不登校になった理由が分からない… 学校に行けない根本理由解明への道筋とは?

不登校になり学校復帰への解決策が叶っても、学校へ戻れず再び不登校になる子が後を絶ちません(再発率は70~80%)。それは不登校になった理由と違う解決策を打ち出しているからです。根本的な問題に気づくためにこの記事を参考にして頂けると幸いです。
 
 

1.子どもの望みが叶っても治らない不登校

 
 
先生が変われば、学校に行けると思っていたのに…。
 
 
小学生になれば、うまくいくと思っていたのに…。
 
 
と思っていたママはいませんか?
 
 
環境が変わればうまくいく!大きくなればうまくいく!
 
 
どこかそんな期待に胸を膨らませながら、その環境になることを待ち、その時期になることを静かに待っていた。
 
 
学校行かない
 
 
しかし、現実は、先生が変わっても、小学生になっても、クラスが変わっても、やっぱり、不登校は続いているし、登校しぶりもある。結局、学校には行きたがらない…。何ら以前と状況は変わっていない…。
 
 
そんなお子さんの様子に、不安を抱えている方はママはいないでしょうか?
 
 
実はかつての私もそうでした。
 
 
「先生が怖いから学校に行きたくない!」というわが子の言葉を聞いて、だったら先生が変われば、また学校にいけるようになるのかなぁ…と、どこか淡い期待を胸に新年度を迎えたことがあります。
 
 
しかし、新年度になって先生が変わっても「学校行きたくない!」は変わらず不登校のまま…。
 
 
一体、私はどうしたらいいの?
 
 
子どもの将来が一気に不安になり、ゴールの見えないトンネルの中に迷い込んだような気持ちになったのを覚えています。
 
 
今回はほとんどのママが知らない、登校しぶり・不登校の本当の原因についてお伝えします。
 
 

2.不登校になってしまった本当の原因って何だろう?

 
 
・なんで学校に行けないんだろう?
 
・このまま学校に行けなくなったらどうしよう?
 
・わが子の将来は大丈夫?
 
 
そんな不安を抱えているママもいるかもしれません。
 
 
文科省の調査では、不登校の要因として
 
 
学校起因(21.2%)
家庭起因(12.3%)
本人起因(61.4%)
 
 
というデータが出ていますが、実際はそんなに簡単に割り切れるものではありません。これらすべてが複雑に絡み合っているのが現実なのです。
 
 
また子どもに学校に行きたくない理由を聞くと、
 
 
ーお友達とのトラブル
ー先生とのトラブル
ー勉強への苦手意識
 
 
 
 
など何らかの理由を答えるかもしれません。この理由が本当の理由だと思われがちですが、たまたま学校に行けなくなってしまったきっかけとなったものであり、本当の理由ではないことが多いです。
 
 
子ども自身が言葉では表現できない”本当の問題”が実は隠れているのです。
 
 
それなのに私たち大人は、本当の問題には目を向けず、表面的な問題を小手先だけでなんとかしようとしてしまいます。
 
 
なので、その場では良くなったとしても、また別の問題が発生し、またある時に、別の問題が発生し、といつまで経っても本当の問題は解決されないままでいます。
 
 
たとえば学校に行きしぶる子どもが「友達とうまくいかないから」と答えた場合、親や先生は、お友達と話し合いをして、仲直りをさせよう!と考えるかもしれません。
 
 
しかし、友達トラブルの根っこには、完璧主義で白黒思考だから、勝ち負けにこだわる。冗談や比喩が通じにくく、自分の考え方が曲げられない。自分の気持ちを言葉で表現することが苦手。
 
 
などの、様々な特性がからんでいるのです。
 
 
つまり、不登校や登校しぶりの背景には発達の特性=脳の特性が隠れている!ということです。
 
 
脳の発達に凸凹があることで、友だちトラブルの根っこの部分が起こっていると考えられます。
 
 
だから不登校や登校しぶりのお子さんの困りごとを根っこから解決したい!と思ったら、まずはお子さんの脳の特性に着目することがとっても大切です。
 
 
また稀に学校復帰に成功した!という人の話を聞くことがあるかもしれませんが、決して何もせず復帰できたわけではなく、知られざる復帰までの過程がそこには必ずあります。
 
 
その1つが子どもに自信をつける、ということです。子どものへの自信のつけ方を次で説明をしていきますね。
 
 

3.自信回復メソッド!子どもの良さを子ども自身にアピール!

 
 
今回、私がおすすめする方法を1つご紹介します。
 
 
それは、ども自身に子どもの良いところを伝える」ということです。
 
 
登校しぶりや不登校のお子さんは心の元気がない子がほとんどです。不登校になってしまったきっかけが何であれ、心に元気がなかったという共通点があります。
 
 
心が元気なら少々嫌なことがあっても吹き飛ばす力がありますし、一瞬シュンと落ち込んでも復活する力もあります。
 
 
しかしそれができないということは心はガス欠状態…。
 
 
そのガス欠をまた満タンにするためには、子どもに自信をつけてエネルギーチャージをするしかありません。
 
 
しかし、元気のない子どもにどうやってエネルギーチャージをするの?と思いますよね。
 
 
それは子どもが自分でできることではありません。そこでママや家族がお子さんへのエネルギーをチャージをするお手伝いをする必要があります。それも決して難しいことではありません。
 
 
お子さんに対して「うれしい」という気持ちを伝えるだけです。
 
 
お子さんの行動を肯定し、ママやパパやおじいちゃん、おばあちゃん、きょうだいみんながうれしい!という気持ちをプラスして伝えるようにするのです。
 
 
例えば、朝起きてきたとします。
 
 
「おはよう!今日も〇〇ちゃんの顔が見れてうれしいよ
 
「おはよう!今日も起きれたね。ママうれしいなぁ~
 
 
 
 
ご飯を食べてくれたとします。
 
 
「ご飯、食べたね。今日も食べてくれてありがとう。うれしいよ
 
「にんじんもじゃがいもも食べているね。ママうれしいなぁ~
 
 
洗濯物を直してくれたとします。
 
 
「洗濯ものを取り込んでくれてありがとう!ママうれしいよ
 
「畳んでくれたの!ママ、最高にうれしい!
 
 
特に不登校中のお子さんを抱えていると褒めるところがない、と嘆く親御さんもいますが、このように行動を肯定し、ありのままのあなたがただただ居てくれてうれしい、という気持ちを伝えましょう。
 
 
子どもは自分の行動がママや家族を喜ばせているんだ!と気づいてくると心はどんどん満たされていきます。
 
 
不登校になるということは決して悪いことではありません!大人になる前に今が辛いよ、しんどいよ、と教えてくれているのです。子どものうちはいくらでも立ち直るチャンスがあります。
 
 
子どもの心にエネルギーチャージが完了するとまた動き出すことができるようになるので、ぜひ「うれしい」ということばを添えて伝えてあげてくださいね。
 
 
また子どもの特性のことが気になる…という方はふたばschoolの個別相談にお申込み頂けるとより詳しく説明することができますのでぜひご連絡くださいね。
 
 
 
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