不安が強い子への特効薬は病院から処方される薬ではない!

登校しぶりや激しい癇癪といった、不安が強いわが子の異変に心配して病院の児童精神科を受診したほうがよいのかな…と考えたことありますか?今回は、病院の現状や薬の処方についてお伝えしていきます。
 
 

1.病院の予約が取れない!?

 
 
不安が強い子への対応に四苦八苦しているお母さんは、もしかしたら発達障害を疑って病院への受診を一刻も早く!と思っているかもしれません。
 
 
もしくは、多少の抵抗はあってもで何とかなるのであれば専門の先生に診てもらって改善を期待したいと考えるかもしれません。意を決して予約を取ろうと電話をかけるも…。
 
 
「3か月先まで予約がいっぱいです」
 
 
と、あっさり言われませんか?
 
 
 
 
そうなんです。きっと日本中のお母さんたちが同じことを思い、藁をもつかむ思いで児童精神科への受診をしているのでしょう。それだけ、不登校や発達障害といった子どもが増えているのも事実です。
 
 
現在、小中学生の不登校は過去最多の24万人と文部科学省が公表しています。また、発達障害の可能性がある子どもは通常の学級に在籍する小中学生の8.8%であることが最新の文部科学省の調査で判明しています。つまりは、クラスに2~3人程度は発達障害の可能性があるということになります。
 
 
さて、母子分離不安などの不安が強い子どものように、学校には行けるけど部分登校だったり母子登校だったりという子どもは「隠れ不登校」と呼ばれ、不登校の人数には含まれません。
 
 
そんな「隠れ不登校」の人数は、不登校の3倍はいると言われています。ものすごい人数だと思いませんか?
 
 
とくに夏休みなどの長期休暇明けや新学期といった変化の大きい時期には、隠れ不登校の子どもを含めて、病院への受診が殺到すると考えられます。
 
 

2.ようやく取れた予約の先に待ち構えていたこと

 
 
3か月待ちに待って取った予約。これで何とかなるかも!と期待して受診した先に待ち構えていたまさかの言葉…。
 
 
「様子を見ましょう」
 
 
えっ!?様子を見てもどうにもならないから受診したのに…。と途方に暮れてしまうお母さんがじつは多いのです。
 
 
 
 
私もそのひとりでした。
今でも鮮明に覚えています。56回目のコールでやっとつながった電話。3か月先の残りひと枠をゲットしました。
 
 
私の息子は、ひといちばい不安が強くて母子分離不安となり、不登校や暴力に困っていました。もしかして発達障害なのかも…と思い、当時、受診を決めました。
 
 
ところが、「様子を見ましょう」と言われ、何回かの通院後も診断名がつくことはありませんでした。
 
 
毎回、不安を和らげる薬を処方されました。その日から息子は、薬の副作用に苦しんで何ひとつ改善しないまま、時が過ぎていきました。何も解決しないうえに、息子が薬の副作用で苦しむ姿は見たくない…と思い、苦労して取った予約ではありましたが、通院を継続することをやめました。
 
 
そんなときに出逢ったのが、発達科学コミュニケーションでした。
 
 

3.不安が強い子のホームドクターはお母さんだ!

 
 
発達科学コミュニケーションでは、子どもの困りごとをなくすお母さんの声かけを学びます。この声かけは、365日おうちで実践できるので子どもの発達がぐんぐん加速されます。
 
 
 
 
分離不安っ子のホームドクターはお母さんであり、特効薬はお母さんの声かけなのです!実際に、私の息子は少しずつひとりでできることが増えていき、最終的には母子登校を卒業することができました。
 
 
そして、何よりも親子の関係性が改善されて以前では考えられなかった楽しい毎日を送っています。
 
 
病院へ電話をする前に、お母さんにできることが必ずあります。勇気を出して前へ進んでみませんか?きっと、楽しい未来が待っていますよ!
 
 
執筆者
発達科学コミュニケーション
トレーナー みやがわあゆみ
 
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