不登校でひきこもりがちな不安が強い子どもに、どう関わればいいのか悩んでいませんか?脳の不安が強い子どもが外出できるようになった、わが家で実践した3つのステップを紹介します。
1.不登校でひきこもりがちな子どもにどう関わればいい?
不登校でひきこもりがちな子どもに、「このままでだいじょうぶかなぁ?」と心配を抱くことはありませんか?
不安が強い子どもは、外出を嫌がるだけではなく、もともと一人でお留守番ができない子や、できなくなってしまう子もいます。
そうなると、ママも外出が難しくなります。
きょうだいがいるご家庭では、きょうだいがママと一緒に出かけられず、我慢させてしまうこともあるかもしれません。
ひきこもりがちになると活動量も減るため、できることなら、少しでも外に出ることを嫌がらないようになってくれるといいですよね。
実は、ひきこもりがちになる原因の一つに、不安が強くなり動けなくなっている状態があります。
そのため、まずは子どもの不安を解消してあげることが大切です。
この記事では、わが家で試して効果があった、息子が外出できるようになるまでの3つのステップの対応を紹介します。
読み終えるころには、不登校でひきこもりがちな不安が強い子どもへの関わり方のヒントが見つかるはずです。

2.不安が強くなり、ひきこもりがちになっていった息子
息子は、不登校になる前から外出があまり好きではありませんでした。
不登校になってからはさらに外出を嫌がるようになり、ひきこもりがちになりました。
私が「公園行って、好きな遊びしようよ!」「コンビニにお菓子買いに行かない?」 など、息子が喜びそうなことを提案しましたが、
「めんどくさい…ママ買ってきて。公園行きたくない」
と答えることが多く、ソファでゴロゴロと携帯でYouTubeを見る時間が長くなっていきました。
その上、お留守番することも嫌がるようになり、私も外出が制限されてしまいました。
このままではいけないと思い、発達科学コミュニケーションで学んだことをヒントに、3つの関わり方を試してみることにしました。
まず、不安が強くなる理由についてお伝えします。

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3.不安が強い子どもがひきこもりがちになるのはなぜ?
♦脳にストレスが溜まっているから
不登校になる前から、学校でネガティブな記憶やストレスを溜め込み、脳に過剰なストレスが溜まっている状態です。
急に不登校になったわけではなく、少しずつ脳や身体に不安やストレスがたまっていき、
「もう無理だ。学校には行けない。」
と感じ、不登校へとつながっていきます。
不登校になると、
「外で友達に会いたくないな…」
「やる気が出なくて動きたくない、めんどくさい」
と感じ、だんだんとひきこもりがちになっていくと考えられます。
また、不安が強い子どもは、もともと感覚が過敏な子も多く、寒さや暑さなどの刺激を過剰に受け取ってしまうことがあります。
さらに、音などの刺激が多い外に出ると、どっと疲れてしまう子もいます。
特に不安やストレスが強くなっている状態では、刺激に敏感になりやすいのです。
そして、不安が強い子どもはネガティブな記憶も残りやすく、以前外出したときに
「公園に行っても寒いし、つまらなかった」
「ショッピングモールに行っても人がたくさんいて疲れた」
などの経験から、「楽しくなかったな」「疲れたな」という記憶を思い出します。
すると脳がストップをかけ、
「安全な家にいたほうがいいや」
「着替えるのもめんどくさい」
と、外に出る行動を止めてしまうことがあります。
では、子どもの不安はなぜこんなに強くなるのでしょうか?
それは、性格のせいでも甘えでもありません。
子どもの脳が身を守るために反応している防衛反応です。
脳の「扁桃体」という不安を察知するセンサーが、「ビービー」と警告を出している状態です。
「外に出て嫌な思いをしたら嫌だな」
「行ってもつまらなかったら嫌だし」
と感じ、行動にストップをかけてしまうのです。
そのため、まずは荒れている脳を落ち着かせ、不安を解消してあげることが大切です。
次に、不登校でひきこもりがちな不安が強い子どもへの関わり方として、息子が外出できるようになった3つの関わりを紹介します。

4.不登校でひきこもりがちな子が外出できるようになった3つの関わり
①♦できていないことは言わず、できていることを伝える
ママが視点を変えて、できていないことには注目せず、できていることに注目するようにします。
例えば、
・一日中、寝転んでYouTubeを見てる
・服が脱ぎ捨てられてる
・おもちゃが散らばってる
など、注意したいことは何も言わずスルーします。
その代わりに、できてることに注目して声をかけます。
例えば、
「起きてきたね、おはよう!」
「ごはん食べたね!たくさん食べてくれてママ嬉しい!」
「自分で水をいれたんだね!」
など、できたことだけ伝えます。
否定を減らして肯定を増やすと、子どもに自信がつきます。
すると脳のストレスが解消されていき、行動量も増えていきます。
②♦家の中での活動量を増やす
脳のストレスが解消されて、行動量が増えてきたら、 子どもの好きなことで、家の中で体を動かすことをしていきます。
例えば、
・ゲームをしたり工作をしたりする
・料理をママと一緒にする
・風船バレーをして遊ぶ
など、子どもがやりたいと楽しんでできることです。
③♦外出したくなるような声がけで誘う
家の中で活動量が増えてきたなと感じたら、「それ楽しそうだな」と思わせるような声がけで外出に誘います。
息子はかくれんぼが好きで、家の中でもよくかくれんぼをしていました。
家の中だと隠れる場所も無くなり、つまらなくなってくるので、私は、「近くの公園にかくれんぼしにいかない?」 と誘ってみました。
息子は、最初は「うーん。めんどくさい。」と言うだけでした。
でもそこを否定せず共感してあげて、「そっか。そうなんだね。」と気持ちを受け止めてあげます。
その後は、それ楽しそう!と思わせるようなことを考え、提案してみます。
「〇〇公園、隠れるところたくさんあるから、楽しそうだよ!一緒にかくれんぼできたらママ嬉しいな~」ともう一度声をかけます。
「うーん、じゃあ行ってみようかな」と公園で遊べたことがありました。
大切なのは、「嫌だな~」という気持ちを否定せず受け止めることです。
そして、その子に合わせて「ちょっと楽しそうだな、それなら外に行ってみようかな」と思えるような声かけをいろいろと試してみることです。

5.ひきこもりがちだった息子が外出できるようになってきた
息子は、かくれんぼをきっかけに、かくれんぼが楽しめそうな公園を探して自転車で出かけることを楽しめるようになっていきました。
外出できたときは、
「今日はお天気が良くて気持ちいいね。」
「○○くんと公園で遊べてママ楽しかったな~」
と、外出先でのポジティブな体験を言葉にして伝え、成功体験の記憶を重ねていくことも大切です。
そうすることで、外出=楽しいという記憶が少しずつ積み重なっていきます。
また、外出ができるようになると同時に留守番もできるようになり、行きたくないと言うときは、私も一人で買い物に行けるようになって楽になりました。
わが家の体験が、ひきこもりがちな子どもの対応に悩む方の関わり方のヒントになれば嬉しいです。

執筆者:木村まい
発達科学コミュニケーション アンバサダー





