ちょっと注意しただけですぐ泣く娘に戸惑う日々
「ちょっと言っただけなのに、なんでこんなに泣くの…?」
そう思ったことはありませんか?
我が家の4歳の娘も、事あるごとにすぐ泣く子でした。
兄と話している時に話しかけてきたので、「今はにいにとお話してるから待っててね」とお願いしただけ。
寝る時間を過ぎていたから「今日はもう寝るよ〜」と声をかけただけ。
それなのに、顔がみるみる曇って、ぽろぽろと涙がこぼれ始めるのです。
私の言い方が悪かったのかなと思うこともありましたが、毎日のようにすぐ泣くので、
「また泣いてる…」
「もしかして、うそ泣き?」
とモヤモヤしていました。
特に夏休みのように、家族と過ごす時間が増える時期は、こうしたちょっとしたやりとりが気になりますよね。
この記事では、そんなちょっと注意しただけですぐ泣く子の理由と、実際に我が家の娘が泣かなくなっていった対応法をお伝えします。
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すぐ泣く子は甘えてるわけじゃない!脳の仕組みだった
「すぐ泣く子」は、ただ甘えているわけでも、わがままなわけでもありません。
その涙には、ちゃんとした理由があります。
HSC(Highly Sensitive Child=ひといちばい敏感な子)という言葉がありますが、HSCの傾向がある子どもの脳は、危険なものから身を守るセンサーの役割をする扁桃体が過剰に働くことが分かっています。
ですので、ママのちょっとした表情や声色を鋭く察知し、「自分が責められている」とネガティブな感情を引き起こしやすいのです。
たとえ言葉では怒っていなくても、声色や表情から伝わってしまいます。
我が家の娘もHSCの傾向が強く、私の表情や声色にとても敏感です。
私が少しトーンを落として話すだけで
「ママ怒ってる?」
「ママは〇〇のことが嫌いなの?」
と不安そうに聞いてくることがありました。
私のちょっとしたイライラが伝わっていたのだと思います。
また、言葉で自分の気持ちを表現するのが、まだまだ難しい幼児期。
悔しい・怖い・分からないなどの感情をうまく伝えられず、「泣く」ことでSOSを出しているケースもあります。
大人は「すぐ泣く=感情的な反応」と、とらえてしまいますが、
実は「どうしたらいいかわからない」と立ち止まってしまっている状態なのです。
すぐ泣くのは自分を守ろうと脳が働いている証拠です。
「そんなことで泣かないの」は逆効果!
叱っても、泣くことは止められません。
では、どのように対応していけばよいのでしょうか?
次で、我が家の娘に効果のあった対応法をお伝えしますね。
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「3S」で接する
ネガティブな感情を引き起こさないためには「3S」で接することが大切です。
「3S」とはーー
● Smile:笑顔で
口角を上げて笑顔で話すこと。
子どもが下からママの顔を見ると、結構怖い顔に見えるんです。
自分が思っている以上にスマイルを心がけてくださいね。
自分がイライラしてるなと感じたら、鏡で笑顔のチェックをしてから、子どもに話しかけるようにしています。
● Slow:ゆっくりと
ゆっくりと間をとって話すこと。
どんどん話すと、子どもの脳の処理が追いつかず、焦りや不安を感じてしまいます。
私は普通に話しているつもりでしたが、娘に「そんなに早く言ったら分からない」と言われたことがありました。
大人と子どもでは感じているスピードも違うので、子どもに合ったスピード感で話すことが大切です。
● Sweet:優しい声で
声のトーンを上げて優しい声で話すこと。
どのトーンの声が子どもにとって心地よいのか、色々と試してみるのがおすすめです。
距離が離れていると大声になりやすいので、声も怖く感じるようです。
ですので、まずは近くに行ってから話しかけましょう。
気持ちを吐き出させる
泣き止んで落ち着いてきてから、「何が嫌だった?」などと聞いて、気持ちを吐き出させるようにします。
ここで大切なのは、子どもの返事を「待つ」ことです。
「〇〇だったから?」「〇〇が嫌だった?」などと、大人はすぐに答えを得ようとしがちです。
私もそうでしたが、そこはぐっと我慢して娘の様子を観察していると、
娘から、段々と答えが返ってくるようになりました。
「ママが怒ってると思った」
「にいにが〇〇と言ったのが嫌だった」
「他にはある?」と聞き、どんどん気持ちを吐き出すことで、クールダウンに繋がり落ち着いて行動できるようになるのです。
娘も最後には「もうない!」とスッキリした様子でご機嫌になることが多いです。
このような対応を続けていくことで、徐々に泣くことが減ってきました。
子どもと一緒にいることが増える夏休み、ぜひ「3S」と子どもの気持ちを吐き出させることを意識して過ごしてみてくださいね。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仲村まな