5歳児が約束を守らないのはなぜ?発達心理から理由を解説し、叱らなくても守れる親の接し方を紹介します。実体験をもとに、今日から使える具体的な声かけと改善方法が分かります。
1.何度言っても約束を守らない5歳児にイライラ…。
「ゲームはあと10分で終わりね」
そう約束したのに、気づけばまだ続けている…。
何度言っても約束を守らない5歳児に、イライラしてしまうことはありませんか?
「どうして守れないの?」
「私の育て方が悪いのかな…」
そんなふうに悩んでしまう親御さんは少なくありません。
実は私自身も、同じように悩んでいました。
何度も約束をして、守れなければ叱る。その繰り返しで、気づけば毎日怒ってばかり…。
「約束したでしょ!」と強く言ってしまい、あとから自己嫌悪になることもありました。
でも結論から言うと、5歳児が約束を守れないのは珍しいことではありません。
子どもの発達や心理を理解し、関わり方を少し変えるだけで、約束を守れるようになる可能性は十分にあります。
この記事では
・5歳児が約束を守らない本当の理由
・怒らなくても守れる親の接し方
・今日からできる具体的な声かけ
を、発達心理と実体験をもとに分かりやすく解説します。

2.5歳児が約束を守らないのは普通?発達心理を解説
結論から言うと、
5歳児が約束を守れないのは「発達の途中」だからです。
この年齢の子どもは、まだ
・我慢する力(自制心)
・先のことを考える力
・気持ちをコントロールする力
が十分に育っていません。
心理学ではこれを実行機能と呼びます。
有名な心理学の研究でも、5歳頃からようやく我慢する力が伸びてくることが分かっています。
つまり、
約束を守れないのは性格やしつけの問題ではなく、脳の発達段階の問題
なのです。
ここを理解するだけでも、「なんでできないの?」というイライラは少し軽くなるはずです。

3.5歳児が約束を守れない5つの理由
① 約束が抽象的で分かりにくい
「ちゃんとしてね」「静かにしてね」などの言葉は、子どもには曖昧です。
「椅子に座ろうね」
「小さい声で話そうね」
と具体的に伝える必要があります。
② 今の楽しさが最優先
5歳児は「未来」より「今」を生きています。
ゲームや遊びに夢中になると、約束よりも「楽しい気持ち」が勝ってしまいます。
③ 約束を忘れてしまう
子どもはまだ記憶力が未熟です。
楽しいことに集中すると、そもそも約束を忘れてしまうことも多いのです。
④ 約束の意味が理解できていない
大人は「ルールは必要」と理解していますが、子どもにとっては「やりたいことを止められるもの」です。
⑤ 親が決めた約束だから
親が一方的に決めた約束は、子どもにとって納得しにくいものです。
「守らされている」と感じると、約束自体が嫌いになってしまいます。

4.【体験談】毎日怒っていた私が変えたこと
以前の私は、まさに「叱る育児」をしていました。
「あと5分で終わる」と言われて信じる
→ 終わらない
→ 「約束したよね!」と怒る
この繰り返しでした。
最初は優しく言っていても、結局イライラして怒ってしまう。
そしてまた自己嫌悪…。そんな日々でした。
しかしある時、関わり方を変えてみました。
・約束を事前に伝える
・守れている時に声をかける
・小さな約束にする
この3つを意識しただけで、子どもの行動が少しずつ変わり始めたのです。
特に効果を感じたのが「守れているときに褒める」ことでした。

5.叱らなくても守れる3つの方法
① 約束は事前に伝える
問題が起きてからではなく、事前に約束することが重要です。
例えば
「電車に乗る前」に「静かにできるかな?」と伝えるだけで、子どもの意識は変わります。
② 守れているときに褒める(先回り承認)
ここが最も重要なポイントです。
多くの親は「できていない時」に注目します。
しかし効果的なのは「できている時」に声をかけることです。
「静かに座れててすごいね」
「約束守れてるね」
と伝えることで、子どもはその行動を続けようとします。
これは心理学で行動強化とも言います。
叱るよりも、良い行動を伸ばす方が圧倒的に効果的です。
③ 守れる約束にする
約束が難しすぎると、子どもは守れません。
例えば
「全部片付けて」
ではなく
「この箱におもちゃを入れてみよう」
と、小さな約束にします。
成功体験を積み重ねることで「約束=できる」という感覚が育ちます。

6.やってはいけないNG対応
・怒鳴る
・長い説教
・罰を与える
これらは
約束=嫌なもの
という記憶を強めてしまいます。
結果的に、ますます守らなくなります。
ここまで読んでいただいて分かる通り、大切なのは守らせることではなく、守れる環境を作ることです。
・分かりやすく伝える
・事前に共有する
・守れている時に褒める
・小さな成功体験を積ませる
この積み重ねが、子どもの行動を変えていきます。
5歳児が約束を守れないのは
・発達途中だから
・今の楽しさが優先だから
・約束の意味が理解できていないから
です。
決して、親の育て方が悪いわけではありません。
そして大切なのは叱ることではなく、支えることです。
・約束は事前に伝える
・守れている時に褒める
・守れる約束にする
この3つを意識するだけで、子どもは少しずつ変わっていきます。
焦らなくて大丈夫です。
5歳はまだ成長の途中。
少しずつ経験を積みながら、約束を守る力は必ず育っていきます。
「できていないこと」ではなく「できていること」に目を向けて、親子でゆっくり進んでいきましょう。





