行きしぶりが続くと、毎朝の支度がとにかく大変になりますよね。「今日はどうかな…」とドキドキしながら起こす朝。この記事では、私の体験をもとに行きしぶりで悩むママの心が少しでも軽くなるような「寝る前の時間」に焦点を当てた話を紹介します。
1.毎朝の行きしぶり対応…に疲れていませんか?
行きしぶりは、子どもの不安や負担が表に出るサイン。
そして、親が一番大変なのは 朝の支度の時間と重なることです。
・時間がない
・他の兄弟の支度もある
・仕事に間に合わない
・気持ちに余裕がない
その中で子どもに「行きたくない」と泣かれたり固まられたりすると、ママの気力は一気に削られます。
「今日はどう声をかければ動いてくれる?」
「昨日うまくいった方法を試してみよう」
そんな風に毎朝、戦略を練りながら向き合おうと考えますよね。
けど、どれだけ工夫しても改善しない日々。
正直、「もう限界…」と感じることもありました。

2.行きしぶりの時、私は“朝の対応”ばかり考えていました
当時の私は、まさに“朝の声かけ迷子”。
ネットで検索し、勧められている情報を読み、いろいろ試しました。
・急かさず待つ
・楽しい予定を話す
・一緒にカウントダウンして動く
・選択肢を提示する
・共感の言葉を入れる
やってみても上手く行く日もあれば、次の日には振り出しに戻ることも多く「朝の対応をもっと良くしなきゃ」と思い込み、どんどん苦しくなっていきました。
ですが、発達科学コミュニケーションで学ぶ中で「朝の行きしぶりの対応は前日の夜が大事」ということを知り、考え方がガラッと変わったのです。

3.実は行きしぶり改善は「寝る前の時間」が大事だった
子どもの脳と心の特性を知ると、朝に表れる行きしぶりは 不安のコップがすでにいっぱいになっている状態だとわかりました。
そして、この“コップの中身”は、実は前日の夜にどれだけ安心して1日を終えられたか、リセットできたかで大きく変わるのです。
なぜ寝る前が大事なのか?
♦理由は3つあります。
①寝る前は1日の感情を整理する時間だから
大人でも、嫌なことがあった日は寝る前に頭の中に残りますよね。
子どもはその整理がうまくできないため、“明日の不安”に変わりやすいのです。
②夜に安心感をもらうと脳が「翌日も大丈夫」と感じるから
寝る直前の安心体験は、翌朝の行動に直結します。
「ママに分かってもらえた」
「受けとめてもらえた」
という記憶が、そのまま翌日のエネルギーになります。
③朝は不安が最大化する時間帯だから
特に不安が強い子どもは起きた瞬間から“今日うまく過ごせるかな?”という不安が出やすいく、
夜に安心が足りないと、その不安がそのまま行きしぶりとして表れるのです。
つまり、朝の声かけではなく、夜の安心を増やすことが改善の近道だったのです。

4.親子で“1日のリセット”をしよう
行きしぶりがひどかった時期、私は寝る前にたった数分、親子で“1日のリセット時間”を作るようにしました。
やったことはすごくシンプルです。
◆寝る前のおすすめ習慣
①今日の出来事(良かったっこと)を3つだけ話す
話せない時は、ママが軽く質問。
「今日、おいしい給食あった?」くらいの簡単な質問でOK。
最初3つ難しいときは、1つでも大丈夫です。
続けていくうちに少しずつ話せるようになってきます。
②ママが「今日も1日終わったね」を伝える
子どもの脳は、寝る前の肯定的な言葉を強く記憶します。
この言葉で、脳がリセットされ安心して深い眠りにつくことができます。
③スキンシップを入れる
ハグをする、手を握る、背中をトントンするだけでも安心感が大きくアップ。
この“1日のリセット習慣”、5〜10分でできますが子どもにとっては安心を満タンにする時間になります。

5.寝る前の習慣を続けて、行きしぶりがなくなった息子
この夜の時間を続けていくと、息子の様子に少しずつ変化が出てきました。
・朝の「行きたくない」が減った
・固まる時間が短くなった
・「今日はできる気がする」と自分から言える日が出てきた
・表情に余裕が出てきた
行きしぶりは一気に消えるものではありません。
しかし、“夜の安心時間”が積み重なることで、子どもの心は少しずつ落ち着きを取り戻し、朝のエネルギーにもつながっていきます。
そして、気づけばあれほど大変だった行きしぶりが自然となくなっていたのです。
夜こそ、子どもの心を満たせる時間。
忙しい日でも5分あればできます。
もし今、朝の行きしぶりで心が折れそうになっているなら、ぜひ今日の夜から“1日のリセット”を試してみてください。
ママの負担も、子どもの不安も、少しずつ軽くなっていきますように。

執筆者:たるみ あや
発達科学コミュニケーション アンバサダー




