不登校のわが子に「無理に行かせない」と決めたら起きた、思いがけない小さな変化

不登校のわが子に「無理に行かせない」と決めたら起きた、思いがけない小さな変化
不登校の子を無理に行かせようとしたことはありませんか?「行けばなんとかなる」という思いを手放したとき、息子に変化がありました。教室には入れなくても自ら先生に挨拶できた理由。親がハードルを下げることで見えてきた、わが子の小さな変化の話です。
 
 

1.不登校の息子を前に「もう学校は無理かも」と思っていた私

 
 
子どもが不登校になってしまった…。
 
 
そんな「うちの子、このまま学校に戻れないのかな…」と不安でいっぱいになってる方も多いのではないでしょうか。
 
 
うちの息子は、小学2年生の夏休み明けから学校に行けなくなりました
 
 
今は週3回ほどフリースクールに通っていますが、そこではゲームをして過ごします。
 
 
正直、私は心のどこかで、「あぁ…もう学校は無理なのかも」と思っていました。
 
 
でも、完全に学校とのつながりを切るのは怖くて、2週間に1回ほどプリントを受け取りに学校に出向いていました。
 
 
そして私が小学校に出向く時は、いつも息子に聞いていました。
 
 
「今日ママ学校寄るけど、一緒に行く?」
 
 
たいていは「行かない!絶対行かない!」と返ってくるのが定番で、私は「そっか、わかったよ」とだけ返すようにしていました。
 
 
手で×をして怒っている男の子
 
 

2.無理に押した私の失敗と不登校が深まっていった現実

 
 
息子が不登校になり始めたころの私は、「行けばなんとかなる」って本気で思っていました
 
 
だから、無理に連れて行こうとしたり、「保健室に顔だけ出そう」と言って連れて行き、そのままお昼までいさせたり。
 
 
とにかく「行かせればなんとかなる」と思い込んでいたんです。
 
 
でもそれが、息子を余計に追い込んでしまい、結果的に本当に学校に行けなくなってしまいました
 
 
その現実を目の前にして、私は心の底から後悔しました。
 
 
だからその日から、「もう無理に行かせるのは絶対にやめよう」そう決めました。
 
 
座って泣いている子供
 
 

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3.「無理に行かせない」と決めたら起きた、思いがけない小さな変化

 
 
ある日、フリースペースに行く前に、ダメもとで息子に聞きました。
 
 
「今日さ、帰り学校寄るんだけど…一緒に行く?」
 
そしたら即答、「行かない。絶対行かない。」
 
「あ〜…やっぱりか」と思っていました。
 
 
でも私は、その時も「そっか、わかった」とだけ言いました。
 
 
もう無理に押すのはやめようと思っていたので。
 
 
しかし、フリースクールの帰り道、車で家に向かってたら、息子が急に言いました。
 
 
「車でマイクラ(ゲーム)がしたい。」
 
「いいよ。でもこのあとママ学校行かなきゃなんだけど。」と答えると、
 
「車から出ないけど…マイクラできるなら一緒に行く
 
えっ…行く…の?
 
あんなに嫌がってた学校に…?
 
 
びっくりしすぎて、一瞬固まりました。
 
 
でもそのとき思ったんです。
 
 
「あぁ…、学校に行けないんじゃなくて、行ける形なら行けるのかもしれない」っと。
 
 
人形が気づきと話している様子
 
 

4.学校には行けないけど…車の中から見せた笑顔

 
 
私は急いで担任の先生に電話をし、学校の駐車場まで来てもらうように頼みました。
 
 
そして息子は車の中という「安心できる場所」から先生にほんの少しだけ笑顔を向けられました。
 
 
さらに、約半年ぶりに「先生、さようなら」と手を振ることもできました
 
 
たったこれだけのことですが、私にはすごく大きなできごとでした。
 
 
そして、あとで気づいたんです。
 
 
息子がこれをできたのは、特別なことをしたからではなくて、 私たちが続けてきた「ちょっとずつの積み重ね」があったからだということを。
 
 
行きたくないなら行かなくていいって言い続けたこと
・「車から出なくていいよ」など、行動のハードルを下げたこと
「自分で決めていいよ」のスタンスを守ってきたこと
細くでも学校とのつながりを残してたこと
 
 
この積み重ねがあったから、息子は自分のペースで「このくらいなら行ってみようかな」と思えたんだと思います。
 
 
ステップの積み木
 
 

5.不登校でも、少しずつ進んでいる

 
 
今、「もう戻れないのかな」「どう関わればいいかわからない」と悩んでるママがいたら、伝えたいです。
 
 
子どもって、止まってるように見えて、実は決して止まっていません。
 
 
見えないところでゆっくり準備しながら、自分のタイミングで、自分の形で、また世界に近づいていきます。
 
 
学校に行くことがゴールなのではなく、子どもが安心して、自分のペースで歩けること。
 
 
それを見守ってるだけでも、ちゃんと進んでるんだと思います。
 
 
私のこの小さなできごとが、今ちょっと苦しいママの心を、ほんの少しでもラクにできたら嬉しいです。
 
 
お母さんに抱っこされて嬉しそうな男の子
 
 

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執筆者:おちあい ひろ
発達科学コミュニケーション トレーナー
 
 
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