ゲーム大好きな子どもが自分の意思で終われるようになるとっておきのひと言

ゲーム,子ども
テレビゲームやボードゲームに夢中になるお子さんはいませんか?我が家でも勝っても負けても「もう一回」とエンドレス状態になり困っていました。本記事ではゲーム好きな子どもがパッと終われるようになるとっておきの言葉をお伝えしたいと思います。
 
 

1.子どもがゲームをなかなかやめられずに困っていませんか?

 
 
休日やちょっと手の空いているときに子どもとゲームをして楽しむご家庭もあるかと思います。
 
 
そんな時、勝っても負けても「もう一回」と言ってゲームが延々と続きなかなか終われないという経験はありませんか?
 
 
今日は子どもが大好きなゲームを自分の意思で終わりにして、切り替え上手になる方法を私の経験談とともにお伝えしていきたいと思います。
 
 
 
 
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2.「もう一回やりたい」とエンドレス状態でした

 
 
私の息子はとっても負けず嫌いです。
 
 
テレビゲームでもボードゲームでも球技でも「とにかく勝ちたい」
 
 
アニメを見ていて、好きなキャラクターがバトルで負けてしまった時も、泣いて怒るほど「負け」に対しての嫌悪感がすごく、私に殴りかかってきたりしてストレスをぶつけていました。
 
 
そこで発達科学コミュニケーションで学んだ「とにかく勝たせる」を実践したところ、「勝ち」へのこだわりが和らぎ、次第に負けを受け入れられるようになってきました。
 
 
ところが新たな問題として「終われないこと」が出てきました。
 
 
勝つと楽しいので「もう一回やりたい」。負けると悔しいから「もう一回」。
 
 
このように一度ゲームが始まるとエンドレスになってしまい、息子が納得するまでやり続けることになりました。
 
 
子どもが「楽しい」と思えることはとってもいいことなのですが、2時間も3時間も一緒にやるのはこちらも疲れてしまいます。
 
 
また、息子と決めてあと「5回にしようか」と終わりを予告しても、いざ終わりになると「まだやりたいのに!」と当たり散らして切り替えができない息子に手を焼いていました。
 
 
 
 

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3.なぜゲームを終わりにできないのか

 
 
特にこだわりの強いASDグレーゾーンの子どもは、同じ行動パターンを好む傾向があります。
 
 
そのため、ある程度ゲームに慣れてくると展開も予想できて、勝っても負けてもそのゲーム自体が楽しいと思い過集中気味になり、いつまでも続けるということがあります。
 
 
脳は「楽しい」と思うときに働くので、ぐんぐん発達している証拠。
 
 
そのため、無理やりやめさせるのはおすすめできません。
 
 
ただ、テレビゲームは長時間するのも目が疲れてしまうし、
 
 
ボードゲームやカードゲームにしても親がずっと付き合ってイライラしてしまうのは、せっかくの楽しいものがネガティブなものとして記憶されてしまうので避けたいですね。
 
 
「楽しい」気持ちを残したまま終われたらどんなにいいでしょうか。
 
 
我が家で実践してゲームをパッと終われるようになった方法を次でお伝えします。
 
 
How
 
 

4.子どもがゲームを自分の意思で終われるようになったひと言

 
 
そもそもゲームに勝つと「楽しい」、負けると「悔しい」は誰もが思う気持ちだと思います。
 
 
我が家では、その感情がとっても豊かな子どもにインタビューをよくしていました。
 
 
お相撲が好きだったので、テレビで表彰式を見ながらそれを真似していたこともあります。
 
 
「優勝おめでとうごさいます」ー「ありがとうございます」
「今どんなお気持ちですか?」ー「うれしいです」
 
 
このように、おもちゃのマイク片手になりきって楽しくやっていました。
 
 
これを思い出し、ゲームに勝った時に子どもに質問してみました。
 
 
「今、どんな気持ち?」ー「うれしい」
「この気持ちってすごくいい気持ちだよね」ー「うん、気持ちいい!」
「今もしここで終わったら『気持ちいい』ままで最高じゃない?」ー「うん、気持ちいいから終わりにする!」
 
 
それからはこの「気持ちいい」が合言葉になり、勝つとすぐに終わりにできるようになりました。
 
 
子どもの中では「もう一回やりたい」という思いもあるかもしれませんが、その気持ちを抑えられるようになりとても切り替え上手になりました
 
 
ゲーム
 
 

5.切り替え上手になったその先にあった変化成長

 
 
家族でウノをやっていた時のことです。
 
 
子どもは2位上がりだったのですが「銀(2位)でも気持ちいい!」と終えることができました
 
 
また、1位で終わった時にもすぐに終わってしまうと「なんか1位なのに気持ちよくないね」と言うこともありました。
 
 
これは、ゲームの結果だけにこだわらず、その過程に意識がいくようになった証拠だと思います。
 
 
子どもから引き出した「気持ちいい」のたった一言ですが、切り替え上手になっただけでなく、子どもの勝負事への捉え方も変わってきて嬉しい変化が見られました
 
 
子どもがゲームをなかなかやめられないとお悩みのママはぜひ試してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
執筆者: 渡辺 さくら
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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