言葉って魔法!チャレンジを拒否する発達障害・グレーゾーンの子どもの背中をそっと押すママの声かけ

よくできました
発達障害・グレーゾーンの不安が強い子どもが「できない」「無理」とはじめからチャレンジしない。その様子をみて、これから先チャレンジをずっと拒み続けるのだろうか?どう声を変えるといいのだろう?とお悩みのママはいませんか?この記事では、お子さんの背中をそっと押す魔法の枕詞をご紹介します。
 
 

1.発達障害・グレーゾーンの子のチャレンジする力をつけたいママはいませんか?

 
 
発達障害・グレーゾーン不安が強い子に、
 
 
「〇〇やってみよう!」
 
 
「チャレンジしてみよう」と声をかけると、
 
 
「イヤだ」
 
 
「やらない」
 
 
「できない」と
 
 
やってみようともせずにネガティブな発言ばかり。
 
 
そもそもチャレンジもしないお子さんはいませんか?
 
 
なんでもやってみないと分からない!
 
 
子どもたちには、チャレンジする力、一歩踏み出す勇気を身につけてもらいたいものです。
 
 
やる前から諦めずに、まずは体験して欲しいな。と願うとママも多いのではないでしょうか。
 
 
この記事では、そんな発達障害・グレーゾーンの不安が強い子にぴったり!
 
 
チャレンジへの背中をそっと押す、魔法のママの声かけをご紹介します。
 
 
応援
 
 

2.チャレンジを拒否する発達障害・グレーゾーンの息子

 
 
私には、発達障害・グレーゾーンの不安が強い小学校4年生になる息子がいます。
 
 
息子はいつもネガティブ発言ばかり。
 
 
何事も、チャレンジの前に
 
 
「僕には無理」
 
 
「できないもん」
 
 
「なんでやらないといけないの?」と
 
 
やってみようともせず、ただただ時間をやり過ごすばかりでした。
 
 
そんな息子をみて、
 
 
「やってみる前から諦めるな!」
 
 
「ちょっとだけでもチャレンジすればいいのに」
 
 
「なんでも体験しないと分からないよ」と
 
 
応援する気持ちや、チャレンジして欲しい気持ちを伝えていました。
 
 
そして、このまま何事にも挑戦すらしない子どもになるのだろうか?と思い悩む日もありました。
 
 
できない
 
 

3.発達障害・グレーゾーンの子どもがチャレンジを拒否する理由

 
 
なぜ、発達障害・グレーゾーンの不安の強い子どもはチャレンジの前から、
 
 
「僕には無理」「私にはできない」とチャレンジを拒否するのでしょうか?
 
 
それは
 
 
・初めてのこと、ものへの苦手さへの不安が強いことから、いつも通りのルーティンを好む特性があり、新しいことの見通しが立たず不安が膨らむ
 
 
・自分に自信がなく、やれなかったらどうしよう。という不安が強いことから
 
 
チャレンジして、『できた!』という成功体験がそもそも少なく、自分に自信がもてずチャレンジをやる前に拒否してしまう。
 
 
どちらも、不安を強く感じていることから、行動へ繋がりにくい状況になっています。
 
 
そこでは、やはり周りからのサポートが必要になってきます。
 
 
チャレンジを拒否する発達障害・グレーゾーンの不安の強い子どもにぴったりの声かけで、やってみよう!を引き出していきましょう。
 
 
なぜ
 
 

\自分で考えて行動できるようになる/

 
 

4.チャレンジが怖い発達障害・グレーゾーンの子どものやってみるを引き上げる魔法の枕詞

 
 
発達障害・グレーゾーンの不安の強い子どもへのチャレンジを応援するとっておきの声かけは、「魔法の枕詞」をつけることです!
 
 
枕詞を前置きすることで、子どもをその気にさせることができます。
 
 
おすすめの3つをご紹介しますね!
 
 
①できるかどうかは別として
 
 
本心を尋ねたい時や、して欲しいことを伝える時
 
 
②多分できると思うんだけど
 
 
勇気を出して欲しい時や、苦手にチャレンジさせたい時
 
 
③もしこれができたらスゴイ!っていうやつ言ってもいい?
 
 
目標を定めたい時や、高いハードルに目を向けさせたい時、伝えたいことの前に、グッとやる気を引き上げる言葉です。
 
 
この一言があるかないかで、伝わり方が変化してきます。
 
 
この3つの中から、
 
 
①のできるかどうかは別としての言葉の実践結果をご紹介します。
 
 
現在4年生ですが、これまで持久走大会は参加できずにいました。
 
 
私は、今年はチャレンジして欲しいな、という気持ちを持っていました。
 
 
息子へ、持久走大会の話をすると、「僕は走ることが苦手だし、遅いからやりたくない」と言います。
 
 
その時に伝えたのが、「初めてのことは怖いよね。チャレンジすることはかっこいいことだよ。できるかどうかは別としてやってみてごらん」という言葉です。
 
 
遅くてもいい、最後まで走り切らなくてもいい。
 
 
だけど最初から参加しない選択をしないで欲しい思いがあり、ゆっくりと伝えました。
 
 
息子は、持久走の練習に参加することを決め、「やってみる!」と先生に伝えることができました。
 
 
練習時は「ちょっとだけ走ってみる」と1日めの練習にチャレンジ!
 
 
この時に、クラスメイトが顔を真っ赤にしてゴールに向かって走る姿をみて「最後まで走ってみる」と2日目は最後まで走り切ることができました。
 
 
これまで参加できずに、完走の記録が取れなかったのですが、最後まで走り切り、初めて「完走証」をもらいました。
 
 
嬉しそうに「完走証」を見せてくれた時には、またひとつ「できた!」という成功体験を感じることができ、息子にとって大きな自信になったな。とうれしく思いました。
 
 
かける言葉でお子さんの行動は変わります。
 
 
本当に言葉は魔法だな。と思う毎日です。
 
 
お子さんへかける『ひとこと』がお子さんの心を育てます。
 
 
ぜひ魔法の枕詞、お子さんにぴったりあったものを見つけてくださいね!
 
 
よくできました
 
 
執筆者:堀このみ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
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