不登校離職とは、子どもの不登校をきっかけに働き方を見直すこと。体験談を交えながら、甘えではない理由と悩みやすいポイントをわかりやすく解説します。
1.不登校離職ってなに?まず知ってほしい結論
不登校離職とは、子どもが学校に行けなくなったことをきっかけに
仕事を続けることがむずかしくなり、退職・休職・働き方の変更を選ぶことを指します。
これは、法律や制度で決められた正式な言葉ではありません。
それでも近年、「この言葉は、今の自分の状況をそのまま表している」と感じる保護者が増えています。
まず、いちばん最初に伝えたいことがあります。
不登校離職は、甘えでも、弱さでもありません。
子どもの不登校と向き合いながら、仕事の責任も果たそうとし
それでも「このままでは続けられない」と判断した結果です。
簡単に決めた人は、ほとんどいません。
悩んで、迷って、考えて
それでも出さざるを得なかった答えだった人が大半です。

2.不登校離職は、誰にでも起こりうること
不登校離職は、特別な家庭や、特別な人だけに起こることではありません。
むしろ、
・子どものことを何より大切に思っている
・親として「ちゃんとしなきゃ」と強く思っている
・周りに迷惑をかけたくないと、限界までがんばってきた
そんな人ほど、追い込まれやすい現実があります。
朝になると、子どもの様子が気になる。
今日は起きられるだろうか。
気持ちは落ち着いているだろうか。
仕事に行っても
学校から電話が来るかもしれないと、心のどこかでソワソワして仕事に集中できない。
「また早退になるかもしれない」
「また説明しなきゃいけないかもしれない」
その状態が何日も、何週間も、何か月も続くと
心も体も、知らないうちに限界に近づいていきます。

3.不登校離職に当てはまりやすい状態と、心の中で起きていること
一般的に、不登校離職に近い状態には、次のような特徴があります。
・子どもを一人で家に残して働くことができない
・学校からの連絡や呼び出しが頻繁にある
・仕事中も、頭の中は子どものことでいっぱい
・欠勤や早退が続き、職場に居づらさを感じている
・「このままでは続けられない」と感じている
一つでも当てはまるなら、
あなたはすでに強い負荷の中で踏ん張っている状態です。
それでも多くの人は、こんなふうに自分を責めてしまいます。
「まだ辞めていないから、大げさかもしれない」
「辞めたけど、これは甘えだったのではないか」
「もっと頑張れたのではないか」
ですが、不登校離職は、白か黒かで決まるものではありません。
限界に近づいていく過程そのものが、不登校離職という現象なのです。

4.【体験談】私が不登校離職を選ぶまでに考えていたこと
私自身も、子どもの不登校をきっかけに仕事を辞めました。
最初は
「もう少しだけがんばろう」
「ここを乗り切れば、きっと何とかなる」
そう思っていました。
でも現実は、
・子どもを一人にして家を出ることへの強い不安
・学校からの連絡がいつ来るかわからない緊張
・仕事に集中できない自分への自己嫌悪
・どちらを選んでも残る罪悪感
が積み重なっていきました。
ある日、ふと、こんな考えが浮かびました。
「このままでは、子どもも私も、どちらも苦しくなる」
その瞬間、「がんばり続けること」だけが正解ではないと気づきました。
仕事を辞める決断は、とてもこわかったです。
収入のこと、生活のこと、将来のこと。
不安がなくなったわけではありません。
それでも、辞めたあと、やっと立ち止まることができたと感じました。
少しだけ、深く息が吸えるようになりました。

5.不登校離職は間違いじゃない
不登校離職は
逃げた結果ではありません
投げ出した選択でもありません
これ以上、誰も壊れないために選んだ道だった人も多いです。
仕事を続けられなかったのではなく、「今は続けられない」と判断した。
それは、現実をちゃんと見つめた結果です。
不登校離職は、人生の失敗ではありません。
この記事を読んで
「自分だけじゃなかった」
「少し気持ちが整理された」
そう感じられたなら、それが大切な一歩です。





