今日は
“分離不安障害”について
お話していきますね。
そもそも「不安」とは
人間に危険を感知するための
本能でもあり、
生き抜くために
必要なものなので、
決して悪い感情ではありません。
ですがそれが過剰であると、
身体的・精神的症状に繋がり、
生活や成長に支障を
きたすようになってしまいます。
統計的には、
4%ぐらいの子どもに見られ、
25人に1人。
つまりクラスに1人〜2人と、
決して珍しいものではないんです。
ですが子どもが不安を
直接、言葉で表現することは少なく、
腹痛や嘔吐などの身体症状や、
癇癪、暴言などの問題行動、
登校しぶり、母子登校といった
形で表現されることが多いです。
分離不安障害は、
特定の原因は明らかにされていませんが、
生まれ持っての本人の気質や
環境などが複雑に組み合わさって
生じるものと考えられています。
分離不安障害と決定づける
検査というのはありませんが、
サポートの必要性を判断するために
簡単なチェック項目
というものがあります。
今回は特に次のような傾向が
多いと言われている項目を
公開しますので、
もしかしてうちの子
分離不安かも?
と思った方は
チェックしてみてくださいね^ ^
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⬜ 初めての場所が苦手
⬜ 初めての人が苦手
⬜ 極度の引っ込み思案
⬜ 人見知り
⬜ 母親への依存心が強い
⬜ ひとりで寝れない
⬜ 暗闇を過剰に怖がる
⬜ 母親が外出時に
事故にあうのではないかと不安になる
⬜ 別れる際に泣いて離れない
⬜ 思い通りにならないと癇癪
⬜ ひとりで留守番できない
⬜ 赤ちゃん返りがある
⬜ きょうだいへの嫉妬心が強い
⬜ 母親を独占したがる
⬜ 母親には強気
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いかがでしたか?
このチェックリストに
当てはまったからと言って
分離不安障害だ!
というわけではないのですが、
分離不安を抱えている
可能性が高いです。
ですが実際は、
分離不安のお子さんは
甘えている!
我慢が足りない!
そのうちよくなる!
大きくなれば大丈夫!
と、本人の苦しさを
なかなかわかって
もらえないことが多いです。
また、
母親自身も、
私が甘やかしすぎたから?
過保護だったから?
と思い、
もっと厳しくした方が
いいんじゃないか?
と不安を軽減させる対応とは
真逆の対応をしてしまっている
ケースがとても多いのです。
その結果、
子どもに不安はさらに強くなり、
分離不安はどんどん進行
していってしまいます。
ですがママが、
✔分離不安っ子に適した
正しい声かけをマスターする
✔自分も知っている世界を
広げていくことで
子どもの視野を広げられるようになる
ようになれば、
分離不安が解消されるだけでなく、
✔サッカー選手になりたい!と
自分の好きを見つけ
挑戦できるようになった!
<小2男子>
✔集団が苦手だった子が
大好きなダンスをみんなの前で
踊れるようになった!
<小3女子>
などその子が生きていく上で
本当に必要な「やりたい!」の
挑戦する力を育てることができるんです!
ですが分離不安っ子は
ちょっと声かけを変えたから
すぐに不安が解消されるものではなく、
年齢が上がるにつれて
困りごとも複雑になってくるため、
ママ自身が知識をつけながら、
継続的に対応をしていくことが
大切です。
そこで私の主催する
ふたばSchoolでは
分離不安っ子の対応を
マスターしたい!という方のための
特別な講座を開講しています。