子どもに思いやりがないのはなぜ?優しい子に育つ親の関わり方と共感力の育て方

子どもに思いやりがないのはなぜ?優しい子に育つ親の関わり方と共感力の育て方
子どもに思いやりがないように見えて不安な親御さんへ。思いやりは性格ではなく、発達の中で育つ力です。本記事では、思いやりの意味や発達の考え方、家庭でできる具体的な声かけや習慣、逆効果になりやすいNG対応までわかりやすく解説します。
 
 

1.子どもに思いやりがないのでは…と不安になる親へ

 
 
「うちの子、思いやりがないのかもしれない」
 
 
きょうだいに意地悪をする友達にきつい言い方をするおもちゃを貸せない
 
 
そんな姿を見ると、親として心配になりますよね
 
 
将来、人間関係で困らないだろうか、もしかして自分の育て方が悪いのではないか、と不安になる方も多いでしょう。
 
 
しかし、先に知っておいてほしいのは、思いやりは生まれつきの性格だけで決まるものではないということです。
 
 
思いやりは、子どもの発達や周囲との関わりの中で少しずつ育っていく力です。
 
 
この記事では、子どもの思いやりが育つ仕組みと、家庭でできる具体的な関わり方について解説します。
 
 
買い物をしている女の子
 
 

2.思いやりとは?子どもにとっての意味

 
 
思いやりとは、相手の気持ちや立場を想像し、それに配慮して行動することを指します。
 
 
その土台になるのが「共感力」です。
 
 
共感力とは、自分以外の人の感情を理解しようとする力です。
 
 
たとえば、友達が悲しそうにしているときに「どうしたの?」と声をかけたり、一緒に遊びに誘ったりする行動がそれにあたります。
 
 
ただし、この力はすぐに身につくものではありません。
 
 
子どもは成長の過程で次のような段階を経験します。
 
 
・自分の気持ちを理解する(2〜3歳頃)
 
「うれしい」「いやだ」など、自分の感情を少しずつ言葉で表現できるようになります。
 
 
まだ感情のコントロールは難しく、泣いたり怒ったりすることも多い時期です。
 
 
・自分と相手は違う存在だと知る(3〜4歳頃)
 
少しずつ「自分」と「相手」の違いを理解し始めます。
 
 
ただし、この時期はまだ「自分がこう感じるから相手も同じ」と考えやすい段階です。
 
 
・相手の気持ちを想像する(4〜6歳頃)
 
言葉や想像力が発達し、友達の気持ちを考える力が育ってきます。
 
 
友達が悲しそうにしていると気づいたり、「どうしたの?」と声をかける姿も見られるようになります。
 
 
・行動を選ぶ(小学校低学年〜)
 
相手の気持ちを理解したうえで、「どうしたらいいか」を考えて行動できるようになります。
 
 
思いやりのある行動が少しずつ安定していく時期です。
 
 
こうした力が重なり合うことで、思いやりのある行動が生まれます。
 
 
綿毛をもって笑顔の男の子
 
 

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3.子どもが自己中心的に見える理由

 
 
幼児期の子どもは、自分を中心に世界を見ていることが多いです。
 
 
これは発達の特徴であり、珍しいことではありません。
 
 
たとえば、
 
・自分のやりたい遊びを優先する
・相手の気持ちを想像できない
・思い通りにならないと怒る
 
 
こうした行動は、「思いやりがない」わけではなく、まだ相手視点を想像する力が十分に育っていないだけです。
 
 
一般的に、相手の立場を考える力は小学校に入る頃から徐々に発達していくと言われています。
 
 
幼児期はその準備段階ともいえる時期です。
 
 
スモールステップと書かれたノート
 
 

4.思いやりの土台になる「共感力」と「メタ認知」

 
 
思いやりを育てるうえで重要なのが「共感力」「メタ認知」です。
 
 
共感力は、相手の気持ちを感じ取る力です。
 
 
一方、メタ認知は、自分の気持ちや行動を客観的に見つめる力を指します。
 
 
たとえば、悔しくて怒っているときに「今、自分は怒っている」と気づけることがメタ認知です。
 
 
この力があると、
 
1.自分の感情に気づく
2.気持ちを整理する
3.相手の気持ちを想像する
 
という流れが生まれます。
 
 
つまり、自分の感情を理解することが、相手を思いやる第一歩になります。
 
 
気づきと人形
 
 

5.家庭でできる思いやりを育てる関わり方

 
 

子どもの気持ちに共感する

 
子どもが怒ったり泣いたりしたとき、すぐに注意するのではなく、まず気持ちを受け止めます
 
 
「悔しかったね」
「悲しかったんだね」
 
 
このように言葉にして返すことで、子どもは自分の感情を理解しやすくなります
 
 

感謝の言葉を伝える

 
子どもがお手伝いをしてくれたときには、
 
「ありがとう」
「助かったよ」
 
と伝えましょう。
 
 
自分の行動が誰かの役に立ったと感じることで、思いやりのある行動が増えていきます。
 
 

絵本や物語を活用する

 
絵本を読みながら、
 
「この子はどんな気持ちかな?」
「自分だったらどうする?」
 
と問いかけてみましょう。
 
 
物語を通して、相手の気持ちを想像する練習ができます。
 
 

気持ちを言葉にする習慣をつくる

 
「うれしい」「悔しい」「悲しい」など、感情に名前をつけることも大切です。
 
 
親が言葉にして伝えることで、子どもは感情を理解しやすくなります。
 
 

親が手本になる

 
子どもは大人の行動をよく見ています。
 
 
人に親切にしたり、ありがとうを言ったりする姿は、そのまま子どもの学びになります
 
 
ママが子どもと遊んでいる様子
 
 

6.逆効果になりやすい関わり方

 
 
思いやりを育てたいときほど、次のような関わり方は注意が必要です。
 
 
まず、「優しくしなさい」と強く言いすぎることです。
 
 
命令されると、子どもは本当の意味で相手の気持ちを考えることができません。
 
 
また、「そんなことで泣かないの」と感情を否定する言葉も避けたいところです。
 
 
感情を否定されると、自分の気持ちを理解する力が育ちにくくなります。
 
 
バツのサインを出す女の子
 
 

7.思いやりは日常の関わりの中で育つ

 
 
思いやりは、一度教えればすぐ身につくものではありません。
 
 
家庭での会話や経験の中で、少しずつ育っていきます。
 
 
子どもが優しい行動をしたときはしっかり認め、できないときも責めすぎず、気持ちを理解することから始めてみましょう。
 
 
思いやりのある子どもは、最初から特別に優しい性格だったわけではありません。
 
 
共感され、認められる経験を重ねる中で育っていくのです。
 
 
焦らず、日々の関わりを大切にしていきましょう。
 
 
お母さんに抱っこされて嬉しそうな男の子
 
 

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