高齢出産ママが、子どものトラブルで必要以上に叱るのは危険!子どもに寄り添いながらできる4つのこと

子ども同士がトラブルになったとき、「高齢出産だから甘やかしてる」と思われるのではと、発達凸凹っ子を必要以上に叱っていませんか?ですが、それは危険です!叱らずママが寄り添いながらできる4つのことをお伝えします
 
 

1.発達凸凹っ子を一方的に叱ることの危険性

 
 
高齢出産ママのみなさん、日々の子育てお疲れ様です。
 
 
ところで、子どもが他のお子さんとトラブルになった時、どのような対応をとっていますか?
 
 
子どもを必要以上に叱りすぎていませんか?
 
 
「早くごめんなさいしなさい」
 
 
「しっかり謝りなさい」
 
 
などと子どもの話を聞くことなく一方的に叱ったりしていませんか?
 
 
もし叱りすぎているようでしたらとても危険です。
 
 
特に発達凸凹っ子は特性上ネガティブな記憶が残りやすいので、一方的に叱ってしまうと、ママに味方になってもらえなかったと自信を失くしてしまいます。
 
 
「高齢出産だから甘やかしてる」と思われないように、高齢出産ママは周りを気にしすぎて叱りすぎてしまうなんてことがあるかもしれません。
 
 
ですが、一方的に我が子を責めるのではなく、まずは落ち着いて状況の把握をし、子どもの話をしっかり聞きましょう。
 
 
 
 

2.高齢出産ママの私が、周りを気にして子どもを叱りすぎてしまった過去

 
 
私には高齢出産した現在小学4年の発達凸凹の息子がいます。
 
 
息子が幼少期は近所の公園や児童館によく遊びに出かけていました。
 
 
そこで出会うママたちは、自分より年下ばかりです。
 
 
私は「高齢出産だから甘やかしてる」と思われないように、周りを気にし過ぎていました。
 
 
子どものおもちゃの貸し借りや、遊具の順番で揉めても、いつも先を譲ったり、謝ったり、時には息子を叱ったりもしていました。
 
 
他のお子さんを優先してしまっていたのです。
 
 
やがて息子が成長して、一人で遊びに行きお友達と喧嘩して怒って帰ってきても
 
 
「お友達も悪気はなかったんじゃない」
 
 
「ちゃんと自分の気持ち伝えてる?」
 
 
などと、中立の立場で息子を100%味方してあげることができませんでした。
 
 
発達凸凹っ子の息子は、特性からネガティブな記憶が残りやすく、成長とともに少しずつ少しずつ自信を失っていきました。
 
 
 
 

3.高齢出産ママの、意見・助言は逆効果

 
 
私の息子は、小学3年の新学期、厳しい担任の先生に変わり給食を無理に食べさせられたことで登校しぶりを起こしてしまいました。
 
 
原因だと思っていた厳しい担任の先生への変更、これはきっかけであり、本当の理由は、私が幼少期から叱ったり、注意したり、肯定的な関わりよりも否定的な関わりの方が多かったことで、私自信が息子の自信を奪ってしまったことだったのです。
 
 
最終的に母子登校を経て不登校になり、自己否定までするようになった息子は、ほぼ1年間教室登校ができませんでした。
 
 
一方的に我が子を責めたり、意見や助言は逆効果、まずは落ち着いて状況の把握をし、子どもの話をしっかり聞きましょう。
 
 
 
 

4.子どもに寄り添いママができる4つのこと

 
 
息子の自信を奪ってしまった私は、その後、息子との接し方を変え、息子がお友達と喧嘩したりトラブルを起こした時は、徹底的に寄り添い、話を聞くことにしたのです。
 
 
子どもの怒りは第二感情と言われ、怒りの裏側には必ず第一感情があります。
 
 
第一感情とは、悔しい、悲しい、辛い、寂しい、わかってほしいなどです。
 
 
そして、子どもはまずママに話を聞いて欲しいのです。
 
 
なのでママは次の4つのことを徹底しましょう。
 
 
◆「こうしたらよかったのに」などのママの意見や助言は一旦保留し、「そっか〜」「そう思ったんだね」などの言葉を使いながら、徹底的に話を聞きます。子どもに何があったかよく見て、見守りましょう。
 
 
◆子どもの感情をしっかり受け止めます。子どもがどんなに怒っていても無愛想でもその裏側を理解し、受け止めましょう。
 
 
◆怒っている子どもや無愛想な子どもを観察し、怒りの裏側を理解してあげ言葉で代弁してあげたり、子どもの話を尊重してあげましょう。
 
 
◆子どもの話に共感してあげましょう。どんな話でも否定せず、共感します。子どもは「ママにわかってもらえた」「自分の思いが伝わった」とわかれば落ち着いてきます。
 
 
子どもが落ち着いてきたら、いつも通りの肯定的な関わりに戻りましょう。
 
 
しっかり話を聞いて、子どもを尊重、共感することで親子の信頼もより深くなります。
 
 
ぜひ、ママは我が子の味方になり、しっかり話を聞いてあげてくださいね。
 
 
 
 
執筆者
 
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
ごとうあかり
 
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