不登校になり、癇癪・暴言・暴力が増え、ママも子どもにも笑顔が消えた…先の見えない日々に疲れ切ったママが、発達科学コミュニケーションと出会い『子どもが安心して過ごせること』の大切さに気づき、親子に笑顔が戻った記録を紹介します。
1.不登校から癇癪がひどくなり、日常生活が崩れていった日々
不登校になってから息子は、着替えや食事、お風呂など今までできていた日常生活が送れなくなりました。
1番私を悩ませたのは、朝の着替えでした。
すぐに学校に行けるようにしなくちゃ!と考えていた私は、「着替えたくない」と言う息子にすごくイライラしていました。
当時の私は「1日中ずっとパジャマなんてありえない」と思っており、無理やりパジャマを脱がし、着替えさせていました。
そして息子は泣きながら癇癪を起こす。
朝からこんな状態で、1日中注意しては癇癪を起こす毎日でした。
私は泣くことしかできず、息子からは笑顔が消え、もうどうしていいかわからなかった…

2.発達科学コミュニケーションとの出会い
そんな時、発達科学コミュニケーションマスタートレーナーのいただきひまりさんのメルマガを見ました。
ひまりさんも同じように悩んでいたママで、「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」の考え方に出会って親子関係が変わったと知り、心が動きました。
これかもと思いながらも、不登校を改善する方向にするべきか悩み、両方の個別相談を受けました。
不登校改善の個別相談では「まずはデジタル機器を家族みんなやめてください」と言われました。
そんなことをしたら家族みんな耐えられないのではないか、でもそこまでしないと息子はいけない状況なのかと落ち込みました。
けれど、ひまりさんはまったく違いました。
「大変だったね〜辛いよね。わかるわかる」とまずは話を聞いてくれて、「とにかく肯定10:否定0で過ごしてみて」と言われました。
「それだけ?」とびっくりしました。
「ゲームもテレビも、やりたいだけやらせたらいいよ!子どもの心を壊してまでやらせなきゃいけないことなんてこの世に一つもないから」と教えてくれました。
この時、「発コミュ」を学びたいと強く思いました。

3.衝撃の言葉で変わった私の視点
1日ゲーム、YouTubeしかしない、歯磨きもしない、お風呂も入らない、着替えない…ないないづくしの息子に疲れてしまい、ひまりさんに相談しました。
その時
「ゲームもテレビもやりたいだけやらせたらいいのよ。YouTubeも立派な情報源だし、お風呂も歯磨きもしたくなきゃしなくてもいいじゃない。元気でいればそれだけでいいのよ。」
「子どもの心を壊してまでやらせなきゃいけないことなんてこの世に一つもないから」
と言ってもらいました。
衝撃でした。
この言葉が私の考えを大きく変え、心がすーっと軽くなりました。
今までは「着替えさせなきゃ」「お風呂に入れなきゃ」と必死になって、『できていないこと』ばかりに目を向けていました。
でも本当に必要だったのは、『子どもが安心して過ごせること』だったと気づいたんです。
「子どもの心を壊していたのは私だったんだ。これからはまず息子の心の安心を取り戻そう」と決めました。

4.肯定と3Sで変わりはじめた親子関係と安心感
私が最初に意識したのは、肯定と3Sでした。
3Sとは「Smile(笑顔)・Sweet(優しい声色)・Slow(ゆっくりと話す)」の3つのSのことです。
笑顔で優しいトーンで子どもが理解しているか確認しながらゆっくりと話す——
この基本を意識するだけでも息子の表情が少しずつ柔らかくなっていきました。
遠くから声をかけるのではなく、息子の視界に入る距離で声をかけ、買い物に行くときは「行ってくるね」と声をかけながら、毎回グータッチをしました。
「いってらっしゃい」とは言ってくれないけど、グータッチだけはしてくれました。
発コミュで学んだ「肯定の10のテクニック」の中には、スキンシップや興味・関心を示すといった関わり方があります。
私は息子に合うものを試しながら、イライラしてそうな時は、スキンシップ(グータッチやハイタッチ)を増やしたり、息子の好きなゲームやYouTubeに関心を向けるようにしました。
「それ面白そうだね」「そのゲーム、どうやって進めるの?」と話しかけるうちに、少しずつ会話できることが増えてきました。
私自身も今までは「苦手なところを無くさなきゃ」と思っていましたが、「得意を伸ばしながら発達させていこう」という考えに変わりました。
息子はゲームや体を動かすことが好きなので、まずはその「好き」を活かして、楽しく発達させていこうと考えました。
このような接し方を続けていくと、日中に外出を怖がる息子が、学校の門をタッチできたり、買い物にいったり、自分で考えながら行動することができました。
「やらせる」ではなく「『好き』をきっかけに安心の中で動けるようにする」 その視点に立ってから、息子との関係がどんどん変わっていきました。

5.同じ悩みを抱えて苦しんでいるママへ
毎日悩んで苦しんでいるママたちに、「子どもの心を壊してまでやらせなきゃいけないことなんてこの世に一つもない」と伝えたい。
私が発コミュのあたたかさに出会い、救われたように、1人でも多くのママを救えるようになりたいです。
今まさに悩んでる親子に笑顔を届けられるように、これからも学び、広めて行きたいと思います。






