不登校は終わりではなく、始まりだった‐学校に行けなくなって気づいた我が子の成長の記録

不登校は終わりではなく、始まりだった‐学校に行けなくなって気づいた我が子の成長の記録
「不登校=終わり」という考え方が手放せなかった私が新しい考え方と出会い、今では「不登校は始まりだった」と思えるようになりました。私たち親子を変えた考え方と、不登校になってからの息子の成長の記録です。
 
 

1.子どもが学校へ行けなくなったとき

 
 
子どもが突然、学校へ行けなくなった時、戸惑いや不安で胸がいっぱいになるママは少なくありません。
 
 
不登校を受け入れてあげたい気持ちと、どうしても受け入れられない気持ちの間で、何度も揺れ動いてしまうこともあるかもしれません。
 
 
その悩みが積み重なり、ママの心や体が壊れてしまうこともあります。
 
 
私も当事者のため、不登校のお子さんを持つママの気持ちが痛いほどよくわかります。
 
 
でもわが家の場合、不登校は「止まってしまった時間」ではなく、「新しい成長が始まる時間」でした。
 
 
この記事では、不登校のお子さんを持つママの心を軽くするヒントをお伝えします。
 
 
落ち込む女性
 
 

2.手放せなかった「不登校=終わり」という考え

 
 
私の息子は小学4年生の時、学校へ行けなくなってしまいました。
 
 
それをきっかけに、息子は自閉スペクトラム症(ASD)の特性をもっていることがわかりました。
 
 
同時に、これまで私がしてきた関わりの中に、ASDの特性には合わないものが多かったことにも気づかされたのです。
 
できていないところを注意してできるようにさせようとする
人と比較する
行動の切り替えが遅い子どもを急かす
 
など、私がしていた接し方はASDキッズを苦しめるものでした。
 
 
「これからは、息子に合った接し方をしよう」
 
そう心に決めました。
 
 
けれど、思うようにはいきませんでした。
 
 
頭では理解していても気持ちが追いつかず、うまく関われない日々が続きました。
 
 
「不登校=終わり」という考えを、私はまだ手放せずにいたのです。
 
 
その結果、知らず知らずのうちに、私自身の心と体も限界を迎えてしまいました。
 
 
体調を崩したことで、私は初めて立ち止まり「本当に大切なことは何だろう」と考えるようになったのです。
 
 
バツの札を持った女性
 
 

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3.「子どもの脳はおうちで育てられる」という新しい考え方との出会い

 
 
そんな時、私は「発達科学コミュニケーション(発コミュ)」と出会いました。
 
 
学びを続けていく中で、これまでの価値観が大きく変わるような気づきがありました。
 
 
それは「子どもの脳はおうちで育てられる」という考え方です。
 
 
それまでの私は、
 
・勉強は学校で学ぶもの
・発達に特性のある子どもを育てるときは、病院や専門家の力を借りなくてはいけない
 
そう思い込んでいました。
 
 
でも、発コミュの学びを通して、
 
発達の特性によって、感じ方や受け取り方に違いがあること
お母さんの関わり方次第で子どもの脳は育っていく
 
ということを知ったのです。
 
 
学校や病院などの専門機関しかできないと思っていた学習や発達のサポートが私自身にもできるかもしれない。
 
 
そう思えた瞬間、「学校へ行かせなければ」と頑なだった私の心が、ふっと軽くなりました。
 
 
古いものから新しいものへ
 
 

4.息子を変えた「肯定」と「好き」の力

 
 
こうして私は「学校に戻すこと」ではなく、「家で育てること」に目を向けるようになりました。
 
 
私がやったことは、次の2つです。
 
 

①子どもを肯定する

 
子どものできているところや、ありのままの姿を肯定すること
 
・起きたんだね
・たくさん食べてくれて嬉しいな
・楽しそうな動画見てるね
・〇〇してくれてありがとう
 
とにかく子どもがやっていること、できていることに目を向け、言葉にして伝えていきました。
 
 
できていないところは、あえて見て見ぬふり。
 
 
注意したくなる気持ちは、ぐっと心の中にしまいました。
 
 

②子どもの「好き」を大切にする

 
子どもが「やってみたい」「行ってみたい」と言ったことを、できる範囲で叶えるようにしました。
 
 
・ゲームや動画は好きなだけ見てもOK
・好きな遊びを思いっきり一緒にする
・行きたいところは何度でも行く(公園・動物園・ショッピングセンターなど)
・カラオケやボウリングなどやったことのないことに挑戦する
 
 
肯定の関わりと、様々な「好き」の活動を一緒に重ねていく中で、息子の成長を感じる場面が少しずつ増えていきました。
 
 
・すぐ泣いていた息子が、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになった
・嫌なことがあっても、気持ちを切り替えることができるようになった
・大嫌いだったお出かけが好きになった
・不安を感じても落ち着くことができるようになった
 
これらは、私がずっと息子に対して困っていたことでした。
 
 
けれど、日々肯定されることで自信を育んでいった結果、困りごとは自然と減っていったのです。
 
 
また、好きなことを思いっきり楽しむ中で、息子は「学校以外にも楽しい世界がある」ということを知りました。
 
 
それに伴い、ネガティブだった気持ちも少しずつ前向きに変わっていきました。
 
 
どんどんできることが増える息子を見て、私は確信を持てるようになっていきました。
 
 
「学校や病院でなくても子どもの脳は育てられるというのは本当だったんだ」
 
 
私自身も「不登校=終わり」という考え方を手放せたことで、体調が回復し以前より穏やかに過ごせるようになりました。
 
 
キッチンで料理する親子
 
 

5.不登校は、育ち直すきっかけだった

 
 
息子は最近、苦手だった勉強にも、私の声かけ次第で取り組めるようになってきました。
 
 
これからは「どうしたら勉強させられるか」ではなく、「どうしたら楽しい気持ちで学びに向かえるか」を大切にしていきたいと思っています。
 
 
「子どもの脳は、おうちで育てられる」
 
 
それは本当でした。
 
 
もし、今まさに同じような悩みを持つママがいたら、ほんの少しだけ関わり方を変えてみてください。
 
 
きっと、今よりもママもお子さんも穏やかに過ごせる日が訪れるはずです。
 
 
不登校は、立ち止まる時間ではなく、親子で育ち直す時間だったのだと今は感じています。
 
 
笑顔の男の子
 
 

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執筆者: 三谷 のぞみ
発達科学コミュニケーション アンバサダー
 
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