外出嫌いでも外に出たくなる!運動不足の子どもを誘うコツ

外出嫌いでも外に出たくなる!運動不足の子どもを誘うコツ
外に出たがらない子の運動不足、気になりますよね。この記事では、不登校の息子に実際に試してよかった、外出嫌いでも自然に外に出たくなる3つの声掛けと具体例を紹介します。
 
 

1.外出嫌いの子ども…外に出たがらない理由

 
 
家で過ごす時間が長くなると、体を動かす機会が減り、どうしても運動不足が気になりやすくなりますよね。
 
 
「このままで大丈夫かな」「体力がどんどん落ちてしまうのでは…」と、不安になるママも多いと思います。
 
 
特に不登校の子どもは、外へ出る習慣が少なくなることで、体を動かすチャンスが自然と減り、外出嫌いが強まることもあります。
 
 
外に誘っても「行きたくない」と断る背景には、
 
・外出へのちょっとした不安
・「外へ行くのは面倒…」という気持ち
・人の目が気になったり、慣れない場所が不安
 
こんな理由が重なっていることも少なくありません。
 
 
また、外に出てもすぐ帰りたがる場合は、体力の低下や「長く歩けるかな?」という見通しの持てなさが影響していることもあります。
 
 
「運動しなさい」と言う必要はありません。
 
 
外の楽しみや心地よさをそっと伝える一言が、子ども自身の「外に行ってみようかな」という気持ちにつながっていきます。
 
 
スマホを見ている子ども
 
 

2.外出嫌いの息子の場合

 
 
息子が小学6年生のとき、不登校が続く中で運動不足が気になるようになりました
 
 
買い物で時々外に出ることはあっても、ほとんどは車やバス移動。
 
 
体を大きく動かす機会はほとんどありません。
 
 
朝のジョギングや散歩に誘っても断られることが多く、家で過ごす時間がどんどん増えていきました。
 
 
「うちの子、本当に外出嫌いなんだな…」
 
そう感じた時、成長期にこのまま運動不足が続いて大丈夫なのかと不安がよぎることもありました。
 
 
家では手伝いもよくしてくれるのですが、全身を使う動きはあまりなく、「どう関わればいいんだろう」と悩む日々でした。
 
 
座って悩む女性
 
 

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3.運動は脳の成長にも関わる

 
 
体を動かすときに働く「運動系の脳のエリア」は、脳の中心を通る太い幹のような役割をしており、体の動きだけでなく、感情や意欲、集中力ともつながりが深いといわれています。
 
 
特に小学生の時期は、この部分が特に伸びやすい「発達の旬」
 
 
子ども時代のこの時期に、無理のない形で体を動かす体験を重ねていくことは、とても大切です。
 
 
少しずつでも体を動かす習慣が増えていくことで、「体をどう動かすか」をスムーズに伝える脳のルートも育ち、新しい行動へのハードルも下がっていきます。
 
 
この仕組みを知ってから、私は「どうやって運動させるか」ではなく、「どうしたら息子が自然と体を動かしたくなるか」という視点で声掛けを意識するようになりました。
 
 
How?の文字
 
 

4.外出嫌いの子どもを外に連れ出す3つの声掛けポイント

 
 
外出が苦手な子にとっては、まず「安心」が土台になります。
 
 
日頃からコツコツと肯定的な声掛けを積み重ね、心に大きなストレスがかかっていない状態を整えたうえで、「ワクワク」や「楽しそう」を感じられる声掛けを、そっと添えてみてください。
 
 

① 目的とご褒美でモチベーションを上げる

 
「散歩した後は、何がしたい?何が欲しい?」
「帰りに好きなもの買おうね」
 
→ 外出嫌いの子どもには「楽しみ」をセットにすると、外へ出るハードルがぐっと下がります。
 
 

② 子どもに選ばせる

 
「いつだったらできそう?」
「どれくらいで帰りたい?」
 
自分で見通しを立てられると安心し「自分で決めたからやってみよう」という自然な気持ちが育ちます
 
 

③ 楽しさ・気持ちよさを伝える

 
「風が気持ちいいね」
「体を動かすのって気持ちいいね」
 
→ 外の心地よさに意識が向くと、外出が「楽しい体験」として脳に残りやすくなり、外出嫌いの子も「また行ってみようかな」に変わりやすくなります。
 
 
親子が笑顔でこちらを見ている様子
 
 

5.散歩で見えた、息子の「心が動いた瞬間」

 
 
散歩に誘い出すことに成功した、ある日のことです。
 
 
玄関を出た瞬間、咲いている花の香りに息子がふと立ち止まり、
 
「こういう花、好きなんだよね」
「すごくいい匂いがする!」
 
嬉しそうに声を上げました
 
 
普段は花に興味がない外出嫌いな息子が、自ら香りを楽しむ姿を見せてくれたのは初めてでした。
 
 
その瞬間、私は「あ、今、心が動いたんだ」とハッキリ感じました。
 
 
外に出ることは、ただ体を動かすだけでなく、「新しい発見や喜びに出会える時間でもある」ということを、息子自身が感じられたのだと思います。
 
 
その日は息子自身が、
 
・外へ出るタイミング → 夕方
・外出時間 → 30分
 
と決めました。
 
 
散歩の帰りには大好きなファーストフード店で好きなものを選び、走ったり深呼吸したり、雑談を楽しんだり… 親子でゆったりと外の時間を味わうことができました。
 
 
帰宅後に、「いい運動になったね」「いい顔してるね」と声をかけると、息子は照れながらも嬉しそうでした。
 
 
こうした小さな積み重ねで、息子は「外出嫌い」→「自然と外へ向かえる子」へと変化していき、運動不足の解消にもつながっていきました。
 
 
そして「できた」という小さな成功体験が重なり、 息子の自信へと確かな形でつながっていきました。
 
 
外出嫌いの子どもを外へ連れ出すときのコツは、 無理に誘うのではなく、楽しさと安心感を先に届けること。
 
 
日頃の肯定的な声掛けをコツコツ続けながら、 ときにはご褒美や「心が動く言葉」をそっと添えていくことで、 子どもの行動力はゆっくり育っていきます。
 
 
少しずつ、親子で楽しみながら進めてみてくださいね。
 
 
笑顔の男の子
 
 

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執筆者:たかなし りら
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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