子どもの“わがまま”に悩み、つい自分を責めてしまうことはありませんか?行動の見え方が少し変わったことで、親子の関係が楽になっていった実体験をご紹介します。これからの子育てが、少しでも楽しい日々になりますように。
1.わがままな子どもに悩むママへ
・子どもが“わがまま”に見えて、つらい
・どう接したらいいか分からず、不安になる
・周りの子と比べてしまい、落ち込む
・「私の育て方が悪いのかな…」と自分を責めてしまう
そんなふうに感じたことはありませんか?
本当は笑顔でいたいのに、不安や心配、怒りが積み重なって、子どもの前でうまく笑えなくなってしまうこともありますよね。
この記事では、私自身の経験をもとに、 「ちょっとわがままかも?」と思っていた子どもの見方を変えたことで起きた変化をお伝えします。
かつての私と同じように悩んでいるお母さんの心が、少しでも軽くなりますように。

2.笑えなくなってしまった私の子育て
✅公園からなかなか帰れない
✅負けるとすぐ怒る
✅片付けの位置が少し違うだけでパニック
✅「行く」と言っていたのに急に「行かない」
✅外では抱っこばかり
✅スーパーでは走り回る
✅ひとりで食べられるのに「食べさせて」と甘える
これらはすべて、かつての息子の姿です。
4~5歳の頃、私は毎日のようにため息をついていました。
周りを見渡せば、
素直に帰る子。
お母さんのそばを離れずに買い物をしている子。
息子より幼いのに、自分でごはんを食べている子。
そんな姿を目にするたび、心の中で思っていました。
「どうして、うちの子はこんなに大変なんだろう…」
「私の育て方、間違っているのかな…」
両親や先生から 「ちょっとわがままだね」 と言われるたびに胸が締めつけられ、子育てへの自信はどんどんなくなっていきました。
そんな中、子育てについて学ぶうちに、あることに気づいたのです。
“わがまま”だと思っていた行動は、実は【自己主張】だった。
そして、自己主張は成長に欠かせない大切なエネルギーだということ。
そう気づいた瞬間、心がふっと軽くなりました。
子どもの行動の見え方が変わり、子育てが少しずつ楽しくなっていったのです。

3.なぜ起きる?子どものわがままの本当の理由
そもそも、子どもはなぜ“わがまま”な行動をするのでしょうか。
困った行動を、少し視点を変えて見てみると、 その奥にある子どもの思いが見えてきます。
「短所は長所の裏返し」とも言いますよね。
たとえば 「ゲームに負けて泣いて怒る」
一見すると困った行動ですが、別の角度から見ると、
・自分の気持ちに正直
・思いを表現できる
・悔しさを次につなげられる
・がんばり屋
こんな素敵な一面が隠れています。
これらの気持ちを思いきり表現できるのは、実はとても大切なこと。
「分かってほしい」「気づいてほしい」「認めてほしい」
そんな思いが行動となって表れているのです。
しかし大人は、
・言うことを聞かない
・好き放題しているように見える
・周りからどう思われるか不安
・将来、社会で困らないか心配
そんな気持ちが重なり、つい
「危ないよ」
「やめて」
「早くして」
と行動を止めてしまいがちになります。
私も気づけば、制限する言葉ばかりをかけていました。
すると息子は「ママ、怒ってる?」が口癖になり、 笑顔が減り、登園しぶりまで出てきてしまったのです。
子どもは、
大好きなお母さんに受け入れてほしい。
注目してほしい。
認めてほしい。
その気持ちが満たされないと、 “わがままな行動”として外にあふれ出ることがあります。
でも裏を返せば、 その「分かってほしい」のサインを受け取れたとき、 子どもはもっと楽に、自分を表現できるようになります。
その第一歩を、次にお伝えします。

4.今日からできる!親子の関係がラクになる関わり方
最初にやってほしいことは、たったひとつ。
子どもの話を、にこにこしながら最後まで聴ききること。
「今日のごはん何?」
「ハンバーグだよ」
そんな短い会話でも、ママの笑顔はしっかり子どもの心に届きます。
「この家では、何を言っても大丈夫」 そう感じられると、子どもは安心して気持ちを話せるようになります。
ときには
「学校なんてなくなればいいのに!」
「あいつ、むかつく!」
そんな強い言葉が出てくることもあるかもしれません。
でもそれは、 信頼しているお母さんだからこそ言える言葉。
そこで 「そんなこと言っちゃダメ!」 と遮られてしまうと、子どもは気持ちを吐き出す場所を失ってしまいます。
子どもは本当は分かっています。
何が良くて、何がいけないのか。
だからこそ、
「そっか」
「そう思ったんだね」
と、否定も肯定もせず、最後まで聴いてあげてください。
お母さん自身が 「そんなこと言ってほしくないな」 「こうすればいいのに」 と感じるのは、とても自然なことです。
ただ、今は子どもに向けず、 そっと心の中に置いておきましょう。
毎日じゃなくていい。
できる日だけでいい。
その“ちょっと”の積み重ねが、親子の関係を変えていきます。

5.わがままに振り回されなくなって感じた、我が子の変化
以前の息子は、話がうまく伝わらないとすぐ怒ってしまう子でした。
「どういうこと?」と聞き返すと、 「もういい!」と拗ねてしまうことも。
でも「聴ききる」を続けていくと、
「これはおうちの中でだけ言ってるんだよ」
「今日ね、ちょっとイヤだったけど、本当はこう思ってた」
そんなふうに、本音を話してくれるようになりました。
それと同時に、 わがままに見えていた行動が、驚くほど減っていきました。
気持ちを言葉にできるようになった分、 行動で訴える必要がなくなったのだと思います。
今の私は、 息子の気持ちが前よりずっと分かるようになり、 子育てそのものを楽しめるようになりました。
たまらなく愛おしい存在だと胸を張って言えます。
そして何より、
「過去がどうであっても、親子は“今”から変われる」
そう実感しています。
これからの親子の時間が、 もっと軽やかで、もっとあたたかいものになりますように。

執筆者:渡辺 さくら
発達科学コミュニケーション アンバサダー




