひまりさんに今の自分の状況を包み隠さず話しました。
泣いて泣いて、とにかく泣きました。
泣いたら、不思議と気持ちがスッキリと軽くなり「自分が今やるべきことが何なのか」が見えてきました。
子どもの良いところに目を向けよう。
とにかく褒めよう!
子どもにも、そして自分にもハナマルをつけていこう!
そう心に決め、発コミュ式子育てをもう一度やり直すことにしました。

4.とにかくできたこと、頑張ったことに注目してハナマル!
療育日誌に、たとえ子どもに関して否定的なことが書かれていたとしても、ひとつでも、『できていたこと』が書かれていたら、そこに注目し、言葉にして子どもを褒めるようにしました。
ヘラヘラしていない時には、 「めっちゃ集中してるね!」 とオーバーなくらい褒めるようにしました。
大声を出している最中はそこを指摘せず、大声がおさまった後や、少しでも周りを意識して小さい声を出せたときに、たくさん、たくさん褒めるようにしました。
子どものヘラヘラや大声が、完全に解決したわけではありません。
それでも、最も変化したのは、私自身の心だと感じています。
ネガティブなことばかりに目を留めていた頃よりも、今のほうがずっと心穏やかでいられます。
笑顔でいられる時間が増えています。
誰がなんと言おうと、私は子どもの頑張りに気づける母でありたい。
子どもができたことに、誰よりも一番早く気づける私でありたいと思っています。

5.同じように悩むお母さんたちの支えになりたい
発達障害グレーゾーンの子を育てるママだからこそ、感じてきたことがあります。
悩み、迷い、苦しんだからこそ、共感できる思いがあります。
そして、子育てを通して見えるようになった世界や、出会えた人たちがいます。
私は、自分が経験してきたことを自分の中だけに留めておくのではなく、文章として発信していきたいと思うようになりました。
正直、文章力もパソコンのスキルも皆無ですが…
それでも「できるからやるんじゃない。やるから、できるんだ!」というひまりさんの言葉を胸に、行動したいと思っています。
まずは、ライティング講座での学びを通じ、次のステップへ進むために必要なことを、確実に習得したい。
同じ講座で学ぶ仲間の意見にも、たくさん触れていきたいと思っています。





