小学校不登校の子どもはその後どうなる?「次に進むべきか」迷ったときの判断軸|息子が動き出したポイントは“順番”だった

小学校不登校の子どもはその後どうなる?「次に進むべきか」迷ったときの判断軸
本記事では、小学校不登校の子どもがその後どう変化していくのかを、実体験をもとに解説します。回復には順番があり、その順番を踏むことで子どもは自然と次の一歩を踏み出せるようになります。迷ったときの具体的な判断軸も紹介します。
 
 

1.小学校不登校でフリースクールに通えているけど…このままでいい?と悩んでいませんか?

 
 
「フリースクールには行けているけど、このままでいいのかな…」
 
 
小学校不登校が続く中で、そんなふうに感じたことはありませんか?
 
 
学校には行けていない。
 
 
けど、家に閉じこもっているわけでもない。
 
 
少しずつ外には出られるようになり、 この状態が“前進”なのか、それとも“停滞”なのか分からなくなりますよね。
 
 
そしてふと、
 
「そろそろ次のステップに進ませた方がいいのでは?」
 
そんな迷いが出てくるのは、とても自然なことです。
 
 
やる気がでない男の子
 
 

2.小学校不登校だけどメンタルは安定している…そのときに迷う「次の一歩」

 
 
わが家の息子も、小学校不登校になってから1年半。
 
 
毎日、フリースクールには通えていて、メンタルも比較的安定していました。
 
 
大きく崩れることはない。
 
 
しかし、学校には戻れていない
 
 
この状態を見て、私はずっと迷っていました。
 
 
「このままでいいのかな?」
「更に次のステップに進ませた方がいいのかな?」
 
 
一見、落ち着いているように見えるからこそ、“次に進むタイミング”が分からなくなる。
 
 
不安定だった時があったからこそ、安定している「今」の状態を壊したくない…
 
 
けど、このまま止まってしまうのではないかという不安もある。
 
 
今、振り返ると、私は「周りから遅れないか」という親側の不安を軸に判断しようとしていた時期もあり、ここは一度立ち止まって考えたいポイントです。
 
 
ポイントと書かれたメモ
 
 

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3.小学校不登校の息子はなぜ次の一歩を踏み出せたのか?ポイントは「順番」にあった

 
 
結論から言うと、息子が動き出せた理由は明確でした。
 
 
それは、 回復の順番を守って進んだことです。
 
 
私の中で確信している流れは次の通りです。
 
 
安心できる状態 
→ 他者と関われる余裕ができる
→ 経験が「成功体験」として積み上がる
→ 人の目が気にならなくなる  
→ 次の一歩が踏み出せる
 
この順番は、飛ばすことができません。 
 
 
なぜなら、これは脳の働きと深く関係しているからです。
 
 
人は強い不安を感じているとき、脳は「危険を回避するモード」に入り、新しいことに挑戦したり、人と関わる余裕がなくなります。
 
 
逆に、安心できているときは、脳は「学習や挑戦ができるモード」に切り替わります。
 
 
つまり、安心できる状態が整っていないまま経験を増やしても、それは前に進む力にはなりにくいのです。
 
 
不安が強い状態では、「失敗=危険」として記憶されやすくなります。
 
 
その状態で無理に経験を重ねると、「できた経験」ではなく「怖かった経験」として残ってしまうこともあります。
 
 
つまり大切なのは、 経験の量ではなく、その経験を受け取れる状態にあるかどうかでした。
 
 
では、この「順番」をふまえ、親はどのように判断すればいいのでしょうか。
 
 
理由がありますの札を持った人形
 
 

4.小学校不登校…次に進むべきか迷ったときの判断軸

 
 
では、どう判断すればいいのか。
 
 
ポイントはシンプルです。
 
 
ママが「そろそろ次に進ませた方がいいのか?」と迷ったときは、子どもに “何をさせるか”ではなく、子どもが “どんな状態か”を見ることが大切です。
 
 
具体的には、以下のサインです。
 
 
【進めるサイン】
 
でリラックスして過ごせている
失敗しても回復できる
自分から関わろうとする
 
 
【まだ土台の段階】
 
・小さなことで強く落ち込む
・人の反応に過敏
・新しいことへの拒否が強い
 
 
今のお子さんは、“安心”と“挑戦”どちらの段階にいそうですか?
 
 
「このままでいいのかな」と迷ったときこそ、目を向けたいのは“外の行動”ではなく、 子どもの“内側の状態”です。
 
 
チェックの文字とそれを指す人形
 
 

5.小学校不登校だった息子のその後

 
 
順番を意識して関わる中で、息子にも少しずつ変化が見えてきました。
 
 
その結果として、週に1回の学校への登校、その他の日はフリースクールに登校を継続できるようになりました。
 
 
特に大きかった変化は、「人からどう見られるか」を過剰に気にしなくなったことです。
 
 
以前は、少しの失敗でも強く落ち込んだり、周りの反応に敏感になって動けなくなることがありました。
 
 
しかし、少しずつ「やってみようかな」と思える場面が増えていきました。
 
 
これは一気に変わったわけではありません。
 
 
安心できる環境の中で、 無理のない関わりを積み重ねた結果です。
 
 
その土台になっていたのが「日々の肯定」です。
 
 
息子の場合は
 
① 驚く・喜ぶ
② 感謝する
③ 興味・関心を持つ
 
これらが、特に効果的でした。
 
 
この関わりを続けることで、子どもの中に「大丈夫」という感覚が育っていきます。
 
 
大切なのは、無理に経験を増やすことではなく、「順番を守って進むこと」でした。
 
 
焦って経験を増やすことよりも、まずは安心できる状態を整えること
 
 
その土台があってはじめて、経験は意味を持ち、子どもの中で力になっていき、自然と次の一歩が踏み出せるようになるのです。
 
 
そこに目を向けることが、遠回りのようでいて、いちばん確実な道だと感じています。
 
 
ランドセルを背負って走っている男の子
 
 

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執筆者:たるみ あや
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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