1.今年の夏休み、分離不安キッズの挑戦をふたばschoolは応援します!
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さっそく、いずみさんにインタビューしていきたいと思います!
いずみさんが「旭山動物園」にお子さんを連れていくことになったきっかけや思いを教えてください!
私は北海道旭川市出身なので、幼い頃から旭山動物園に親しんできました。
子どもたちと暮らす自宅は関東のはずれですが、どうしても都市部のお出かけは、
道が混む、トイレが混む、何をするにも混む…
まわりに合わせられない息子は、並ぶことへの嫌悪感が大きく、暴言や悪態をつき始めます。
周囲の目が気になる私にとって関東でのお出かけはどうしてもハードルが高くなりがちです。
そんなことから私は、帰省するたび、生き物、動物好きの子どもたちを旭山動物園に連れて行っています。
旭山動物園は、地方だからと言ってあなどるなかれ!
2004年には月間で入園者数日本一となり、2007年・2008年には、年間300万人の入園者が訪れた人気のある動物園なのです。
動物本来の姿を見せる行動展示で楽しませてくれますし、『なるほどガイド』『ワンポイントガイド』『手書き看板』などではとても見やすく動物の生態を教えてくれます。
子ども牧場では、モルモットやウサギと触れ合う事ができます。
『もぐもぐタイム』では、動物と飼育員さんのやりとりに笑いが起こることもしばしばです。
コアな動物や生き物好きな息子にはたまらない動物園なのです。
いずみさんが「旭山動物園」を分離不安キッズや発達凸凹キッズにおすすめする理由を教えてください!
旭山動物園の1番のおすすめポイントは、満足できる内容に対して園内がほどよく空いているということ‼︎
コロナ禍が明けて5類になって、ここ数年よりは入園者が増えては来ましたが、都市部の施設に比べれば、やはりほどよく空いています。
チケットを買う、動物を見る、トイレに行く、売店に並ぶ、何をするにも待ち時間が少ないということ、じっくり観れるということは自己中心性が高いと言われている発達凸凹キッズや同行するママたちにとってお出かけのハードルがグッと下がる点ではないでしょうか?
また、園内がコンパクトにまとめられているところも旭山動物園の魅力のひとつです。
一般的な子どもよりも体力がなかったり、感覚過敏で疲れを感じやすかったりする発達凸凹キッズはいませんか?
旭山動物園は広大な土地を持つ動物園とはひと味違います。
もちろん、ある程度の広さを確保していますし、山の斜面に動物園が作られているため、山道を歩くのに慣れていない方にはつらく感じることがあるかもしれません。
しかし、次々に展示施設が出て来て、とてもワクワクした気持ちになり、自然とどんどん足が進むのです!
混雑や待つのが苦手な発達凸凹キッズは多いはず。
待ち時間が少ない。ゆっくり観れる。というのは分離不安キッズや発達凸凹キッズのお出かけにとって、最重要ポイントかもしれませんね!
「旭川動物園」に分離不安キッズや発達凸凹キッズを連れて行く際、気をつけておくべきこと、事前に準備をした方がいいことがあったら、教えてほしいです!
①スケジューリングをする!
動物の生態を詳しく観察したい‼︎という動物好きのお子さんには、もぐもぐタイムのある動物を確認することと、その時間をうまく組み立ててスケジューリングすることをおすすめします。
あざらし館横のサポートセンターで時間を調べる事ができますよ。
また、コロナの感染状況によって、子ども牧場での触れ合いができるかどうかも確認しておいた方が良いですね。
こちらも時間帯が限られますし、時間によって触れ合う動物がかわります。
初めにチェックすることでより楽しむ事ができるようになります。
生き物と触れ合う時間は動物好きな凸凹キッズにとって脳を柔らかく、成長させてくれるかけがえのない時間となります。
ぜひお子さんの希望が叶う動物園見学にしていただきたいと思います。
②駐車場の場所を確認
お子さんの山歩きに不安がある方は駐車場をどこに設定するかも大切になって来ます。
ふもとの駐車場に停めると初めは登りが大変だけれど、疲れの出てくる後半に山下りのイメージ。
山頂に停めると、最初は楽々だけれど、最後疲れが出てくる頃に上りで正直キツイ…
駐車台数にも限りがありますから、ぜひ事前に園内地図をダウンロードのうえ、
『お子さんと何を楽しみたいか』に焦点をあてて計画を立ててみてください。
やはり、お子さんが楽しむためにはママの下調べと準備は必須ですね!
「旭山動物園」に行って、いずみさんのお子さんはどう成長しましたか?
子ども牧場でモルモットと触れ合えたことや飼育員さんと話した事がとても心に残っているようでした。
また、自分で好きな動物の写真を撮ることにも挑戦しました。
その結果、水の中で泳ぐペンギン、あざらし、ホッキョクグマの素敵な写真を撮る事ができたのです。
自分が理想とするシャッターチャンスと出会うために何度も施設に入り、出る、をくり返せたのも、自分が撮りたい!と思うアングルで撮る事ができたのも、ほどよく空いている旭山動物園だったからです!
たくさん自己実現をさせてもらって大変自信になった様子でした。
帰るのも名残惜しく、今日学んだ動物の生態を得意げに家族に話し、またひとつ頼もしくなった子どもたちです。
(お子さんの撮った写真)
「好き」という気持ちは、子ども興味関心を広げていくだけではなく、苦手なことにも挑戦しようという気持ちにも大きく繋がっていきます。
外出が苦手なお子さんでも、「好き」が目的にあると外出も億劫ではなくなるんですよ。
いずみさんのように、お子さんの「好き」をさらに広げていける経験をこの夏に挑戦していきたいものです。
いずみさん、素敵な情報、そして素敵な写真、ありがとうございました!