不登校の娘を責め続けた私が学んだ『お母さんが変わること』の重要性

小1,不登校,お母さん
小1の不登校になった娘の特性に気づけず、娘を責め続けた日々。しかし、親としての姿勢を変えたことで、娘の体調も少しずつ改善し始めました。発達障害グレーゾーンの子どもを観察することの大切さと、親自身が変わることの重要性をお伝えします。
 
 

1.子どもが不登校になってわかった「お母さんが変わる必要がある」ということ

 
 
お子さんが不登校になると、「どうしたらいいのかわからない」と悩むお母さんも多いと思います。
 
 
その中で、「もしかして発達障害かも?」という疑念が頭をよぎることもあるでしょう。
 
 
でも、毎日の生活に追われていると、子どもの行動をじっくり観察する余裕なんてありませんよね?
 
 
私自身も子どもの困りごとに気づけず、苦しい日々を過ごしました。
 
 
そして、その日々が家族全体の負担となり、娘だけでなく私自身も追い詰められてしまったのです。
 
 
今回は、私が気づいた「お母さんが変わること」の重要性についてお話しします。
 
 
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2.小1で不登校になった娘を家族みんなで追い詰めてしまった日々

 
 
我が家には9歳の注意欠如多動症(ADHD)の娘と、6歳の自閉スペクトラム症(ASD)グレーゾーンの息子がいます。
 
 
娘が不登校になり始めたのは6歳、小学校1年生の時でした。
 
 
その頃から、次のような困りごとが増え始めました。
 
・部屋の片付けが全くできない
・何かに集中すると、周りの声が聞こえない
・姿勢が悪く、ソファで寝そべってYouTubeざんまい
 
 
当時の私は「ADHD」という特性も知らず、「娘が怠けているだけだ」と思い込んでいました。
 
 
そして、娘に対する私の声かけはこんなものでした。
 
「いい加減、YouTubeやめなさい!」
「また姿勢が悪い!ちゃんと座りなさい!」
「ご飯だって言ってるのに、どうして来ないの?」
 
 
その言葉を聞いていた3歳の弟も、私と同じように娘を注意し始めました。
 
「またYouTube見てる!」
「ご飯だよって言われたらすぐにやめなさい!」
「また片付けしてない!」
 
 
私も主人も弟までも家族みんなで、娘に対して「注意する」「責める」ことばかりが増えていったのです。
 
 
そして、娘は次第に自信を失い、母子分離不安に陥りました。
 
 
「お腹が痛い」「吐き気がする」と体調を崩し、最終的にはこう言うようになったのです。
 
 
「私なんて、生まれてこなければよかったんでしょ?」
 
 
この言葉を聞いた時、私は何かが根本的に間違っていると気づきました。
 
 
登校しぶり
 
 

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3.特性に気づけなかった理由と後悔

 
 
なぜ、こんなに娘を追い詰めてしまったのか。
 
 
振り返ってみると、次の3つが大きな原因だったと思います。
 
 
① 発達に問題がないと思っていたから
 
娘は言葉の発達が早く、1歳半には歌を歌うほどでした。
 
 
絵や字を書くのも上手で、大きな困りごともありませんでした。
 
 
しかし、主人の転勤により、幼稚園の時には3回もの転園を経験し、私は日々の生活でいっぱいいっぱいで、子どもをじっくり観察する余裕がなかったのです。
 
 
② 困りごとを性格のせいだと思っていたから
 
「うちの子に限って、発達障害なんて」という思いがどこかにありました。
 
 
そのため、片付けられないことや姿勢の悪さを「性格の問題」と決めつけ、「娘が悪い」と責めてしまっていたことが気づくのが遅かった原因でした。
 
 
③不登校だけを解決しようとしていた
 
不登校になった時、病院に行くと「もう少し様子を見ましょうか」「専門機関に相談してください」と言われました。
 
 
そして、不登校支援の団体にも相談し、ペアレントトレーニングを受け、月3万円を半年間かけて頑張りました。
 
 
しかし、どれも娘の特性には気づかず、表面的な「不登校」という困りごとだけを解決しようとしていただけでした。
 
 
そのため、登校しぶり、不登校、母子登校を繰り返して、一時的に不登校は解消されても、家での困りごとが解決しませんでした
 
 
悩み
 
 

4.「お母さんが変わらないと、子どもも変わらない」

 
 
小3の夏に娘の体調が悪化し、1日中痛み止めを飲むほど辛い日々が続いた頃、一番下の3歳の息子がASDと診断されました。
 
 
その診断をきっかけに発達障害について調べるうちに、「もしかして娘も発達障害グレーゾーンかもしれない」と気づくようになったのです。
 
 
そして、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会いました。
 
 
そこで初めて、「娘を変えようとする前に、私自身が変わらないといけない」ということに気づきました。
 
 
私は発コミュを本気で学び始めました。
 
 
今までのように「注意する」接し方をやめ、「共感」と「肯定」を意識した声かけを心がけました。
 
 
例えば
「すごい集中力だね!じゃこのYouTubeが終わったらご飯にしよう」
「お!今の姿勢いいね!その方が目にいいね!」
「え?一人で起きてきたの?素敵〜」
 
 
肯定と共感を増やし、否定を減らす発コミュ対応を続けました。
 
 
すると娘の体調も徐々に良くなり、3ヶ月後には少しずつ学校に行けるようになったんです。
 
 
ハート
 
 

5.不登校の子を持つお母さんたちへ伝えたいこと

 
 
私が経験したように、不登校の原因や子どもの困りごとに気づくには、まずお母さん自身に余裕が必要です。
 
 
余裕を持つためには、自分を責めず、心にゆとりを持つ工夫が大切です。
 
 
そして、何より大事なのは、「お母さん自身が変わること」
 
 
お母さんが変われば、お子さんも少しずつ変わります。
 
 
そしてどんどん、困りごとが少なくなっていくでしょう。
 
 
今、この文章を読んでいるあなたにも、きっとできるはずです。
一緒に頑張っていきましょう。
 
 
親子
 
 
 
 
 
執筆者:豊泉 えま
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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